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紋章憑き~世界最強の男がやって来た世界は、キスもエッチも無い世界のようです  作者: 琴崎大寿
第一章 ワケも分からぬまま、この世界で最強を目指すことになりました
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ダンダークが隼人に聞こえないくらい小さな声で、言葉を呟いた。


瞬く間にダンダークの肌の色が光沢のある黒色に変わった。


「――しかし、ここからが本番だ!」


ダンダークが隼人に向かって突進する。


その巨体に似合わず、一瞬にして隼人との間合いを詰めたダンダークが右の拳を打ち下ろす。


隼人はそれに合わせて、迷うことなく右の拳を放つ。交差する両雄の右拳。


命中したのは隼人の拳だった。魔法陣を纏った拳がダンダークの鎖骨部分に突き刺さる。一瞬で、ダンダークの体が飛ぶようにして闘技場の壁にめり込んだ。闘技場が小さく揺れる。


「……ぐぬぅぅっ……なんのぉ」


ダンダークが体を起こすよりも早く、隼人が次の攻撃を加える。


「はがっ!」


右、左と交互にダンダークを殴りつける。ただ単純に、ひたすらに殴りつける。一発一発と当たるたびにダンダークの体が消えていく。壁に飲み込まれていく。まさに異様で不気味な光景だった。


「……ぅが……これ、しき……」


打ち止まない隼人の拳。闘技場内はダンダークを殴りつける音だけが響き渡っていた。


「……ぅご……け……ぬ……」


隼人の攻めに、言葉を発することしか出来ないダンダークだったが、その声も次第に消えていった。しかし隼人は攻撃の手を緩める気など無かった。


あまりにも圧倒的だった。


絶句するしかなかった観衆。こんな言葉が聞こえた。


『『神』だって? あんなの、ば、化け物だろ』


その一言で、堰を切ったかのように、隼人に畏怖する発言で闘技場内は埋め尽くされた。


「――その辺でやめておけ」


誰かが隼人の腕を掴んだ。ようやく隼人の拳が止まった。


「あ?」


振り返った隼人。そこに立っていたのはナスターシャだった。


「すでに意識がない。お前の勝ちだ」


隼人が溜め息に近い息を吐くとナスターシャの肩をポンと叩く。


「……止めるのがおせーよ」

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