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柔道着のわりに、愛を着てみようか? 15

紅葉が鮮やかに色づいた晩秋の週末の午後、ヒョヌが運営する少年柔道クラブの道場には、いつもより張り詰めた緊張感とともに、子どもたちの荒い息遣いが満ちていた。来月に迫った地域の少年柔道大会を控え、特別訓練が真っ盛りだったからだ。ヒョヌは畳の上を絶え間なく動き回り、子どもたちの姿勢を正し、励ましの言葉とともに、時には鋭い指摘も忘れなかった。彼の視線は、ひときわ一人の子に頻繁に留まった。シウだった。


以前よりも目に見えて表情が明るくなり、訓練にも積極的に参加するようになったシウだったが、ヒョヌはその変化が純粋に本人の楽しさから来るものなのか、それともコーチである自分や両親の期待に応えようとする努力ゆえなのか、確信が持てずにいた。特に乱取りの時間が始まると、シウの顔には再び薄い不安がよぎった。ヒョヌはシウに歩み寄り、その肩を叩いて言った。


「シウ、今日はコンディションが良さそうだな。この前練習した足技、今日は思い切り使ってみようぜ。結果は気にするな。ただ、自分が学んだことを試してみるんだ。転んでも大丈夫だ。パパが……いや、コーチがしっかり受け止めてやるから。」


とっさに「パパ」という言葉が飛び出したが、ヒョヌは努めて平然と言葉を続けた。シウは小さく頷いたものの、依然としてためらう気配が隠せなかった。ヒョヌは、子どもの心の中に築かれた恐怖の壁をどう壊してやるべきか、そして大会という目標がシウに過度な負担を与えているのではないかと、深い悩みに沈んでいた。指導者の道は、正解のない問題集を解くようなものだった。


同じ頃、せっかくの自宅でのんびりとした週末を過ごしていたジンスに、電話のベルが鳴った。病院の救急室からの電話だった。ジンスが長年担当してきた持病を持つ患者の状態が急変し、危篤に陥ったという急報だった。心臓がどきりと跳ねた。今すぐにでも病院へ駆けつけたかったが、今日は当直ではなく、信頼できる後輩の専門医が救急室を守っていた。医長としてすべての状況に直接介入するよりも、後輩たちに権限を委譲し、彼らの成長を支えることの方が長期的には重要だと、彼は信じていた。


「キム先生、慌てないで私の言うことをよく聞いて。」


ジンスは携帯を耳に当てたまま、最大限落ち着いた明瞭な声で指示を出し始めた。患者の状態、必要な検査、優先的に施行すべき処置、そして万が一に備えた手術の準備まで。彼の頭脳は素早く回転し、その声には外科医長としての冷静さと経験からにじみ出る確信が込められていた。電話を切った後も、ジンスはしばらくソファに座り、深い考えに耽った。患者への心配とともに、自分の下した決断と指示が最善であったかを絶えず反芻した。リーダーの座は、時にはこうして見えない場所でも重い責任と格闘しなければならない孤独な場所だった。


一方、リビングの片隅では、ミンジェが絵の宿題をしながらひどく顔をしかめていた。「私の一番好きな秋の風景」というテーマだったが、色とりどりの紅葉を表現するのが思うようにいかないようだった。色鉛筆を何度も持ち替え、うなりながら取り組んでいたミンジェは、ついにしびれを切らしたように色鉛筆を床に投げ出した。


「もう!難しいよ!僕、これやらない!」


ちょうど部屋で着替えを済ませて出てきたヒョヌが、ミンジェの愚痴を耳にした。彼はミンジェの隣にどっかと腰を下ろし、画用紙を覗き込んだ。


「おやおや、画伯殿はどうしてそんなにご機嫌ななめなのかな?何がそんなに難しいんだ?」


「紅葉の色が変なんだもん!赤でもないし黄色でもないし……綺麗に塗れないよ!」


ミンジェが泣きそうな顔で言った。


ヒョヌはしばし考え、ニヤリと笑って色鉛筆を数本手に取った。


「うーん……秋の葉っぱって、もともと一色じゃないだろ?赤、黄色、オレンジ、茶色……これらの色をそーっと混ぜて塗れば、もっと本物っぽくなるんじゃないか?パパがやってみるから見てろ。」


ヒョヌは不器用ながらも慎重な手つきで、色を重ねて塗りながら手本を見せた。彼の大きくて無骨な手が、小さな色鉛筆を握って集中する姿は、どこか不釣り合いで、それでいて慈愛に満ちていた。ミンジェはヒョヌの手さばきを不思議そうに見つめていたが、やがて自分も再び色鉛筆を握り、真似し始めた。二人の男は頭を突き合わせ、長い間、色鮮やかな秋の風景を共に描いていった。


夕食の時間になり、三人はそれぞれの一日を締めくくり、再び温かな食卓の前に集まった。ヒョヌは今日の訓練であったこと、特にシウとの対話で感じたことを慎重に打ち明けた。


「シウが言ってたよ。柔道が嫌いなんじゃなくて、上手くできなくて友達の前で恥をかくのが怖いんだって。大会に出るのも……もし失敗したらって思うと、すごく緊張するらしい。」


ヒョヌはため息をつきながら言った。


「あの子の心を、もっと早く察してやれなかったのが申し訳なくて……。どうやって勇気づければいいか悩んでるんだ。」


「そうだったんだね……。」


ジンスはヒョヌの話に熱心に耳を傾けながら言った。


「でも、シウがあなたにそんな本音を漏らしたっていうのは、あなたのことを深く信頼して頼っている証拠じゃないかな?あまり焦らないで。結果よりも過程を楽しめるように、『失敗しても大丈夫だ』って言い続けて、信じてあげることが大切だと思う。あなたなら、きっと上手くやれるよ。」


ジンスの温かな慰めと支持が、ヒョヌの重かった心に小さな光を灯してくれた。


ジンスもまた、今日の病院での緊迫した状況と、患者の状態が幸いにも安定したという知らせを伝えた。そして、後輩医師を信じて見守る過程で感じた、リーダーとしての悩みと責任感についても素直に語った。


「自分で処置するよりも、もしかしたら難しいかもしれない。信じて任せるっていうのは。万が一を思うと不安だけど、その過程を通じて後輩たちが成長できるように支えなきゃいけないから。」


「お前、本当にすごいな。」


ヒョヌが心から感嘆して言った。


「俺はまだ、自分で動く方が楽だけど……。人を育てて導くっていうのは、本当に別次元の仕事だと思う。お前は本当に立派な医者だし、素晴らしいリーダーだよ。」


ヒョヌの称賛に、ジンスは照れくさそうに笑いながら、彼の肩を軽く叩いた。


ミンジェも負けじと、今日の宿題で苦労したことや、ヒョヌパパのおかげで素敵な紅葉を完成させられた話を、楽しそうにまくし立てた。三人は互いの話に耳を傾け、共に笑い、時には真剣に助言を交わしながら、それぞれの今日を共有した。特別なことのない平凡な夕食の時間だったが、その中で彼らは互いの存在を通じて癒やされ、再び前へ進む力を得ていた。


食事を終え、皿洗い当番を決めるジャンケンで負けたヒョヌが、ぶつぶつ言いながらゴム手袋をはめている間、ジンスとミンジェはリビングで一緒にボードゲームを広げた。笑い声とともに時折聞こえてくるヒョヌの小言混じりのぼやきが、懐かしいBGMのように家の中を満たした。


夜が更け、ミンジェが自分の部屋で眠りについた後、ヒョヌとジンスは再びソファに並んで座った。ヒョヌは自然にジンスの頭を自分の肩に預けさせ、ジンスはその腕の中で安らかに息を整えた。


「今日という一日も……本当に長かったね。」


ジンスが静かに言った。その声にはまだ疲労の色が残っていた。


「ああ。でも……こうしてお前とミンジェと一緒にいると、全部大丈夫になる気がする。」


ヒョヌはジンスの手を探し、優しく握りしめた。


「時々、全部投げ出したくなるくらいしんどい時もあるけど、お前とミンジェの顔を見ると……自分がなぜこの険しい道を歩んでいるのか、改めて気づかされるんだ。お前たちが、俺のすべてだから。」


「僕も同じだよ、ヒョヌ。」


ジンスはヒョヌの手を握り返しながら、その瞳を見つめた。


「病院の仕事がどんなに大変で疲れ果てても、家に帰ってあなたとミンジェの笑う姿を見れば……自然と力が湧いてくる。僕たちが共に築き上げているこの平凡な幸せが、僕にとって最大のエネルギーなんだ。だから……辛い時は一人で抱え込まないで、僕に頼って。あなたの苦労は全部僕が聞いてあげる。あなたも……僕にそうしてくれるよね?」


「当たり前だろ。」


ヒョヌはジンスの額に優しくキスをして答えた。


「俺たちは互いにそういう存在じゃないか。世界で一番心強い味方だ。」


深まる秋の夜、互いの肩に寄り添いながら、彼らは言葉なく互いの温もりを分かち合った。それぞれの場所で抱える困難や重圧は決して軽くはなかったが、互いへの深い愛と変わらぬ支持があるからこそ、彼らは再び明日を生きる勇気を得ることができた。秋が深まるにつれて木々がよりたくましくなるように、彼らの愛と家族の絆もまた、時が経つほどに深く、堅固になっていた。彼らの物語は依然として、温かく希望に満ちた秋の色に染まり続けていた。


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