3月28日 始まりと出会い〔2〕
自分がもしも自然の神様の力使えたらどんなことなのかそんな世界です。R15は仮です。
「村長さん、ただいま戻りました」
私は村長さんの家に着き、村長さんに一言声をかけた。そして返事が返ってきた。
「おーつかさか早かったな」
「らいに手伝ってもらったんで早く終わりました。よいしょ」
そう言うと私は村長さんのところに向かい、そっと薬草が入ったかごを机に置いた。
「らいあかあいつも森に居たのか。しっかし、大量に採ったなー」
村長はそう言うと薬草を棚に置いて話をつづけた。
「よっし、これで当分持ちそうだな。ありがとう、助かったぞつかさ」
「いえいえ。らいにもお礼言っておいてください」
「あぁ、そうするよ」
そう答えると、村長が自室に戻ろうとした。
「あの」
「ん?どうしたつかさ、わしに何か用か?」
私はそれを止め、次のように質問した。
「その森の中にある建物ってなんっですか?」
「建物?あぁー神社と神獣遺跡のことか」
「神獣遺跡?」
「大昔、わしらのご先祖様が記したとされる神獣遺跡。神獣という自然の神様のことが書いてあると言われておる。まぁ読める者も居らぬし、それが真実なのか分からぬのじゃ...だが、」
「だが?」
「年に一度、ここで祭りをおこなってるいるじゃろ?その日に神獣様から自然の力を分けてもらっているらしいけど、詳しくは分からない...」
険しい顔で村長がそう質問に答えた。
神獣、自然の力、お祭り...
私はわくわくした声で次のように答えた。
「私、行ってみますその遺跡や神社に!何から何までありがとうございました。では、失礼します」
「おう、気をつけてな」
そういい私は村長家を後にし、神獣遺跡に向かった。
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......そして着いた。
「着いたーここが村長が言ってた神社か。立派!と思ったがなんかボロいな...ん?」
神社の裏側には大きな洞窟の入り口があった。
「お!こっちが神獣遺跡か。おぉーとりあえず入ってみるか」
私は遺跡の中に入り、少し歩いた。そこには洞窟の壁いっぱいに文字や絵がかかれてた。
「はぁ、文字やら絵がいっぱいだな。どれどれ」
じー。
私は文字をじっと見つめ、首を傾げた。
「なるほどよくわからん」
わかるわけもない。太古の昔に使われてた文字なのだから。
「ん?まだまだ続いてるじゃん!行ってみよー」
そういい私はまた、足を動進め、洞窟の奥へ向かった。
「......ここ魔物の棲みかになってるんだな...ん?」
岩の陰からじっと魔物の方見つめていた。そんな時、その後ろに猫の耳?が生えた赤髪の男の子を見つけた。
あの子あんな岩の上で何してるのだろう?
「ん?」
「はっ?!」
彼の方じっと見ていたら私にきずいたのか、急にその彼はこっちに向いてきた。
私はとっさに岩の後ろに隠れた。
「そこのお前誰だ。隠れでないで出てこい!」
彼がそう叫ぶと、周りにいた魔物達は驚いたのか、恐れたのか洞窟の外へ、外へと向かっていいた。
私はそれに驚き、ビビりながらも男の子の前に出た。
「あのーその、なんでわかった?」
「お前...それでよくばれてないと思ったな。で、何か俺に用でもあるんか?!」
彼はどこか威圧するような将又、ただ叫んでいるように感じた。どこか警戒してるようなそんな感じ。私はそっと彼に近ずきこう返した。
「私は遺跡に用があってきただけ。君はここで何してるの?」
「俺はここで...いや、俺はここでただ、ぼーっとしているだけだ!」
何故か途中で話を変えた、何かを隠したみたいに。だけど...
「私は黒上 緑咲。君は?」
「?」
「名前。ここで出会ったのも何かの縁だし、君の名前は何て言うの?」
「...人間に教えるなはねぇ、俺の邪魔すんなら帰んれ!」
どこか冷たい...いや、嫌ってるそんな目で言葉を返してた。
「名前、聞きたかっただけなのに...」(ボソッ)
それでもここでの要は終わった私はここを後にしようとした。その時!
「グヴァー」
どこからか、謎の声がした。それは岩の塊から聞こえた。...次第にそれが人型に変わった。
「!!ゴーレム?」
さっきまでただの岩だったものがこちらをじっと見つめ、何かきずいたのか近くにある岩を持ち始めた。
「危ねぇ逃げろ。そいつ、岩を投げてくんぞ!」
彼がそう言った。私は驚いたように彼の方を向き、もう一度ゴーレムの方を向いた。するとゴーレムはさっき持った岩をこちらに向かって投げてきた。
「へぇ?」
【ここだけのちょこっとメモ】
お話に出てきた神社は昔の島民が神獣様のことを祀ったとされています。次第に管理する者がいなくなりあんなボロボロに...
お祭りとはこの島だけに伝わるお祭りで年に一度、4月10日に行われている。それは神獣様から自然の力分け与えてくださってる日でそのことを喜んだご先祖様が神獣様に祝ったり、感謝したりするために作った祭り。1000年以上続いている。今の住民にはただの伝統的祭り。
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