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9.久しぶりの肉、肉・肉・肉祭り

 俺はシロとの連携を高めるために、モンスターを狩って、狩って、狩りまくった。


「シロ見てみろ肉だぞ、肉っ」

「クン」


俺たちは今40階層にいる、22階層からは亜人型と獣型の交互で出てくる感じだった、シロを仲間にした所からはシロの特訓のために雑魚だろうがボスだろうが関係なく屠ってきた。

わかったことは、ボスを倒すと必ずいいアイテムが手に入ることと、休憩部屋は10階ごとにあるみたいだ。

まず25階層のボスゴブリンキングからドロップしたスキルスクロール(夜目)、めっちゃ助かってます今まで暗いところは懐中電灯で明かりを照らしてたんだが片手が塞がってたんだよね。そのせいで何度か危ない時もあったからな。30階層のボスはキメラ定番の型だったよもう少しひねってほしかった、それでドロップアイテムはこれまたスキルスクロール(探知)いやー便利ですね。使って分かったけど異世界物で必ず出てくる意味がめっちゃ分かるよ、めっちゃ狩り効率あがったからな。最後に35階層はモンスター自体もちょっと変わってて亜人と獣型が同時に出てくる所だった、びっくりしたのが10階層のボスであるワーウルフも出てきたんだけどなんと魔狼を連れてたんだよね、あれはなんでなんだろ?二足歩行の狼が四足歩行の狼を連れてるってどういう理屈なんだよて考えてしまったんだよね、だがここはダンジョンそれにファンタジー化した現実、それで片付いたね。それでドロップアイテムは魔力のブレスレットていうやつだ。うん、今の所使い道ないけど今後使えるだろ。


【Item】

名称:魔力のブレスレット

説明:魔力を一定数貯めることができる、貯める方法は魔力を使うスキル・魔法を使用すること。


10階層の休憩部屋には本があったが20階層と30階層には何もなかったよ、普通のモンスターがいない部屋だった、だがあんまり意味がないんだよな、俺にはなんたって魔法のテントがあるんだから、あの性能は天下逸品だよ。

まず、テント張ったら半径5m程の範囲が認識疎外の範囲に入ってるみたいだ、一番の注目ポイントは室内だね室内にはキッチン完備で最初の部屋にあった家電と家具を中に入れたことでなんて言うことでしょう一人暮らしの部屋と同じ感じになったではまりませんか、なんとキッチン道具もそろっているんだよな神だよ、マジ神。


40階層は草原型、いや正確に言えば牧場型になっている、牧草が草原のように広がっておりその中心に家畜小屋がある。なぜそれだけで牧場型かというと目の前にいるのは


【Monster】

名前 :ダンジョン産ニワトリ

レベル:55

スキル:

説明 :ただの家畜、おいしい肉があるよ


「えっ雑、なんか可哀そう。だが・・・」


俺は今ダンジョンに入って一番の歓喜に満ち溢れていた、それは目の前に家畜、いや肉があるからだ。今ダンジョンに入って体感半年は過ぎてると思う、半年過ぎてるてことはもちろん食事もとるだが最初に渡されたのは四日分の携帯食料、そう四日分しかなかったのだ。だが俺は食事を一度も抜いたことがない食事を抜くと戦闘の際支障をきたすからだ、じゃあなにを食べていたかというとそれはゴブリンの肉だ。

ゴブリンの肉はけして肉などではいや食べ物でもない、その理由を教えよう。まず見た目だ、見た目は普通の肉となんら変わりないように見える、次に感触だ、感触は普通の肉より少し水っぽく柔らかい感じだ、そして次に食感、食感はグチョグチョベチャベチャしているめちゃくちゃ水分を含んでる食感だ、そして最後にこれが食事において一番重要であると思うが一番最悪だった味だ、無味、いや少し塩味。想像してみてくれグチョグチョベチョベチョしている食感に極薄の塩味、そしてゴブリンの肉だ。最悪だ、俺は想像してしまった、極薄の塩味とはなんの塩味なのかと結論を言うとゴブリンの汗、それしか考えられなかったゴブリンの汗がついた肉、肉であってはならない食感俺はこれを携帯食料が尽きた五日目から今日まで食べてきた。だから目の前にいる鶏に対し歓喜に満ち溢れているのである。


「やった、やっと俺は・・・まともな食事、ありがとう神様、仏様、スライム様、今日この時初めてスライム様に感謝いたします。突き落とした罪は忘れましょう」

「クゥーーーン」

「だよなシロ、まともな肉だぞ」

「クン」

「よし行くぞっ、肉狩りじゃー」


孝一は鶏を狩って、狩って狩りまくった。

日が高い位置にある所から日が地平線に沈むまで狩りまくった。


「よし、今日はとりあえずここまでにしとこう。シロお前も食べるか?お前食事いらないみたいだけどこれはうまいから食べとけ」

「クン」


そういうと孝一は魔法のテントを出し、テントの中で調理をし始めた。


「うーん、どうするかな鶏肉が食べれるのはいいんだが肉しかないからな、まともな料理が作れない・・・」

「クゥン」


俺はドロップした大量の鶏肉調理法に悩んでいた、なんたって鶏肉と調味料しかないのだ。ふと思ったんだがここ半年野菜や炭水化物を食べてないが体調不良を起こしてないな、なぜだろうダンジョン産は高性能な食べ物なのだろうか?まぁファンタジーだからいいか。


「よしっ焼くか、てかそれしかないしな。まず凝った料理とか作れないし」


そういつと孝一は調理に取り掛かり、鶏肉をただ焼いただけの料理が出来上がった。


「うひょーうまそうだ、それじゃさっそくいただきます」


パクッ

モグモグモグ


「うめーやばいぜ、今まで食べてきたどんな食べ物よりうまいぜ、これでやっとゴブリン肉とは卒業だな」

「クゥ~ン」

「どうだシロ、うめーだろ」

「クン」


孝一はこの後肉を平らげると腹いっぱいになるまで鶏肉を食べ続けた。

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