第8話 『風に消されて』
皆さん、こんばんは!
ムドゥーでございます。新たな生活には慣れましたかね?
僕も、小説活動を毎日あげるという目標を立てながらやっていますが、昨日はやはりやり忘れましたね笑
なので、朝イチで見てくれている全ての人たち送りたいと思います。
それでは、お楽しみに!
別に誰かのことを好きになることを笑うわけじゃない。逆に笑うようなやつはきっとロクでもねえやつなんだろう。俺もどっちかと言うとフラれる方を演じてきたからかあいつの気持ちがよく理解できたんだ。
みずき 『変わったね、ガラッとさ?』
昂矢 『俺が来たからってことですか?』
みずき 『そそ、こんなにも色が変わるなんてね?』
昂矢 『あいつのこと、後任せちゃっても良いですかね?』
みずき 『あいつって...あっ祐也君のことね!』
特には残したことなんてなかった。俺が教えられることと言ったら仕事のことと下らない人生経験だけだから。たった一カ月しかいなかったはずなのに、長年ここでやってきたからか凄く長いようにあっという間に過ぎていく夏の日のように。
みずき 『でもさ〜、どうしたら彼とまともに話せるのかな?』
昂矢 『この間みたいな感じで良いんじゃないですか、あの時のあいつ...めちゃ喜んでましたよ?』
みずき 『いやでも...あの時は寝ぼけてたっていうのもあってさ?』
昂矢 『みずきさん、あいつはあの時あなたの裏側の姿を見たんですよ!』
みずき 『えっ、どゆこと??(笑)』
昂矢 『いつもは起こってばかりのあなたが、自ら自分に声をかけてきたことに驚いてましたから』
みずき 『そりゃ、ONとOFくらいあたしにだってあるよ!』
昂矢 『それでも嬉しいんですよ、俺も全く同じだったし?』
みずき 『でも確かに、最近になって彼から声をかけられることが増えた気がするの』
昂矢 『そりゃそうでしょ、彼にもっと声かけてあげたらどうです??』
みずき 『分かった...よ、一応やってみる(笑)』
確かに手応えはあった。でも、もし彼がもし私のことを好きでいるのであれば伝えなければいけないことがある。それは、あたしがもう既に結婚を決めている相手がいるということ。とりあえず、次会った時には話そうと思うけれど。
祐也 『みずきさん、お疲れ様です!』
みずき 『お疲れ様、祐也君、あのね...すっ少し話でもどう?(笑)』
祐也 『別に構いませんよ、何か買ってきますか?』
みずき 『うーん、今日は買わなくて良いかな??』
祐也 『分かりました、あの...その話というのは何でしょうか?』
みずき 『そのさ、祐也君はさ...あたしのことどう思ってるのかなって?』
祐也 『そっそりゃぁ...かなり怖いけれど、優しい人なんだなってこの間話した時に感じました』
みずき 『そんなことないよ、あたしなんてテキトーな女でしかないし...(苦笑い)』
祐也 『そんな人が結婚なんて出来ないと思いますよ、みずきさん!(笑)』
みずき 『えっ、どっどうしてそれを??』
祐也 『全部聞いちゃって...すみません昂矢さんから聞いたんです(苦笑い)』
みずき 『そっか、ごめんね...何にも話せてあげられなくてさ?』
祐也 『確かに最初聞いた時は驚きましたよ、でもこんなに綺麗な人なら仕方ないかと思って(笑)』
みずき 『祐也君...やっぱり』
祐也 『大丈夫です、俺ももう諦めがついてるんで!!』
彼の笑顔はとても晴れやかだった。でも、その影で何かを隠しているのはあたしからも丸見えだった。こんなにもあたしのことを愛してくれて、ダメだと分かっていても本音の気持ちで「綺麗」だと話してくれた。
申し訳なさももちろんあるが、何よりも嬉しさの方が大きかった。決して叶わない恋に全力で挑む彼の姿を目の前で見た。彼の目にはひとかけらも汚れのない綺麗な世界が広がっているかのように。
みずき 『ありがとう、祐也君...あたし』
祐也 『大丈夫、きっと上手くいきますよみずきさん!』
そう微笑んだ彼の笑顔が綺麗だった。ピュアな心にあたしはとんでもない落書きをしてしまったのかもしれない。でも忘れないよ、あなたがあたしに恋をしてくれたこと。
そして、あなたがまたひとつ大きくなったことも。
今回の話は「いやぁ、切ないねぇ〜」と自分で作りながら呟いてしまうくらい甘酸っぱい青春恋愛物語になっております。
注目点で言いますと、みずきと新人君でもある祐也の恋の価値観やお互いの心情などですね。
それでは、次回もお楽しみに!!




