第7話 『切なブースト』
さて、皆さん本日2話目の投稿でございます!
どうも、ムドゥーでございます。
本日は、大学の健康診断日がありました。仲の良い友達、中には仲違いして顔も見たくないやつもいましたがそこは大人にいきましょう。
今後も引き続き書いていくので、応援よろしくお願いします。
俺が今向けているこの恋心はきっと届かないんだろうな。今日、バイトに行く前の休憩室でとある話を聞いてからずっと負け組の考えに浸っていた。
その内容というのは、みずきさんが結婚するかもしれないという事実だ。俺がたった一言の魅力で恋に落ちた彼女はもうすでにお相手さんがいたということ。つまり自分が恋をした相手にも好きな人がいて、俺はそんなことも知らずに一人舞い上がっていたということさ。
ちょっと耐え難い事実だからこそ、昂矢さんに相談したいと思う。彼はなぜ俺に、みずきさんのことを教えたのだろうか。もしかして、このことは既に彼には把握済みだったということ。とりあえず、聞いてみよう。
祐也 『昂矢さん、あの...知っていたんですか?』
昂矢 『あ〜、何を?』
祐也 『みずきさんのことです、教えてくれませんか?』
昂矢 『知ってたよ、全てな』
祐也 『何でです、こんなんひどいじゃないっすか!?』
昂矢 『俺はお前に教えただけだぜ、みずきさんを知りてえって言ったのは新人君...だろ?』
祐也 『確かにそうですけど、でもこんなことを知ってたら馬鹿みたいに踊らなかった』
昂矢 『それとも何か、自分だけが落とされたから嫌だってか?』
祐也 『いや、別に...そんなことじゃ』
みずき 『うるさいよ〜、どうしたん??』
祐也 『何でもないです、ごめんなさい(苦笑い)』
みずき 『なら仕事仕事、集中してくよ!』
祐也 『はい...』
こんなのひどいじゃないか。どうしてわざわざ分かり切った事なのに俺に勝負をさせるんだ。憤りを感じる、でもそれ以上に切なさが胸をこみ上げてくることに気がつく。
休憩中、とある人に声をかけられた。その相手は関原先輩だったんだ。まさかの声かけにあまり気分転換出来ずにいると、関原先輩は優しく俺にあることを教えてくれたんだ。
優華 『今、空いてる?』
祐也 『はい、丁度休憩に入ったところで(苦笑い)』
優華 『今日どうしたの、昂矢くんとなんかあったでしょ〜?(笑)』
祐也 『はい、実は...ちょっと意見のすれ違いがあって』
優華 『へぇ〜、なるほどね大抵想像はつくけどね〜(笑)』
祐也 『彼は合っているんですかね、彼が良いものなのかも分かりません』
優華 『まぁ、馬鹿ではあるけど悪い人なんかじゃないよ』
祐也 『どうしてそんなにはっきりと...?』
優花 『それはね...彼も今のあなたと全く同じ状況だったからかな?』
祐也 『いや、先輩...ちと答えが?』
優華 『昂矢君はさ、伝えられなかったの...』
祐也 『伝えられなかったって、想いをですか?』
優華 『そう、思いも届かなくてね〜?』
祐也 『まじすか、そっそれじゃあ...』
関原先輩が話してくれたのは、かつてこの店で働いていた時の話だった。そうか、昂矢さん自体も俺と似たような恋をしていたのだ。しかも昂矢さんの場合は俺の時のようにお相手さんは待ってくれなかったというじゃないか。
優華 『あの人も頭が重いからねぇ、こっちが把握してあげないとね?(笑)』
祐也 『なら俺に何をしてもらいたいんでしょうか?』
優華 『あの人が言いたいのは、突っ走れってことなんじゃないの〜?』
祐也 『なるほど...(そういうことだったのか)』
優華 『それじゃ頑張ってな!』
俺は飛んだ勘違いをしていたのだろうか。そうだよ、あの人はダメダメなあの時の俺にみずきさんという女性を近づけさせてくれたじゃないか。自分の望みが破れそうだからってひとりでに諦めて彼を責めたのはこの俺か。
俺は単なる馬鹿じゃないか。いや、危うく心から世話になった大先輩の言葉をかき消すところだった。彼のことをよく知る関原先輩だからこそ、あそこまでの想いを俺に伝えることができた。そして、俺に何をしたら良いか二人とも教えてくれたんだ。
決して無駄にしないと心に誓う、秋風の吹き始める夕方に。
今回は、祐也の心の揺さぶりを描いた1作に仕上げようと心がけました。
気付いていただけていたら物凄く嬉しいのですがいかがでしょうか?
それでは、今回の注目点といきましょうか!
今回の注目点は、優華から聞かされた昂矢の過去について触れたシーンです。




