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一話 侵入

はじめまして作者の”ひのきのぼう”です 今回初めて小説を書かせていただきました。誤字脱字、奇怪な改行、意味不明な描写などがありますが。生暖かい目で読んでいただけたら幸いです。

「はぁ・・・はぁ・・・苦しいって!もう無理だって!」


一人の青年が森の中を走っていた。

    


   さかのぼる事、役一日前


     

「おぃ・・・起き・・・ゆう・・・起きろって!」

ガタン!! ゴン!


机を揺らされた反動で頭を机にぶつける。


「い・・・痛い・・・。」

ひたいを押さえて目の前の人物にたいして不満を口にする。


「今のは、寝てるやつに対して一番やってはいけにことだぞ・・・。」


机から手を放し、はき捨てるようにもう一人の人物がが言う。


「ん?知らないよ!そんなことはどうでもいいんだ。」

「どうでもいいって・・・ひどくないか?こっちは期末試験のくだらない内容を夜なべして・・・

眠くて今から寝る体制に入ってたのに。」


目の前の人物はどうやら自分が惰眠をむさぼる姿が耐えられないようだ。


「期末試験終わったとたんに普通寝る? 眠いんだったら帰って布団で寝な、つか僕も期末試験やってたし、普段雑学ばっか溜め込んでるくせに何で勉強はダメなんだよ。」

「いやぁまぁ勉強全部がダメって分けじゃないし数学とか物理とか天文学とかちゃんとできてるし。」

「数学はともかくとして物理とか大学とかでも習わない事知ってるだけじゃん・・・天文学なんて学科はございません!」


睡眠を邪魔された青年は冷静に聞いてみる。


「てかお前は何でそんなに興奮してるの?」


両目を開き有り得ない物でも見ているかのような目で見てくる。


「・・・! もしかして今の僕達の置かれてる状況がわかってないの!?」

「期末試験が終わったけど・・・ほかに何か?」

「他に何か・・・だと、高校生活も後4ヶ月そこらでそんなことを言うの!」

「?」


ここで青年は演説でもしかねないような芝居をしながら青年に熱弁する。


「いいかい、良く聞け、僕達は今青春という、それは、とてもとてもかけがいのない物に試されている、そしてその青春というやつは、すぐに何所かに行ってしまう、今のように・・・先人は言った!ボーイズビーアンビシャス少年よ大志を抱け・・・だから期末試験の後のお昼ねタイムなんかには使ってはいけないものなのだよ? これは親切で言っているんだよちみぃ。」

「それ最近覚えたのか?まぁいいや、んでその青春というやつは何をしたら合格認定されるんだ?青春ならではの修学旅行先での隣の風呂の監視?それとも階段下でのバードウォッチング?」

対してもう一人の人物はまるで外人がリアクションするように両手の平を上に向けて首を振りながら・・・。


「おいおいそれは犯罪だぜ?」

「そうか、よかった、心置きなく通報させていただきます。」

小声で、事項はまだとか、本人による自供とか、並べ始めた青年をあわてて制する。

「まぁまて!今まで上手くいかなかったが次は上手くいく!絶対だ安心して僕を信じろ。」

「それで俺に何回迷惑かけたか覚えているか?俺は覚えてるぞ?」

「マジ、次は良い話なんだって!聞くだけ聞け?な?」

「・・・。」

「なんと最近神社の裏山で裸の女体が見れるらしい!」


色々な限界が近くなるのが感じる・・・。


「お前今ここが何所だかわかるか?教室だぞ?最悪だ・・・。」

「あ・・・。」


時すでに遅し・・・彼らの会話は多くの学生ら、主に女子の耳に入る。


「あいつらまた何かするつもりなの?」「え生理的に無理なんだけど」「キモ」・・・伝伝。


机に突っ伏しながら、もう不満も言うのも疲れたように。


「はぁ・・・。」

「まぁ気にするなって!犬のう〇こ踏んだと思えば。」

「本当に意味がわからない。」


肩をたたいてきた青年に対して、下からしなるように拳をあごに当てる。

拳をあごに受けた青年は上にのけぞるように倒れるのだった。


自己紹介を入れておこう


この眠そうにしている青年 名前は砂原優斗さはらゆうと高校3年生。

見た目は寝癖が整っていないようないるような・・・。

そして目は何所となく眠そうな印象がある。(実際に眠いのかも知れない・・・

ちなみに身長は173Cm、体重は平均的な65kg。

性格は冷静、基本的に第三者的な目線で周りを見ている、春也にいつも日常を。

引っ掻き回されて困っている、趣味はネットや図書館での雑学収集。

対してもう一人の青春=エロと履き違えている青年 名前は霧島春也きりしまはるや高校3年生。

見た目は気にしているようで、髪にワックスを塗りオールバックしている。

目は印象的で鋭く、眼鏡をかければインテリ知的青年だが本人がその評価を下げている。

身長は175Cm 体重70kg 優斗より少し背が高く、体重は重いように感じるが太っている訳ではない。

祖父が古武術を教えてるらしく小さい頃から鍛えられてきたみたいだ。

趣味は山でのエロ本散策。



    時と場所が変わる



「はぁ・・・なんで俺ついてきてるんだろ。」

「まぁまぁ、お前あのまま帰って寝るだけだっただろ?」


いーじゃんいーじゃんと背中をたたかれながら優斗は神社に通じる階段を上がる。

「んで、春也。」

「ん?」

「女体を本当に捜しに行くんじゃないだろうな?」

「え、ちがうの!?」

「帰る。」

「冗談だよ!うそうそ!!」

「・・・。」

「まぁ見てからのお楽しみっていう事で。」


両人は神社の階段を登りきると神社の裏手にある大きな岩の前にくる。

結構歩いたためか優斗の額には汗が滲んでいた、春也はというと、普段人間離れした鍛錬を祖父に叩き込まれているおかげか、汗ひとつ掻いていない。

優斗が学ランをパタパタと扇ぎ。


「こんなところに何かあるのか?」

「まってて多分・・・もうすぐだから・・・きた!」

「?・・・!!」


岩の前の空間に光の裂け目のようなものが現れる、音は無くしかし窓ガラスにひびが入るように・・・だんだんと割れていく光はやがて向こう側の風景を映す、しかし後ろの岩ではなく森の中を映しているように見える。

優斗は無言で割れた空間を見る、やがて後ろに回りこむなどをして情報を集めてみたが・・・わからない。


「で優斗先生の意見を聞きたいんのですが、これは何?」

「俺が聞きたいよ!てか何でこんなものが有る事を早く言わない!!」

「いやさ僕も期末テストの前に爺ちゃんの特訓で来て、初めて発見したんだよ。」

「じゃー爺さんはこの事についてしっるのか!」

「いや・・・知らないと思う、僕も帰る時になって気づいたから、最初は目を疑ったし錯覚かと思ったよ。」


優斗はうなりながら空間を凝視する。


「この時間になると開くのか?」

「多分。」

「これは別の場所につながってると思う?」

「多分。」

「どのくらいの時間開いてる?」

「20分ぐらい?」

「・・・。」


さらに考えるように顎に指を当ててうつむく。


「よし! 明日準備してここに来るぞ!」

「あれ、今行かないの?」

「今はこの現象を確認するだけだ・・・他にこの事を言った奴はいる?」

「いや優斗が初めて・・・。」

「他言無用でたのむ。」

「おう。」


その後、優斗は開いてる時間を計りながら周囲に影響は無いか、石を投げて残像か何かではないか

色々な確認をする。


「23分か・・・閉じる瞬間に物がそこにあると切断か・・・。」


枝を突っ込みながらブツブツと独り言をしゃべる。


「面白いことになってきた」ニヤリ

「で、何かわかりそう?」

「まだ、わからない・・・昔からこの現象が起きるのか・・・それとも周期的な何かなのか・・・

色々古い文献も読む必要があるな! そう言えば春也はここにはよく来るのか?」

「いや、たまに来るだけだけど、あんなのは初めてみたぜ?」

「そうか・・・ありがと、俺は図書館とか寄ってから帰るから、春也は明日の準備でもしとけ」

「おう了解!」


春也は久しぶりに親友の活気に満ちた顔を眺めて。


(久しぶりにこいつのこんな顔見たな・・・)

「おい、行くぞ。」

「おう。」


お互い神社を降りた道路で別れた、優斗は明日もって行くものを春也にメモして渡し、自分は閉まりかけの図書館に向かうことにした。


     次の日、朝


まだ朝露が溶け出してまもなく、あたりはぽつぽつと生徒が学校に通う道、その中で何気ない挨拶を交わす男子生徒。


「おう、優斗!」


優斗は眠そうに春也に答える。


「ああ、春也か。」

「昨日の事、何か分かったか?」

「まったく分かんね、文献にも載ってなかったし・・・色々仮説は立ててみたんだ、聞くか?」

「ああ。」

「多分あれは想像のとうり別の場所に繋がってる・・・。」

「それはなんとなく分かるよ、「ど〇でもドア」みたいな原理って事だろ? そんな事よりあれが何所に繋がってるかが気になる・・・。」

「それは後で確かめれば良いんだが・・・問題はそれだけじゃない、あれはもしかしたら時間さえも超越してるかもしれない。」

「えーと、時間を超越って事は、はるか未来かもしくは過去に繋がってるってかも知れないって事か。」

「いやもう一つある、ここでは起きてないことが向こう側では起きている世界てのがある。」

「シュレディンガーの猫だっけ?」

「違うな、パラレルワールドかな? 世界は無限な分岐で分かれて進んでいるんだ、たとえば今俺が学校に通っているが、違う分岐では学校を休む事も出来たはずだって世界だ。」

「ギャルゲーか!」

「まぁそんなところか・・・。」


思いをはせるように春也がつぶやく。


「ギャルゲーかー・・・。」

「昨日の言ったものは用意してきたか?」

「サバイバル用品だろ?」

「ならいい。」


さすがの春也もボケずに持ってきてくれたようだ。



それから二人は長い学校授業をして神社の裏の岩へと赴いた。



「3時05分・・・もうすぐか。」

「待ってましたよー!!」


空間に光の歪が昨日と同じように現れる。


「大きさや形も一緒だな、よし!」


優斗は持ってきた物の一つからビデオカメラを取り出しレンズ部分だけを歪に入れ、折りたたみ式のモニターを見る。


「森だな・・・。」

「だな。」

「入ってみないと分からないな。」


優斗は覚悟より好奇心のほうが上に来ているらしい、躊躇する事無く歪の中へと入る。


「ちょっと、待って!」


あわてて春也は後を追いかける、歪の中に入った春也は優斗をさがす。


「優斗もう少し躊躇とかしないの?」

「ここにいられる時間は20分ほどしかないんだ・・・・・・なるほど・・・向こう側からじゃ見えないわけだ。」

「?」


春也は後ろに振り返る、そこには入ってきたと来た時と同様の岩が、歪の裏側にある。


「この岩に何か仕掛けがあるのか・・・?」

「でも神社は見当たらないなー。」

「もしかしたらこっちには神社が建ってないのかもな。」

「なるほど!」

「見回ってみるか。」


二人は時間を決めて岩が見える範囲で捜索を始める、5分ほどの捜索を始めたところで優斗が春也を呼ぶ。


「何かあった?」

「これを見てみろ。」

「・・・花?」

「そうだ、花だ、だがこんな花見たことが無い・・・。」


春也は興味なさそうに。


「そうなのか、で新種の花があるのがそんなに珍しいのか? 僕達の世界に無くてこっちには存在するとかじゃないのか?」

「まぁそれもそうなんだが・・・目に付く植物が全部新種ってのはおかしな話だと思わないか?」

「え!?まじ?」

「何気ない自然林に見えるが・・・全部見たことが無い、似たような植物はあるが・・・。」

「それだと何か困ることでもあるの?」

「ああ、生態系がまったく別・・・はるか未来に飛ばされたか・・・進化に影響を与える重大な事件が起きなかったか・・・。」

「それって何か問題があるの?」

「あるといえばある・・・サバイバルグッズのみでモ〇ハンの世界にいくようなものだ。」

「モン〇ンかー」

「深く考えてないだろ。」

「あ・・・。」

「どうした?」

「時間・・・。」

「あ・・・。」


二人は問答をしていて時間を忘れていた、急いで岩に戻り、春也がつぶやいた。


「凡ミス・・・。」

「言うな・・・まぁ捜索時間が増えたと思えば気が楽だ・・・備えも無いわけじゃないし、明日のこの時間になれば開くはずだ。」

「それまでここに居るの? 明日の学校とかどうするよ。」

「高3の年末テストも終わったし出席日数とか関係ないだろ・・・それより今が大事だ。」

「そうだな・・・一大事だな・・・特にさっき優斗が話してたモ〇ハンの話しについてなんだが・・・あれどう思う?」

「ん?」


優斗は振り返りながら春也の指を刺した方向に目をやる、そこにはイノシシのような体格(2m)ほどの動物がこちらを、見ながら低い姿勢に入っている。

優斗は何も言わずに脱兎のごとく逃げ出す、春也は逃げ出した優斗を追いかける。


「!!・・・何も言わずに逃げるとかなしだろ!」

「説明してる暇なんてあるか、あんなの見たら逃げるは!」

「こんな時はなるべく背中を見せないように警戒するのが定石じゃないんですか優斗先生!」

「知るか、だったらお前がやって見せろ! 俺は頭脳担当でお前が暴力担当だろうが!」

「暴力って、ちょま!」

「あんまりしゃべると舌かむぞ。」


「ひっどいな」と言いつつも振り返り何かの技の形をする、が2mの巨体がぶつかれば、軽自動車に跳ねられる事と同じなわけで・・・イノシシもどきはぶつかる瞬間に鼻を低く構え、下から上へと押し上げ春也を吹っ飛ばす。


「あ!春也!」


優斗は売り言葉に買い言葉を言ったつもりだったらしく、本当に向かって行くとは思わなかった、春也に声をかけるのも、むなしく時すでに遅し、春也は宙に舞っていた。


「くそ!てかまだ追いかけてくるのかよ!」


優斗は春也の事を心配したが、普段人外が受けるような特訓をしてる春也はそんなにやわではないはずだと思いまた走り出す。

森の木はそれほど密集して生えておらず、起伏もそれほど激しくないおかげでとりあえず木を盾にして逃げる。

それでも凡人は優斗にはきつく、すぐに体力の限界を迎える。


「はぁ・・・はぁ・・・苦しいって!もう無理だって!」


ガシッ!


優斗は木の根のくぼみに足を取られる。


「はぁ・・・くっそ・・・こんなところで!」


地響きが近づいてくる、やがて優斗に影が覆いかぶさり、そして押しつぶそうと両足を上げる。

その瞬間、優斗の目にはイノシシもどきの足が見える、だが冷静に分析し最後まで優斗は好奇心と歓喜がつつんでいた。


(なるほど足が六本ついてるのかこいつ・・・。)

ズッドン! バン バン ズゥゥーッン


次の瞬間、迎えるであろう衝撃は優斗を襲わなかった、襲ったのは横からすごい勢いでぶつかって来た何かにより、吹き飛ぶイノシシもどき・・・刹那の出来事だった。


「はぁはぁ・・・・・・遅いぞ春也・・・いつから見てた?」

「木を盾にして逃げ回ってるあたりからかな?」

「一瞬心配して損したな・・・。」

「いや、僕もさすがに吹き飛ばされたときは死ぬかと思いましたよ。」

「死ねばよかったのに。」

「優斗さんキャラ壊れてますよ、それより、見たか今のスピードと威力!俺強くね!」

「つかお前そんなに強かったか?」

「それが、さっき吹き飛ばされた時も実は無傷で、なんか変なんだよな・・・てかこれどうするか。」


吹き飛ばしたイノシシもどきは木に突っ込み3本ほど木を押し倒して横たわっていた。


「やったのかこれ?」

「ああ。」

「お前のその打たれ強いのも気になるが・・・とりあえずこれ運べるか?」

「多分もてる。」


根拠は分からないが春也は横たわる2mほど1トン近いであろうイノシシもどきを持ち上げてみる、予想以上に軽かったらしく簡単に持ち上げて見せた。


「体感は10kgぐらい?」

「ほんとうかよ・・・物理法則すら違うのか・・・。」

「持ってみる?」

「やめとく、なるべく傷をつけるな、後で調べるから。」

「どうするか、戻るか?」


そうだなーと悩む優斗。


「よし、荷物まとめて森を出るか、このまま夜になって、これにまた追い掛け回されるのは勘弁だしな。」

「だね。」


二人はきびすを返し、逃げてきた道を戻り、やがて荷物のところまでやって来た、その頃には太陽は沈み夜が近づく。


「よし名案がある、春也それを置いて、思いっきりジャンプしろ。」

「え、それで周りを見渡せと?」

「ああ。」

「・・・わかったやってみるよ。」


と意気込んだ春也は膝を曲げて力を溜めるそして本気で垂直跳びをする、ものすごい音を立てて地を蹴る、そしてぐんぐん空へと上る・・・20mを超えたあたりで減速しやがて落ち始める。


       ドン!


上手く着地が出来なかったらしく、春也は尻がめり込んだ状態になっている。


「何か見えたか!?」

「跳んだことにも驚いてよ。」

「よし!よく跳んだ、えらい!」

「・・・何か違う気がする、いいか、森が開けてるところが見えた、後もう一つ・・・」

「?」

「暗くて全部は見えなかったけど・・・向こうの方に町みたいな明かりが見えた、ただ電気的な光には見えなかったな、言うなら松明かな。」

「・・・・・・。」

「どうしたの、喜ばないの?」

「いや、いよいよ展開が読めてきたところだ。」

「?・・・暗くなる前に少しでも町らしきところに行こう。」

「そうするか、はいこれ。」

「え・・・荷物・・・僕?」

「筋肉担当だろ?」

「このデカブツもあるんだけど・・・。」

「がんばれ、俺には無理だ!」

「たまにはやさしくしてください!」

最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます!

前書きにも書かせていただいたかとも思いますが、初めての小説です。

読みにくい点が多々ありますが、今後とも更新をしていきます。

よろしくおねがいします。

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