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エアコン

室外機がガタガタと体を震わせながら息を吐出する。

陽炎のようにユラユラと揺れるそれは彼の体温を如実に表してくれる。

ところどころに目立つ黒黒とした斑点は彼を静かに蝕む病が既に目に見える形まで肥大化した証だ。

セミ地雷がその存在を顕示する頃を越えれば、私達は束の間の休息を許される。

そうすれば、きっと。

一歩先の地面を見ると、空を照らす光球の存在が今は何よりも忌まわしく思えてしまう。

あぁ、これではいけない。

我ながら熱くなりすぎたと、息を吐く。

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