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紋章憑き~世界最強の男がやって来た世界は、キスもエッチも無い世界のようです  作者: 琴崎大寿
第一章 ワケも分からぬまま、この世界で最強を目指すことになりました
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否定は受け付けぬ。とばかりに、ナスターシャは隼人の言葉を待たずにサッサと行ってしまった。


「……許さぬって」


なんで命令口調なんだよ。立場はオレの方が上になったんじゃないのかよ。


隼人は内心そう思ったが、口にはしなかった。上下関係云々で要求した『隷属戦』ではない。ナスターシャを好きにすることが出来ればそれで良い。


そうだな。まずは……キッスから教えていこうか。それから慌てず急がず、順を追ってナスターシャを仕込んでいくとしようか。


こういうのって、なんて言うんだっけ。


躾け? 違う。教育? 違う。調教? ……調教。そうだ調教ってやつだ。


「ふひ……」


まさかまさか、異国の地で女性を調教することになるとは夢にも思わなかった。しかも美女ときた。そうか、これもファンタジーってやつか。ファンタジーならではの、とんでも展開だな、おい。


「ふひひひひ……」


「気持ち悪い。無言になったかと思えば急に笑い出しおって」


「えあ?」


隼人はダンダークの野太い声に、現実に引き戻された。


「悪い悪い。ちょっとこれからのことを考えてた」


「我にやられる未来でも想像したか?」


「んなわけあるか。てかよ、ナスターシャっておっさんの目から見てどう思うよ。やっぱイイ女なわけ?」


「? ナスターシャか? それはイイ女に決まっておろう。何しろ、ナスターシャは世界四大美女の一人なのだからな」


「そうなの?」


隼人は食い付いた。『世界四大美女』という言葉に。


「そうだ。世界中で知らぬ人間などおらぬ程に有名な話だがの」


「ああ、オレ今日この世界に来たばかりで何も知らないから」


「何のことだ?」


「ああ、コッチの話だからスルーでいいよ。そうか、かなりイイ女なのか。なるほど」


「あれほどの上玉を侍らせることが出来れば至福であろうな」


「もしかして、おっさんも狙ってた口か?」


ダンダークがニタリと笑った。


「当然ぞ」

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