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妄想は光の速さで。  作者: 大嶋コウジ
第14重力子 ワタシタチノキボウ
95/105

魂達の会話

ダークマターによって遠くに飛ばされた不思議な少女達の会話。

そして、聞こえてはならない声も聞こえてくる・・・。

- とっきょと良子 -


「やだやだやだ~~~っ!

あ、あれ、なんなのよぉ~~・・・。

こ、怖いよぉ~、良子ちゃん・・・。」

「う、うん、とても、怖いわ・・・。

何なのかしら・・・。

あんな恐ろしい塔が存在するなんて・・・。

で、でも、池上さんが、何とかしてくれるわ・・・。」

「おぉっ!さすが愛する人を信じてるっ!愛ですなぁ。」

「な、な、何を言ってるんですか、にゃっ!」

「えへへ、ごめん、ごめん。うん、そうだね。池上さんのところに行こうっ!」

「もうっ!」


-----


- ユウ -


「あ・・・、あれは・・・。

し、信じられない。

地獄という世界・・・、あんな姿だったのね・・・。

私はどうしたら・・・。」

「ユウ姉さんも行こうよっ!」

「とっきょ・・・、そ、そうね・・・。」


-----


- やまいとシャーレ -


「こ、怖いよぉ~~。」

「だ、大丈夫だよ。やまい・・・。」

「あう~・・・、シャーレお姉ちゃん・・・。」

「私の後ろにいな。」

「う、うん・・・。」

「池上って奴のところに行こう・・・。」

「うんっ!お兄ちゃんのところに行くぅ~~っ!」


「・・・それにいても、私はあんな世界に行くところだったというのか・・・。」


-----


- 愛那と髪の短い巫女 -


「愛那少し、手伝いすぎだったよ。」

「えっ?そうですか?」

「少しは生きてる人に任せないと。」

「す、すいません。」

「まあ、アニキを愛しているのは分かるけどさ~。」

「ま、また言いますかっ!」

「それは、良いけど。あれは何なんだい・・・?」

「あ、あれは、悪魔達がヘッドギアの力を使って呼び出した地獄界・・・、いえ・・・、

その世界が具現化して塔の形になったイマージュです・・・。

しかも、ブラックホールと呼ばれる宇宙の神秘と一緒になっています。」

「あぁ、何てことだ・・・。使われてはいけない奴に使わせてしまった・・・。」

「はい・・・、ごめんなさい。」

「いや、私も力不足だった・・・。これは手に負えない・・・。急いで戻って上に相談する。」

「は、はい。分かりました。私は引き続き、池上さんをお助けします。」

「ああ、頼むよ。」


「だけど、池上さんが話していたムーって?

ムー大陸の時代・・・?

私には思い出せない・・・。

そんな神秘の時代があったなんて・・・。」


-----


- 悪魔 -


「それにしても、この身体ぁぁぁ、1万年ぶりに得た身体ぁぁぁ。

クククゥゥゥ・・・、カカカァァァ・・・。

存分に使わせてもらうぜぇぇぇ。

インフェルノによって、この世界を俺が望んでいた闘争と破壊と絶望の世界にするぜぇぇぇ。


神は死んだぁ!

神は滅んだぁ!


俺をサタンと呼び、暗闇に閉じ込めた神どもよぉぉぉ!

今度も俺の勝ちだぁぁぁっ!!

ざまあみろぉぉぉっ!!」


-----


- (認識不可) -


<地上人類の進化が止まるかどうかの瀬戸際である。>

<この世界を悪魔共の巣窟にするわけにはいかぬ。>

<これ以上、闇の世界が広がるのはまがいならぬ。>


<ムーやアトランティス時代の闇とは比べものにならぬ。>


<残念だが、この文明もここで一旦、消さざるを得まい・・・。>


<宇宙の意識よ、銀河系の意識よ、太陽系の意識よ、地球の意識よ、

地球人類の進化を一旦止める事を許可して頂きたい・・・。>


・・・

・・・

・・・


<・・・ご理解ありがたい。>


<では、地球意識よ、開始しよう。>


<それにしても、あのような地上の法則を破壊するものを与えたのは・・・、そうか、レプタリアンか・・・。>


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