身バレ
誤字、脱字がありましたら報告していただけると幸いです。
「それで、もう魔神教は倒したのですね。」
「ええ、本体が雑魚だった上に、魔権も大した事なかったからね。」
「ずいぶん眠そうですね…」
「…魔神教の数十倍厄介な相手がいたからね。」
ローケンは、私の膝を枕にしているサフィーを見つめる。
眠い…
「お昼ご飯いらないから寝てもいいかしら?」
「わかりました、お休みなさい。」
そう言って、私はサフィーを抱きかかえて部屋に戻った。
「お客さん!お客さーん!」
私は、宿屋の娘に起こされる。
「何?」
せっかくの睡眠時間を〜
「ギルドの人が来てますよ?」
「ギルド?…あー、そういうことね。」
私は、サフィーを起こさない様にベットから出る。
そして、一階に降りる。
私が降りてくると、いかにもって感じのイケオジがいた。あと、マラフィも。
「はぁー、今寝てたんですけど…何のようですか?」
「ふむ、聞いていた通り強気だな。」
聞いていた?
私がマラフィに目線をやると、マラフィはスッと目線をそらした。
こいつか…絶対余計なこと言ってるわね。
「あんまり責めないでやってくれ。」
「わかってますよ。それで、何の用ですか?」
「魔神教の事だ。」
やっぱりか…
「はぁ、色は青で司教。魔権は『嫌悪増幅』。名前は、バーカーダ。これでいいですか?」
「そこまでは知っている。私が知りたいのは、以前倒した魔神教の事だ。」
「嫌です。」
「教えてもらおう。」
このジジイ…
アルスの事を教えるのは、自分は女王候補だと言うようなもの。教えるもんですか!
「聖騎士アルス」
「ッ!?」
「マンイータービーの巣攻略の際、女王候補に刺し違えられ、死亡した冒険者…いや、魔神教だ。」
何で知って…死体を掘り当てたか、厄介な。
「アルスと刺し違えた女王候補は、炎使いらしいな…それに波打つ刀身を持つ大剣を持っているらしいが…」
マラフィが目をひん剥いて私を凝視している。
「どうした?黙っていてはわからんぞ?」
「チッ」
仕方ない、
私は、ペンダントを取り出し、人化を解除する。
「やはりか、女王候補。」
「違う」
「何?」
「私はルビーノ、名前で呼べ、人間。」
私は、ジジイを睨みつける。
しかし、ジジイは涼しそうな顔をする。
少しは隣のマラフィを見習えよ、人間風情が。
「そうか…そうだったな。では、ルビーノ。」
ジジイはかしこまる。
「この街、クレステの冒険者ギルドのギルドマスターとして感謝させて欲しい。ありがとう。」
「あっそ。それで、私の件については?」
私は、魔力を少しだけ放ちながら質問する。
しかし、ギルマスは顔色を変えない。
マラフィは青を通り越して白くなってる。
「何もしない。」
「そう」
私は、魔力の放出をやめ、ペンダントで人化もする。
ようやく落ち着いたのか、マラフィが大きく息を吐く。
「一応お礼として、ランクをDに昇格するつもりだ。」
「そうなの?じゃあ、サフィーの分もお願い。」
「ああ、分かっている。」
まぁ、一応警戒しておくか。
取り敢えず私とサフィーに危害を加えないならどうでもいいけど。
そうだ
「女王候補に関する話しを聞いたこと無い?」
「女王候補に?知らないな。」
「そう…あと数日で次の街に行くから。」
もうすぐローケンの商隊が次の街に行くらしい。
この街ともお別れだ。
「そうか…ローカー商会についていっているんだったな。」
何で知って…マラフィ。
こいつ、口が軽すぎない?
マラフィにいろいろ話すのはやめよう。
「ええ、交易都市とやらに行くらしいわ。」
「そうか…だったら明日、ギルドに来てくれ。交易都市のギルマスに渡したい物がある。」
ギルマスからの指名依頼、テンプレにありそうね。
「急に来て悪かった。それではまた明日。」
「ええ、また明日。」
そう言って、ギルマスは帰った。
あ、名前聞くの忘れた。
ギルマスの名前どうしよう…




