初めての飛行
主人公、空を飛ぶ!!
しかしそう上手くいかず…
誤算、脱字がありましたら報告していただけると幸いです。それではどうぞ!。
「あぁ、恥ずかしかった〜。」
働き蜂の助けもありなんとか外に出ることが出来た私。
「何?」
働き蜂がつついてくる。何がしたいんだろう?。
すると、背を向けて飛び去り、私の元に戻って来ると、また飛んでゆく、ということを繰り返す。
「ついてこいってこと?」
そう言うと、働き蜂は高速首振りマシーンになった。
「わかったわ、ついて行くよ。」
そう言って私は、歩きだした。
すると、働き蜂が私の背中に回ってくる。
「?」
そして、私の翅をつついてくる。
「飛べってこと?」
働き蜂は高速首振りマシーンになった。
「飛ぶって、どうやって…いや出来るわ。」
夢で得た知識の中に飛ぶ方法があったはず!。
「え~と、まず身体強化を使って。」
私は、まるで当然のように魔力を操作して身体強化を発動させる。
「次に、高速で翅を羽ばたかせて。」
背中からブーンという蜂の羽音が聞こえてくる。
「このままじゃあ飛べないから、風魔法を翅にかけると、ッ!?」
風魔法をかけた途端身体が浮かび上がり少しづつ上昇していく。
「やった!。飛べあああ~」
私は、魔力のコントロールを間違え一気に上昇していく。そして、ここは室内!。もう、何も言わなくても分かるはずだ。
ドン!!
私は勢いよく天井に激突!。そして、推進力を失った身体は、重力に従って落下!。
「ギャン!」
私は変な声を出して、地面に転がった。
働き蜂はまた、「やれやれ。」という雰囲気を出していた。
解せぬ
世の中そんなに甘くありません。
結局、失敗した主人公でした。
楽しんでもらえたら幸いですそれではまた~。




