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戦聖女は楽園を探し求める。  作者: バナナード
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天界の襲来

 天界はその後、ポセイドンとアテナのを受け入れ地上に攻撃を中止する方向で話は進んでいたが、約束を反故にして2神が不在時に地上が攻めてきたのだ。最終戦争が始まった。

プロメテウス撃破以来2ヶ月が経過していたある日、アテナ宛に天界から手紙が届いていた。送り主はゼウスであった。


 内容はポセイドンとアテナの2柱が天界に戻るなら、地上侵攻を諦める意向が記されていた。アテナは、ポセイドンと天界に戻る事に同意し程なく天界に戻っていった。


 もともとゼウスは、人間が火を使う事を嫌い、人界には争いの元にになる火は与えないつもりでいた。


 過去にそれをプロメテウスが独断で与えてしまった経緯があった。つまりゼウスは、人界を一旦殲滅して作り直したかったのだ。




 メルティアは、ルゥバーズから戻り、天界からの手紙の話しを聞いた。


 「本当に地上浄化を神々が諦めてくれるのかな?もしも、ポセイドン様とアテナ様がいない状況で、天界が総攻撃を仕掛けてきたら、やられちゃうね。」


 考えたメルティアは、父である教皇アンゼルと相談していた。


 「お父様。私の卵子を取り出して、保存してほしいの。私がもしもの時は、クローンか魔法強化人間として、使って欲しいの。」


 「あれ程、拒絶していた忌まわしい技術を自分に使うつもりか?」


 「私が死んでも、地上浄化から人間界を守る為だからね。」


 「分かった、其方の卵子は、大切に保管しよう。」メルティアの遺伝子が研究室で取り出され、保存された。




 メルティアは、困っていた。視力が戻らないのである。この状態で天界の襲撃があればメルティアは、戦力にならない事になる。


 メルティアは、必死に思考錯誤していた。空間認知スキルで敵を捕捉して攻撃できるのか?認識は出来るが早い動きについて行けないのだ。


 唯一有効だったのは、自分が攻撃を受けた際にその攻撃の軌跡を辿って標的を認識する方法であるが、攻撃を受けないとこちらからは攻撃できないため余りにも危険なのだ。


 セージに協力してもらい試した所、セージの攻撃程度なら防いで反撃は出来たが、神器を使った攻撃から同じように反撃出来るのか?かなり危ういのであった。


 いま、天界が攻めて来たら・・・そんな心配は的中してしまうのである。




 《ドドドドオオオォォォォン》とてつもなく大きな轟音が轟く。天界の攻撃がはじまった。


 城の周囲に流星群が落ちてくる。シェスター達が急いで、防御壁を張り城を守る。メルティアは、知っていた。自分が囮になれば神々や天使軍は、城から引き離せる事を・・・。


 目の見えないメルティアは、城から離れた場所に転移して、敵を引き付ける目的で無数の光の矢を放つ。


 間もなくメルティアの周囲に攻撃が集まり出した。メルティアは、攻撃が当たる度、敵の位置を割り出して高速のエネルギー照射で叩いていた。


 「きゃあぁぁぁ」メルティアの悲鳴が上がる。ヘパイストスの聖槍がメルティアの防御壁を貫いて突き刺さる。大量の血飛沫が噴き上がる。


 メルティアは、必死に痛みに耐えながら光の矢を放つ。ヘパイストスの胸を貫いた。


 つづいてアレスの聖槍もメルティアに打ち込まれる。「あぁぁん」切なそうな声を上げるがアレスも逃さない。


 『ホーリー・セイバー!』位置を特定してアレスの首を薙ぎ払う。


 メルティアはこの一瞬のやりとりで神々を2柱を葬ってしまった。


 「こいつは、目が見えない。攻撃を受ける事で、我々の位置を確認して反撃しているらしい。反撃出来ない程の攻撃を打ち込め!メルティアを囲み神々は一斉に神器による攻撃を加える。


 泣き叫ぶメルティアだか、反撃は忘れない。『オメガ・フォトン・バースト!』取り囲んだ、アポロンと大天使達が光に飲み込まれて消える。だが、流石にここまでである。


 身体中神器による改善しない傷をつけられて、もう戦える状態では無くなっていた。そして、目の前にゼウスが降りて来る。


 「よくも、私の計画を台無しにしてくれたなぁ」


 『ケラウノス!』


 神の雷がメルティアに落ちた。


 《バリバリバリドドドドォォン》


 流石のメルティアだったが全身焼け爛れて、消えいる様な悲鳴をあげ倒れる。反撃の力は残っていなかった。


 周囲では、ハデス・ヒュプノス・タナトスは、シェスター・シーベル・アルフィンに葬られていた。


 天界は、大敗を喫して戻っていった。そして地上はこの日、女神を失った。

 ご閲覧感謝いたします。もう一話で最終回ですよろしくお願いいたします。

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