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戦聖女は楽園を探し求める。  作者: バナナード
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海底神殿

今回は神託に関わる神ポセイドンとの交渉に入る回です。はたして、ポセイドンはどんな神なのか?話が通じるのか?ご閲覧お願いします。

海底神殿の調査は、シーベルとファンタムは、シーライオスで留守番とする事にした。


 海底神殿の王はおそらくはポセイドン。神なのだ、神託を読み取る限り、一番人間に身近な神の1人なのだが、味方では無い可能性もあるのだ。


 もしも、敵であった場合に一人で脱出できるとすれば、翼と力のあるメルティアのみである。


 あと、ポセイドンの怒りを買った場合、シーライオスが津波に飲み込まれてしまうだろう。


 その際、巨大な結界を海岸沿い一帯に敷けるのはシーベルだけである。


 さらに、津波の到達時間を操作出来るファンタムは、町の守護に適していた。


 「メル。もしも相手に話が通じなかったら、すぐに逃げてきてくれよ。俺待ってるのが心配なんだ。」


 「私の力を信じて欲しいな。何のために、人じゃなくなったと思ってるの?」


 メルティアは、微笑みながらシーベルを諭した。



 翌日、マジックサーペントを召喚して背中に乗った。水中でも呼吸ができるように、魔法もかけた。メルティアは、海竜の背中に乗り海底に消えていった。


 海底神殿は招かれた者には、直ぐに見つかると言うのは事実で、間もなく到着した。メルティアは、海竜から降りるとなぜか開いている正面の門へゆっくりと向かった。


 誰も居ないのだが、メルティアは何かに誘われている様に中に入っていく。神殿はとても静かで、まるで今までのあらゆる喧騒はまるで、過ぎた夏の祭りのようで静かで安らかなのである。メルティアは、恐怖や緊張ではなく、安らぎすら感じていた。


 大きな石柱が整然と並び立ち、神殿奥の海王の間へと続いている。今日のメルティアの姿は、大きな6枚の翼を自由にする為に背中が大きく開いている白いドレスに、やはり翼を避ける様にスリットの入った薄桃色のレースのローブを纏う。銀白の髪をサラサラと靡かせ、大きな明るい瑠璃色の瞳は、向かう先を見据えていた。


 見据えた先には、背の高い細身だが筋肉質な男性が立っている。その容姿は淡麗で意思が強そうなくっきりとした眉と海の底を思わせる深い青色の瞳、高く整った鼻だち、少し冷淡な印象の薄い唇、この世のものではないような美形であった。そう、彼が海王であろう。


 「よく来たな、お前が大地の支配者か?今世の主は随分と可愛らしいのだな。だがその強大な力は、既に神と融合しているのか・・・」


 「海王さま、初めましてメルティアと申します。神書にあった神託の真実を追ってここまでやってまいりました。」


 「うむ、そうだな、もはや裁きは降ってしまっているようだな。あとは、だれがお前達の前に立ち塞がるかだけが決まっていないだけだ。」


 「海王様、お聞きしたい事がございます。」


 「なんだ?私はお前自身が我が従者になるなら、このまま平穏なまま世界を支配してやってもよいぞ。」


 「そうですか、、、やはり神託は、事実だったのですか。ならば、私達人間は、何をしたというのですか?」


 「聞かねば解らぬか?」メルティアは、俯いて言葉をまつ。


 「人間は、海・大地・大気を汚し、あまつさえ同族内ですら、争い蔑み傷つけ合う、欲に流され嘘つきだ。何処に生かしておく価値があるのだ?」


 「畏れながら、地べたを這いずっても清く正しく慎ましく生きている者も沢山おります。その者達を忘れないでいただきたいのです。」


 「多数は、悪であろう?一度一掃しなければいけない。それが神の意志だ。」


 「そうですか・・・海王さま、私が生け贄になれば、このまま世界を治めて頂けるのですか?」


 「そうだな、考えてもいいな。お前は、美しい。行いにも見苦しいものもない様だからな。」


 「少し考えさせて下さい。」


 メルティア俯いて答えた。メルティアは、一度シーライオスに戻った。

いつもご閲覧ありがとうございます。ご意見・お意見などいただければ幸いです。

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