表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紋章憑き~世界最強の男がやって来た世界は、キスもエッチも無い世界のようです  作者: 琴崎大寿
第一章 ワケも分からぬまま、この世界で最強を目指すことになりました
45/61

45

『キスをする』という行為。


そのようなこと、今までナスターシャは一度も考えたことがなかった。隼人に『キス』とは唇と唇を重ねる行為と聞かされ、全く信じられなかった。『不潔』との言葉しか思い浮かばなかった。


しかし、今はどうだろう。


隼人に『キス』とは愛情表現のひとつと聞かされたナスターシャは『キス』に抱く『不潔』との印象は薄れつつあった。あるにはあったが『唇を重ねる』という今までに聞いたことも見たこともない愛情表現の方法に、興味の方が大きく膨らんでいた。


「で、私はどうすれば良いのだ?」


「そうだな。じゃ、少し体をコッチに向けてくれる?」


「こ、こうか?」


ナスターシャは言うとおりに、体を少し捻るようにして体を隼人の方へ向ける。その時ナスターシャの膝が隼人の足に軽く当たった。「あ」と軽く動揺するナスターシャに追い打ちを掛けるようにして、隼人も足を動かし、わざとナスターシャの足と自分の足をピタリと密着させる。ナスターシャの動揺に拍車が掛かる。


「そうそう、んで、そのままジッとオレの顔を見る。ジッとな。目、逸らしたらダメよ」


「わ、分かった」


隼人の顔をジッと見るナスターシャ。言った隼人もナスターシャの顔をジッと見る。


自分でも体がぽわっと熱くなっているのが分かる。トクトクと胸を叩く音が早くなっているのも分かる。ナスターシャはコクリと喉を鳴らす。


ナスターシャは自然と隼人の唇にばかり目がいっていた。


またコクリと喉を鳴らしたナスターシャは無意識のうちに、下唇を軽く噛むように下唇を舐めて唇を潤わせた。これには隼人の心が掻き乱された。ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイ! エロい! どエロい! むしゃぶりつきたい欲望に駆られるのを必死で抑える。


「ど、どう?」あまりの衝撃に隼人の声が上擦っていた。


不意に言葉を掛けられナスターシャが慌てる。目をパチンとさせる。


「え? ど、どうって?」


「今気持ち的にどんな感じ? ってこと」


「か、感じ、か……。そうだな……し、正直……恥ずかしい、な」


ナスターシャの返答に隼人はニコリと笑った。いよいよ最終ステージに突入だ。


「よし、それじゃ……目、瞑ろうか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ