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■ PSIなJK二人組みトリップ(継続中) 編

名前 :


基本スペック : 黒髪黒目、日本人、性別オス。(他非公開)


称号 : ラーメン屋店主(屋台)

    異世界放浪者(自動)

    不思議ラーメン製作者(自動)



--------------------

俺は素敵なラーメン屋さん

--------------------




「お兄さん、マジで居たー! 久しぶり! ラーメン食わせて!!」


「おぉ。JKその2じゃねぇか。ずいぶん……その、なんだ、……ひらひらしてるな……。キラキラひらひらしてて……なんだろな、ハリウッド女優がレッドカーペット歩いてる時のドレスっつうか。制服のときとは大違いだ。や、似合ってないってこたぁねぇんだけどよ。イメージと違うっつうかなぁ……。そういう服はおとなしめの女子が着るもんじゃねぇの?」


「そーなんだよぉ! マジ歩きにくい! マジウゼェ! 足に絡む! 布多い! でも重くない! なんかさぁ、この世界の神につかえる神子の衣装っつうの? 寒かったり暑かったりってのは緩和してくれるらしいんだけどさぁ。こんなんじゃ魔物に追いかけられたら走れねぇっつうの! だらだらとドレープがいっぱいで、私の無いちちがごまかせる形なのはいいけどさ!!」


「最後のはいらねぇ情報だな。まいいか。ラーメンだったな。ほら、座って待っとけ。……エプロンいるか? 高そうな上に白っぽいからなぁ、その衣装。……お前、汚すだろ。この間も餃子のタレこぼしてたし」


「あー、大丈夫! なんかさ、汚れも弾く効果もあるらしいし。マジで私にぴったりっしょ。 これでカレーうどんもガッツリ食えるよなって、アイツと話してたんだー」


「お前ら……。少しは気を使えよ。そういや、相方はどうした?」


「ん? ああ、この町の地下ダンジョンにもぐるっつって、朝からいない。私はここの神殿で短期アルバイト。んで、今日はおにいさんが来るってわかってたからここらで張ってたってわけよ。 うわーい! 餃子キタ! うへへ!」


「地下ダンジョンなぁ。あいつ、大丈夫なのか? 崩落させて他の人たちに迷惑かけたりしねぇか?」


「あ、ダイジョブ。前に森の中で会った、コッチの世界の上級冒険者の人らと行ってるから。あの人ら、マジぱねぇよ。いい人たちだしさぁ。あの人たちになら任せておいて大丈夫……て、あれ、このにおい……おにいさん! そのらーめんって!!」


「おぅよ。この間、お前に怒られたからなぁ。ほらよ、裏メニューJKその2専用ラーメン、津軽ラーメン(あっさり系)おまちぃ」


「うぁあああ!! 地元のだ! 地元のラーメンだ!! 煮干だしのヤツじゃーん!! あ、しかも、私が好きなあっさりタイプのヤツ!! うぇええ!! なんでぇええ!? おにいさん、マジすげぇ!! マジ、すげぇえええ!!! マジ惚れるから!!」


「お前、未来予知、ってので見れなかったのか? あぁ……さっそくスープが口から出てる……お前は本当に女子か!?」


「見れなかった! おにいさんがここに来るってとこまでしか見なかったから! ぎゃー! うまい! マイルド! あっさりの中に魚のしっかりしたうまみが出てる! 酸味が強いやつは苦手だから、このちょうどいいバランスがマジイイ!! 恐山おそれざんにいるばあちゃんに食わせてやりてぇ! ばあちゃんもコレすきなんだよねぇ……! うちに遊びに来るときはいつも食いに行ってて……実家の近くのラーメン屋 思いだすわぁ。あ、今の私、レポーターっぽくね!?!?」


「とりあえず、お前は口の周りを拭え。ほら、おしぼりやるから、って聞いてねぇな……」


「やっばい、これ、マジうま! たまらん!!」




「あぁあああ!! てめぇ、一人でラーメン食うとか!! ひでぇ! アタシ、命がけでヤベェがんばってきたのに! おにいさん、なんでソイツばっかりぃいいいい!!」


「あ! おかえり!!」


「……これが、デジャヴュってやつか。おつかれさん、JKその1。すぐラーメン食わせてやるから、……っておい、なんで泣いてんだ! こんなことで泣くな!!」


「うぇえええ!! だって、アタシだっておにいさんのラーメンたべたいのにぃいいいい!! 干し肉飽きたよぉおおおお!!」


「ちょ、聞いて! 私のために、地元のラーメン作ってくれたんだ! おにいさんが! 私のために!!!」


「うぁあああああああんんん!!! おにいさんのばかぁあああああ!!!! アタシには!? アタシにはぁあああ!?!?」


「……これが、デジャヴュってやつか。もういいから。そのネタ、もういいから! いい加減仲間の人らにも席つくってやれよ。餃子すぐ出してやっからおとなしく待っとけ!」


「ぐす……アタシも、コイツとおんなじヤツ、食う……。おにいさん、チャーハン大盛も食べるから。あと、みんなにも色々食わしてやって」


「お前ら……仲いいよなぁ……。ま、ダチは大事にしろよ。ダンジョンはどうだった?」


「うん、みんなすげぇの! ヤベェ罠もすーぐ解除するし、でかい魔物にも全然動じねぇし、ヤベェかっけぇの! さすがこの世界の冒険者は違うよな! アタシもがんばって、コイツつれてダンジョンいけるくらい強くなるんだー!!」


「え、そんなことまで考えてたのかよ……。私もマジでがんばるしかねぇじゃん……!」


「ま、アンタがへなちょこだって、アタシがいればアンタに傷なんてつけさせねぇけどな!」


「ちょ、JKその1! 男前過ぎるだろ!! お前、どこ目指してんだ!? ほらみろ、JKその2が口開いたまま呆然としてんだろうが!!」


「わ、私も、がん、がんば……がんばって、おにいさんの出現場所を常に把握して……」


「いやまて、がんばる方向性が違うぞ、JKその2!


俺は、



 『神出鬼没なイケてるラーメン屋さん』




だぞ。


そうそう簡単に把握されてたまるかよ」



「イケてるってとこ、必要なくね? おにいさん、自画自賛ヤベェし。……ナル?」


「ナルなの!? マジで!?」


「ちがーう!!!! お前ら、ラーメン食わせねぇぞ!!」


「ごめんなさーい!! おにいさんのラーメン食えないとか、ヤベェし! 死ねるし!!」


「なあなあ、おつまみチャーシュー追加していいか、って、おっさんが言ってるよ。やっぱり冒険者はマジな肉好きばっかなのかなぁ? え? 餃子5人前と、ビールも? おにいさーん! ついかちゅうもーん!!」






end

-------------


ヤベェ サイキックJKその1:

種:人間(平行世界:地球(日本国)産。メス。年齢:16)

称号:

 特級サイキック少女(PK:パイロキネシス)

 火の女王

 異界の冒険者(初級)

 異界渡りJK

 日本人JK(実家:熊本)

 餃子好き(タレに七味入れる派)

 マー油ラーメン伝道師

 巨乳 (そこそこ)

  

 


マジ サイキックJKその2:

種:人間(平行世界:地球(日本国)産。メス。年齢:16)

称号:

 特級サイキック少女(ESP:未来視)

 世界を跨ぐ預言者

 異界の冒険者 (アルバイト)

 異界渡りJK

 日本人JK(実家:青森)

 餃子好き(タレなくてもいける派)

 煮玉子好き(半熟通)

 煮干ラーメン伝道師

 貧乳(重度) 



--------------------------------------

蛇足)異世界トリップしたままのJK。

   いつ帰るんだろう。

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