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妄想は光の速さで。  作者: 大嶋コウジ
第13重力子 ボクハ ミンナトトモニアル
92/105

僕はみんなと共にある

地獄の世界を生み出した悪魔に、力を失った池上。

だが、そこに仲間達が集まり始めていた・・・。

こんな巨大なものどうすればいいんだ・・・。

何とかしなければならないのに、ち、力が入らない・・・。


「池上さんっ!」

「愛那・・・。」


ダークマターが消えてみんな戻り始めてきた。


「僕はどうすれば・・・。」

「駄目ですよ。失望してはっ!」

「で、でも、こんなの・・・、僕の力では・・・。」

「忘れたの?みんないるんだよっ!」

「み、みんな?」


「そうだよっ!」とっきょが言う。

「何とかしましょうっ!」ユウ姉さんが言う。

「最後まで付き合うよ。」シャーレが言う。

「お兄ちゃん、がんばろ~っ!」やまいが言う。

「池上さん、わ、私もいるにゃっ!」良子さんが言う。


「お前は、俺達の息子だろっ?」


お父さんや、ホームレス達が言う。


「お、お父さん?それにみんな・・・。あぁ・・・、こ、この前の震災で・・・。」

「うっせえなぁ、んなことより、目の前のあれを何とかしろよっ!」

「父さん・・・。」

「そうですよ。あなたを鍛えたり、色々な事を教えたのは、この時のためですよ。」

「Dさん・・・。」


「バカねっ!良信君、弱気になっちゃ駄目よっ!」

「あぁ、香織さん・・・。あなたまで・・・。」

「こんなに身体も大きくなって、背も大きくなったのにっ!ダメダメッ!」


「また・・・、また、みんなに助けてもらう事になるなんて・・・、駄目ですね、僕は・・・。」


僕の奥底にあった叡智が僕に力を与えてくれる。


「そ、そうか・・・。

そうだったのか・・・。

みんなは、1万2千年前も、僕のそばにいてくれたんだ・・・。

愛那は女性達をまとめるリーダーとして、

父さんは男性達をまとめるリーダーとして、

そばで香織さんと、髪の短い巫女さんが、直属のサポート役で・・・。

永原は僕と良いライバルだった・・・。

僕は・・・、

僕たちは・・・、

長い長い転生輪廻を繰り返しても、いつも一緒にいたんだね。

みんなといつも一緒にいた・・・。」


僕は顔を上げると、強く決意していた。


「今度は絶対に負けないっ!ムー大陸での雪辱を晴らすっ!」


僕はまた力を使った・・・。

それは全てを守るためにっ!!!

それはみんなを守るためにっ!!!

それは未来を掴むためにっ!!!


僕はまた力を使った・・・。

それは正しい未来を導くためにっ!!!


「僕はみんなと共にあるっ!!!」


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