大晦日、恋が叶うおまじないをやったらそこには君がいた
みなさんこんにちはアオです!
大晦日にふと思いついて書きました!
それではどうぞ!
12月中旬のとある日、いつものようにダラダラとSNSを見ていると
こんなタイトルの記事が目に入った。
"好きな人と結ばれるおまじない!?~年越し編~"
少し胡散臭いなと思いながらそのいいね数に驚愕する。
俺の頭の中には好きな人である幼馴染の顔が浮かんだ。
誘惑に負けた俺はそのまま詳細を見る。
"大晦日、年が変わる瞬間に好きな人の名前とともに"大好きだ~!"と
言うと近いうちにその恋が叶う"
……半信半疑の気持ちで一応その記事をブックマークしておく。
とは言ってもそんなおまじないで恋が叶えばこんなに
苦労することないだろうにな。
どこかへ遊びに行くときに誘うのはいつも俺からだった。
彼女から誘われることなんてなかったと思う。
それにどう見ても"好かれている"感じがないのだ。
……だからこそこの恋が叶うことはないだろう。
そう思うとなんだかこの記事を見ているのもバカバカしくなった。
それから数日が経ちあっという間に大晦日となった。
"今年もいろいろなことがあったなぁ~"と思いながらも
いつものようにSNSを見ているとふとブックマークに手がいく。
……あの記事を見つけてからほぼ毎日このブックマークを
見ていた自分がいたのだ。まさかここまで信じてしまっているとは。
コメント欄を見てみると"どうせ叶わない"という意見もあれば
"信じる者だけが救われる!"という意見もあった。
信じているわけではないが、せっかくならという気持ちで俺は
今夜実行することにした。
ただ問題なのは幼馴染の家が隣ということだ。
……あまり大きな声で叫ぶと下手したら聞こえてしまう可能性も
あるからそこまで大きくない声だよな。
そんなこんなで計画を立てながら俺はその瞬間を待つ。
11時55分、年越しがそこまで迫っていた。
上着を着てベランダへ出る。冷たい風が体を震わせる。
11時59分45秒俺は夜空で叫ぶ。
「俺は幼馴染が大好きだ~!」「私は幼馴染が大好きだ!」
「えっ!?」
叫んだ瞬間、隣から同じような言葉が聞こえる。
びっくりして横を見るとそこには窓から幼馴染が見えた。
「えっと……そのいっ、今のは……?」
顔を真っ赤にしながらそう聞く幼馴染。
「えっと、好きです。付き合ってください!」
「お、お願いします」
ぎこちない敬語でまさかの俺の恋が叶った瞬間だった。
後から聞けば、幼馴染も同じ記事を見ていたようだ。
結ばれる者は考えることが同じということなのか。
読んでくださりありがとうございました!
こんな甘い青春があったらなと思いながら書いていました。
それではまた会いましょう!アオでした~!




