表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妄想は光の速さで。  作者: 大嶋コウジ
第8重力子 フッカツゲキ
46/105

警察署日誌07

波多野は、「ときこ」という女性も追っていた。

だが、その調査結果は期待したものとはかけ離れていた・・・。

池上君の捜索と共に、私は"ときこ"という名前の女性についても調べさせていた。

彼女について何か分かれば、池上君を助けることが出来るかもしれなかったからだ。

しかし、彼女も行方不明となってしまっていて、見つけることは出来ないかもしれない。

実際には存在しないかもしれないが、あの池上君が、嘘をついているとは思えなかった。


大田町に住んでいる女性で、太田大学の附属高校に通っている生徒は、以前も記載したとおり、一人もいない。

制服から考えると、年齢は、15歳から18歳と思われるため、絞り込むと、以下の3名となった。


一人目

大上 朱子 15歳

現在中学3年生


二人目

五月 雨鷺子 18歳女性

現在浪人中


三人目

新川 富紀子 16歳女性

現在両親の実家である富山県の高校に通っている。

住民票だけ、こっちに登録しているだけだった。


どの人物も、特に気になる点はなかった。

また、平成x年に交通事故で死亡した蓮沼時子15歳女性という人物もいた。


つまり、この線で池上君を助けようとしたのが、難しいことが分かった。

容疑者に肩入れしすぎているのは分かっているが、何故か応援したくなる彼の無実を証明したかったのに。


池上君が見つからない今、全国に指名手配されるのは時間の問題だろう。

悔しくて仕方が無い。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ