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盗賊

はいは~い定番の盗賊共を蹂躪する回です。

誤字、脱字がありましたら報告していただけると幸いです。

「嬢ちゃん達が盗賊と戦うのか?」

「ええ、貴方達に女王候補の力を見せつけておこうと、思って。」

ガッスは少し考えた後、

「まぁ、嬢ちゃん達が負けるとは思えないしな、いいぜ、好きなだけ暴れてくれ。」

「それじゃ遠慮なく、行くわよサフィー。」

「はい!」

私は念の為ペンダントをつけて、精霊剣を取り出す。

サフィーも杖を取り出し魔法強化をかける。

「さて、ゴミ掃除をしますか。」

私達は、盗賊をおびき出す為に馬車から離れる。

すると、

「よぉ嬢ちゃん達、馬車から追い出されたのか?なら俺達が守ってやるぜ?」

盗賊のリーダーらしき男は薄汚い笑みを浮かべる。

「これは、私達が誰かわかっての愚行かしら?」

「あん?もしかして貴族の嬢ちゃんか?なら「貴族?」は?」

「そんなのと一緒にしないで貰える?」

盗賊のリーダーは首を傾げた後、何かを察したように、笑みが深くなる。

「これは、とんだ上物が釣れたもんだ。」

周りの盗賊達もニヤニヤしている。

「俺がたっぷり可愛がってやるからな、王女様。」

そして、私に掴みかかろうとして、私に蹴り飛ばされた。

「汚い、それ以上私に近づくな貴様と同じ空気なんて吸いたくない。」

「なっ?は?」

盗賊のリーダーはまだ自分に何が起こったか理解できてないらしい。

「現状を理解できない下民に、私が、優しい私が教えてやろう。お前は、私に蹴り飛ばされた、それだけだ。」

言われて始めて理解できてこのバカは、笑みを浮かべる。

コイツ、Mなのか?

「いいねぇ、お前みたいな反抗的な奴をめちゃくちゃにするのは楽しいからなぁ〜、お前の余裕顔、どこまで持つかな?」

なんだ、ただのクズか、面白くない。

「ハァ、お前等相手に余裕顔が崩れる事はない、だから安心して死ね。」

「それは、どうだろうなあ!」

クズは剣を振り下ろす。

私は、その剣を片手で掴んで止める。

「な!?」

「どうした?何を驚いている?」

盗賊のリーダーは明らかに動揺している。

「サフィー、周りの雑魚は貴女の好きにしていいわよ。」

「分かりました!では早速、」

サフィーは、用意していた飛光斬を五発放つ。

すると、40人いた盗賊が19人まで減る。

「う〜ん、もう3人は殺れたと思ったのですが。」

「充分よサフィー、すごいわ!」

「ありがとうございます、ビーノお姉様!」

動揺が盗賊全体に広がる。

逃げ出さないのは、あまりの事に、脳の処理が追いついていないからだろう。

所詮盗賊、低脳共の集まりだ。

「う、うわあああああ!!」

ようやく脳の処理が追いついた盗賊の一人が逃げ出す。

私は、風魔法で攻撃する。

すると、盗賊は風魔法で細切れになり、血と肉片が飛び散る。

「うわっ、汚い。風魔法は失敗だったかしら?」

「そんことないです!あれは凄いことだと思います!さすが、ビーノお姉様です!」

「ありがとうサフィー。」

私は、サフィーの頭を撫でる。

サフィーはとっても嬉しそうだ。

「お、おおおおおおお!」

好機と思ったのか、盗賊のリーダーが斬りかかって来る。

私は、その足を切り裂く。

「ぎゃあああああ!?」

私に切られた盗賊のリーダーが叫び声を上げる。

私は、近くまで転がって来た盗賊のリーダーを蹴り飛ばすと、

「サフィー、取り敢えず止血だけしてあげて。」

「はい!」

サフィーが盗賊のリーダーに回復魔法をかける。

「さて、ちょっと種明かしをしましょうか。」

私は、ペンダントを外す。

「は、翅?」

「そうよ、翅よ。」

そして、この意味を理解できた盗賊達は一人、また一人と顔を青くしていく。

「ま、まさかお前、女王候補。」

「あら?少しは賢い人間もいたわね。」

残っていた全員が顔を青くする。

「さて、もう手加減する必要は無さそうね。」

すると、盗賊の一人がよくわからない悲鳴をあげて逃げ出した。

当然、爆炎球で焼き殺す。

「次はどれにしようかしら?」

私は、犯罪者共を、一人ずつ火あぶりの刑に処してやった。








馬車から、ビーノ様の虐殺を見ていましたが、最後のあれはひどいですね。

「完全に火あぶりの刑ですね。」

「だな」

「よかったですね、私がビーノ様の討伐を命じなくて。」

私が一つ間違えていれば、火あぶりにされていたのは、私達の方でしょう。

「今、旦那に嬢ちゃんを殺せと命じられたら、絶対断るな。」

「そんなことはしませんよ」

そんなことすれば、私まで火あぶりにされる。

そんなのはごめんだ。

ビーノ様はいくつかの方向に炎を放つと、ペンダントをつけてこちらへ歩いて来た。

「終わったようですね。」

「みたいだな。」

歩きながら、妹のサフィー様と話す姿はとても楽しそうだ。

「ビーノ様だけは、敵にしないように気おつけないと。」

私は、そう決意しました。

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