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妄想は光の速さで。  作者: 大嶋コウジ
第14重力子 ワタシタチノキボウ
101/105

池上の詩:「小さな事から始めよう」

生きていると色々ある


苦しいからって死を選ぶ場合もある

ユウや愛那のように


それは思いもよらないで起こる場合もある

とっきょやまよいや良子さんのように


ずっと憎しみを引きずってしまうこともある

シャーレのように


もっと辛いのは死んでしまって行き場を失うとき

不思議な少女達のように


だけど

踏みとどまって相談してみれば道が開けたかもしれない

愛那みたいに死んでから気づいても後悔しか残らない


辛くても頑張っていれば、優しい人に出会えるかもしれない

どんな境遇でも頑張って生きている人達だっているじゃない

香織さんやアルファベットホームレスのように


だから

僕らは自分の範囲でやれるだけのことをやろう

自分が成長したら辛かったこともただの笑い話になるから

自分を傷つけた人も許せるかもしれないよ

僕やシャーレのように


今いる範囲で

やれる範囲で


小さな事から始めてみよう


勉強を5分やるだけでも

部活を10分伸ばすでも

仕事を15分集中するでも

家族と20分いるだけでも

友達の話を30分聞くだけでも


僕らは生きてる

だから何か出来る


小さな事から始めてみよう


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