■ マゾで擬態オネェな忍者 編
名前 :
基本スペック : 黒髪黒目、日本人、性別オス。(他非公開)
称号 : ラーメン屋店主(屋台)
異世界放浪者(自動)
不思議ラーメン製作者(自動)
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俺は素敵なラーメン屋さん
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「あらぁ~。不思議屋台にこんなところでも出会えるなんて、素敵じゃないのぉ。お久しぶりねぇ、店主」
「あぁ、久しぶりだなぁ。アンタは相変わらずの厚化粧だな。今日は戦だったのか?」
「んふ。ご名答~。黒尽くめの忍装束だから、まあ、返り血なんて見えないかもしれないけれど、結構な地獄ぶりだったわねぇ。私の部下も何人か死んだわ」
「そうか。そりゃ、なんといっていいのか……。大変だったなぁ。うちのラーメンを食わせたいヤツ、いるか?」
「ん~、そうねぇ、さしあたって、私かしらぁ。んもー、相手方にと~ってもえぐいやつがいてねぇ、ちょーと腹に穴が開いちゃってぇ。ほ~ら、みてみてぇ~」
「うぉおい!!! 馬鹿! ほら、アンタの好きな塩ラーメントッピング全部抜きだ。はよ食って寝ろ!」
「あらー、ありがと! さすが不思議店主。私のために私の好みを覚えていてくれたのねぇ。愛を感じるわぁ」
「愛なんぞ無い! あるのは営業努力のみだ」
「あぁん! もぉ~、相変わらずつれないわねぇ。でも、そこがいいのよねぇ……。ああ、いい香り。いただくわね。……くぅ! しみるぜ! 心にも傷にも、しみてくらぁ!」
「傷にしみるって、それ、駄目なヤツじゃないのか……?」
「そういう意味じゃねぇんだっつの。傷が、こう、じわじわと治る感じがたまらねぇっつうかなんつうか……まあ、俺、マゾだから」
「ああ、うん、よ~く存じておりますとも、アンタがマゾ忍者の擬態オネェだってことは」
「やっぱり塩ラーメンこそ至上。このそっけなさのなかに潜む、深い味わいがたまらんな。トッピングを抜くことによって傷がじわじわと塞がっていく焦らされ感と鈍痛もご褒美です」
「そんな効果があるなんて、俺も知らんかったぞ……」
「まあ、すぐに治ってしまわんように少しずつ食いながらも、この至上の味を損なわんように伸びない間に食いきる技術。こんなことが出来るのは広い世の中で俺一人だろうよ!」
「アンタくらいしかそんなこと思いつかんわ!!!」
「日の目を見られぬ影の者として傷と血と泥にまみれる素晴らしい職場環境に、時々心を満たす至上の味を堪能しつつ付加価値のご褒美を得る生活……。俺、今すんげぇ充実した生活送れてるわ。あー、また、戦がある頃に来てねぇ~。うふ!」
「俺のラーメンは……、マゾのご褒美のためのもんじゃねぇぇええ!!!
俺は、俺は……
『どこでも誰にでも会えるフレンドリーなラーメン屋さん』
だ。
だが、アンタとの付き合いは考えさせてもらいたくなってきたぞ……!!」
「あぁん! お付き合いだなんてっ! 気が早いわ! 店主ったらぁん!」
「アンタはマゾをごまかすための擬態オカマだろうがぁああ!!」
「これも、一流の忍びとしての技術だし」
「俺に発揮しなくていいんだよ……!」
end
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ドM擬態オネェ忍者:
種:人間(平行世界:トルカンダ産。オス。年齢:--)
称号:
上級忍者(凄腕)
変装マスター(特に女装)
塩ラーメン好き(トッピング無し)
オネェ(擬態)
不死の戦忍
マゾ(重度)
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蛇足)
ラーメンの間違った味わい方。