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7.違う世界でも常識ですか?

 俺はワーウルフを倒した後ドロップアイテムを回収し次の階層へと進む魔法陣に乗り次の階層に行ったはずが、目の前に広がる光景は


「えっ部屋?最初に戻っちまった?」


そこにはダンジョンに落とされてアイテムや武器が置いてあった部屋と同じだった、違いがあるとすればアイテムや武器はなく家具と家電が置かれているだけだ。


「えっどういうことだ?もしかして休憩部屋とかその類いか?とりあえず確認してみるか」


俺はこの部屋がどういう意図であるものか気になるが答えは出ず、とりあえず部屋の確認をすることにした。

部屋の中は最初の部屋と変わらず中央に机と椅子、壁際に家具と家電と同じ配置になっている孝一はまず明かりを付け部屋の確認を行うと机の上に本があるのを発見した。


「本か・・・とりあえず鑑定してみるか」


【Item】

名称:冒険者の本

説明:数々の冒険者が調べそれをまとめたもの、冒険者にとっての情報や豆知識などが載っている


「おぉこれはいいな、わからないことだらけだったんだよな」


俺はすぐに読もうと本をを開くと


「えっ全然読めない・・・、鑑定しても文字が出てこない。なんじゃこりゃー読めないなら意味ないじゃないかふざけんじゃねー」


孝一はそう叫びながら本を机に叩きつけると、そばに何かがあることに気付く。


んっ、メガネ?


そこにあったのは外国の老紳士がしていそうな片側しかないメガネがあった。


【Item】

名称:翻訳メガネ

説明:文字を使用者の言語に合わせ見ることができる


「おっめっちゃいいアイテムじゃん、これで読めるな」


俺はさっそく翻訳メガネを使い本を読み始めた。


******************************


俺はしばらく冒険者の本を読みわかったことがある。

まず、ダンジョンについてだがダンジョンは複数あり、何階層かに別れていて一階層ごとに魔法陣が設置されており魔法陣に乗ると次の階層へ行けること、ただボス階層に関しては魔法陣で行くんではなく扉を通らなければ行けない事それとボスは5階層ごとにいる事、ここまでは進んできた感じわかっていたことだが次からが重要なこことであった、ダンジョンには広大な自然エリアや沼地エリアなどが存在しそこは5階層分が繋がってできているらしい、一定の範囲に行くと見えない壁みたいなのがありそこを通ることが階層更新みたいな感じになるらしい、そしてダンジョンは冒頭に複数あると行ったが難易度がありダンジョンごとに階層も違ければ出てくるモンスター、アイテム等も変わってくることがダンジョンに関して分かったことだ。

次にモンスターだが、一階層では単体で出てきて二階層では複数出てくるのが基本みたいだ、二階層まで同じ種類出てくるが三階層目に行くと別の種類になるみたい、ただ亜人型なら亜人型、獣型なら獣型でボスまでは同種族が出てくるみたい、今のが基本の作りなんだがすべてのダンジョンがそうとは限らずまぁ入ってみないとわからないらしい、同じ種族が続くこともあるらしいしね。

そしてスキルと魔法についても書かれていた、スキルはスキルスクロールでしか獲得できないらしい、まぁ何となく察しはついていた、異世界物あるあるだったら剣とか使ってたら剣術とかいうスキル取得できるしねあるのかわからないけど今俺が取得できてないてことは書いてある通りなんだろね。魔法に関しては魔法には基本属性と派生属性があるらしい基本属性は火、水、土、雷、風、光、闇の定番七属性で派生魔法ていうのは基本魔法から派生又は似たような魔法のことを言うらしい、簡単に言うと基本以外は全て派生魔法なんだって、派生魔法でも使えるものはあるし、娯楽目的で作られたものもあるらしい。

以上が書いてあったことだね。


孝一は本を読み終え、最後の白紙のページを捲るとそこにはメモ書きの様なものが書かれていた。


『孝一君ダンジョン攻略順調かな?この先に君に必要な仲間が居るから殺したらだめだよ、ちゃんと仲良くしてれば君の力になってくれるからね。あとそこの部屋モンスターとか入ってくれないようになってるから有効活用してね、あとその部屋はボス部屋の隅っこに別に空間用意してあるだけだから次の階層に進んでないよ君は、騙されたかな?ねぇねぇ騙された?     スライムより』


そこには孝一に宛てたスライムからのメッセージが書かれていた。


「てっスライムからかよっ」


俺はスライムからのメモにカチンときて本を投げ捨てた。


「お前が落としたせいでこんなことになってるのに。今ではダンジョン攻略楽しいけどなスライムに言われると腹立つぜ、そしれにしてもいい情報ばかりの本だったな、今俺は二回ボス倒したから10階層にいるってことだよな次は11階層か。まぁこのダンジョンが何階層あるかわかんねーけど攻略するしかねーよな」


俺はそう考えをまとめて次の階層へ行くために準備を整え魔法陣に乗り次の階層へ向かった。


******************************


次に階層に着いてからは怒涛の勢いで階層更新行った、そして俺が今いる階層は二十一階層にいる。


十一階層から十五階層は亜人型で、ゴブリンメイジやらスキルを使ってくるモンスターばっかりだった、そしてボスはゴブリンメイジジェネラルゴブリンジェネラルが魔法を使ってくると考えればいいよ。

いやー魔法て当てなきゃ意味ないね、戦ってて実感したよ、逆を言えば当たったらヤバイ。


そして十六階層から二十階層は獣型、スキルを使ってくるモンスターはいたけどここのモンスターはスキルていうより魔法系ばっかりだね、口から吹く奴いれば爪に風を纏わせかまいたちみたいなの放ってくる奴いたわで大変でしたよ、まぁ当たらなきゃ意味ないけど。蹂躙だな、うんいい特訓になったよ。


そして今いる階層は亜人型だね、俺の気のせいかもしれないが亜人と獣で交互にきてるぞ?もしかして亜人と獣しか出てこないのかとめっちゃ不安です。


しばらく孝一はゴブリンの上位種であるホブゴブリンやゴブリンシャーマンとの戦闘、いや蹂躙を繰り返してた。


「んーここも歯応えなくなってきたな、単体で弱いから複数体なら強いと踏んだがそうでもないか、ステータス確認してみるか」


【Status】

名前 :榊原 孝一

称号 :初めての探索者、七つの大罪の探索者

スキル:早熟、鑑定Lv5、身体強化Lv12、五感強化Lv12、魔力強化Lv10、魔法操作Lv8、幻惑耐性Lv1

魔法 :雷魔法Lv5、風魔法Lv5、水魔法Lv5


[魔法]

雷魔法:・サンダーショット

    ・雷速

    ・雷撃

    ・エレキウィップ(雷の鞭を一定時間作り出す、麻痺の状態異常付与)

    ・マグネクション(電磁石を一定時間作り出す、磁力の状態異常を付与)


風魔法:・ウィングカッター

    ・砂嵐

    ・風車

    ・エアーバインド(風の見えない手が対象を拘束する)

    ・烈風(刃の風を引き起こす、裂傷の状態異常を付与)


水魔法:・アクアボール

    ・アクアウォール

    ・アクアヒール

    ・アクアアンチマジック(状態異常の回復)

    ・アクアレイン(水の雨を降らせる、属性変更可能)


「二十階層のボスのドロップ品からゲットできた幻惑耐性は使いどころないから全然上がんないや、他のは順調にあっがてるんだけどな。それにしても使いどころが限られてくる魔法ばっかり覚えちまったな」


俺はステータスを確認しながらつぶやくすると


「クゥークゥー」

「ギェギェギェ」


「なんだ、聞いたことない鳴き声だな」


俺は聞いたことのない鳴き声の方へ向かった。

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