お母様
やーーっと新キャラ登場です。今まで主人公と働き蜂しかいなかったからね。これでようやく話しが進む。
誤字、脱字がありましたら報告していただけると幸いですそれではどうぞ!。
私は、その後、なんとかコツを掴んで、飛んで移動することに成功した。…おいそこ!ふらふらしてるとか言わない!。ただちょーと不格好なだけだ!。断じてふらふらしている訳ではない!。
そんなことを言っている間に目的の場所に着いた。
女王の部屋。私のお母さん…お母様の部屋だ。
蜂の世界は女王中心の絶対王政。くれぐれも不敬のないようにしないと。
大丈夫。夢で得た知識の中に貴族作法というものがあった。やり方は分かる!。勇気を出せ!、私!。
「失礼します。」
ドアはないので挨拶だけ。
「入れ。」
「はい。」
私は、お辞儀をしたあと部屋に入った。
うん。私、よくやった。よく表情を崩さなかった。
なぜかって?だって、お母様の部屋は…
私の部屋の何倍も大きくて、豪華な装飾がされていたからだ。
「よく来たな、4番目の女王候補の私の娘。」
「はい」
4番目、私四女なのか。
てゆーか、知ってたけどやっぱり私、名前無いんだね。
「特に言うことが無いので、本題だけ言うぞ?、よく聞け」
「はい」
「今からおよそ一年後に新しい女王を決める戦い『女王戦』がある。」
「女王戦?」
「そうだ。簡潔にまとめと女王は一人しかいらない。だから一人になるまで、姉妹で殺し合え、という感じだな」
「…」
私は絶句した、まだあったこともないとはいえ、血を分けた姉妹と、殺し合わなければならないなんて、あんまりだ。
「これから宝物庫へ行き好きな服と武器を選んでこい。」
「わかり、ました。」
「よろしい。では下がれ。」
「はい」
そういえば全裸だった。
ミツバチの女王って女王候補が二匹以上いると、先に生まれた女王候補が他の女王候補を殺すらしい。
ミツバチに生まれなくてよかった。
楽しんでもらえたら幸いです。それではそれではまた~。




