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6.狼男て見た目そのまんまなんですね?

 俺がゴブリンジェネラルを倒すと部屋の中央に魔法陣が出現した、俺はその出現を確認すると気になってたゴブリンジェネラルのドロップアイテムを確認しに行った。


「やっぱりボスだからなのか、普通のモンスターとはドロップアイテムは違うみたいだな」


【Item】

名称:名もなき刀

説明:今は名もなき刀、普通の刀より壊れにくく刃こぼれもしにくい。使い続けると・・・。


名称:従者の指輪

説明:意志あるモンスターと従者の契約を結べる。使用には対になるアイテムが必要である。


「うーん名もなき刀は今の短刀とあんまり変わらないようだし性能よさそうだから使うとして、気になるのは従者の指輪だよな対のアイテムが必要だから今は使えないだろうけど意志あるモンスターね、これって確実にあるあるのペット機能みたいなもんだよなモンスターに限定されてるし、まぁ今すぐどうこうできるわけじゃないからまた考えればいいか」


孝一は考えをまとめ、次の階層へと向かった。


次の階層は今までの階層と違い全面石畳式になっていた、そしてモンスターが一種類しか出てこなかったのに対してこの階層では三種類出てきた全て獣系だけどね。

詳しく言うと狼に鼠に兎だ、頭に魔をつけたのが名前みたいだね。この設定なんか雑すぎると思っちゃったよ、それと今まではスキルを使う相手がいなかったけど今回からはスキルを使うみたいだ。そして鑑定のレベルがボスを倒したときに上がってステータスにレベル表記がされるようになった、だけど俺のレベルは表記せれなかったんだよな、モンスターにはあるけど俺には無いのかもしれない。


【Status】

名前 :魔狼

レベル:15

スキル:爪双刃、噛砕

説明 :野生の狼が魔力にあてられ姿が変貌した


名前 :魔鼠

レベル:13

スキル:一牙噛、毒歯

説明 :野生の鼠が魔力にあてられ姿が変貌した


名前 :魔兎

レベル:12

スキル:二段蹴、飛翔蹴

説明 :野生の兎が魔力にあてられ姿が変貌した


俺は一体ずつしか出てこない相手など相手にならないので次ぐの魔法陣をみつけすぐに階層更新を行った、次の階層は単に複数体出てくるだけだった。だがゴブリンたちよりは頭がいいのか連携して攻撃するようになってきた、これ幸いとばかりに獣どもと戯れることにした、特にめんどくさかったは鼠だね。

状態異常攻撃をもったスキルを持っていたから攻撃は絶対に避けないよいけない、まぁ当たらなけりゃどうって事ない、よく異世界転生ものであるんだけど状態異常攻撃もった相手に遠距離使えるのに接近戦挑むのはどうなんだろう、俺はバカだと思ってる。鼠に対し一度接近戦挑んだけどめっちゃ怖いんだぜ、安全圏からズドンとやったほうが精神衛生上マシだったよ。


【Status】

名前 :榊原 孝一

称号 :初めての探索者、七つの大罪の探索者

スキル:早熟、鑑定Lv2、身体強化Lv10、五感強化Lv10、魔力強化Lv8

魔法 :雷魔法Lv3、風魔法Lv3、水魔法Lv3


しばらく獣どもと戯れていたが戦闘に慣れてきたため次の階層に向かった、次の階層はうん、獣・・・大きなね。

大きいだけで獣特有の素早さがなかった、力だけはあるみたいだったけど遠距離から攻撃でき前の階層で避ける特訓もしたから雑魚も同然だったよ、ただ当たったら死んでたかもしれないけどね。

当たらなきゃ余裕、いや違うな遠距離からズドンだなご愁傷さまです。

獣の種類は変わっていたこのモンスター達も設定雑て言わんばかりの名前だった、熊と猪の頭に魔てついてるだけ。

おいおいスライムさんやもう少し頑張ろうぜと思ってしまった。


そして俺は今ボス部屋に続く扉の前にいた、扉はゴブリンジェネラルの時と同じ型だったがデザインが違った扉には立った狼、そう狼男の絵が描かれていた。

俺はあのハリウッド映画のウル〇リンを思い出してしまった、大好きなんだよ、あの拳から刃がシャッキてやつ、まぁこの扉に描かれてるのから察するにただの狼男ぽいけどね。


孝一はそんなことを考えながら扉を開けボス部屋へと向かった。


******************************


部屋の中は異世界物とかによくある塔の中のような作りになっていた、上は果てしなく続き、壁と床は石畳で作られており所々に窓が設置されてるだけだった。

そして中央には狼男が立っていた。


【Status】

名前 :ワーウルフ

レベル:20

スキル:飛翔脚、麻痺爪、爪刃破、集合

説明 :魔狼の上位種、進化の過程で二足歩行になり群れのリーダーになった。

    戦闘中危機に陥ると仲間を呼ぶ。


「強いな~、今までのやつよりスキル多いし危機になると仲間を呼ぶか・・・、たぶん集合のことだよなどう攻めるかな・・・」


俺は武器を構え、徐々に間合いを詰めてった。

ワーウルフから5ⅿほど詰めるとワーウルフが動いた、こちらへ真っ直ぐに突っ込んできた。

俺はそれを横へ少しズレて躱すとワーウルフは俺とすれ違い様に急転回し俺の方へ迫ってきた。


「まじかっ!!」


俺は急に方向を変えこちらに迫ってくるワーウルフに驚き慌てて盾を構えるが間に合わず狼の攻撃を前に出した左腕に食らってしまった。


「ぐはっ」


俺はまともに攻撃を食らってしまい後ろへ距離をとりケガの具合を見てみる。


「まともに食らってしまったか、傷はそんなに深くはないな。回復したい所だけど待ってはくれそうにないな」


ワーウルフは回復を待ってくれずまた同じように突っ込んできた、俺はワーウルフに対し無属性の魔法銃を放つがひょいと躱されてしまう、次に魔法銃を構え魔法を放つ。


≪サンダーショット≫


雷の塊はワーウルフに向かっていくがまた後ろへ飛び躱されてしまう。


「クッソ、飛び道具は無理か・・・、じゃあお前の土俵で戦ってやる」


≪雷速≫ ≪雷撃≫


俺は二つの魔法を唱え、雷を両腕、両脚に纏わせワーウルフに格闘戦を持ち掛ける、両者真っ向から勝負するつもりで間合に入ると殴り合いが始まった、俺は雷を纏わせた腕と脚でワーウルフは爪と脚で、しばらく両者とも轢かずに殴り合ったがワーウルフが痺れを切らし後ろへ下がった、そして上へ飛び上がると


《飛翔脚》


ワーウルフは上へ飛びスキルを発動させた、そして孝一目掛け飛び蹴りを放ってきた。


”ズドォーン”


「うわっと、スキルか。モンスターはスキル使うとき魔法陣とかでないからわかんねーんだよな」


孝一はやばいと思い躱すとワーウルフが攻撃を食らわせた床が派手に壊れ、土煙が上がった。

俺は視覚が遮られたワーウルフに向け再度魔法を唱え、殴りかかった。


≪雷速≫ ≪雷撃≫


ワーウルフは視界が遮られてたこともあり孝一の攻撃をモロに食らってしまい吹き飛ばされる、壁まで吹き飛ばされたワーウルフは立ち上がると雄たけびを上げたすると・・・


”ワオォォォォン”


するとどこからともなく魔狼が出現し、ワーウルフの元へ集まりだした。


「仲間呼びやがったな、呼ばれる前に仕留めようと思ったが難しかったか。仕方ない魔狼から仕留めるか」


≪サンダーショット≫ ≪ウィンドカッター≫ ≪ウォーターショット≫


次々に魔法を唱え、ワーウルフに集まる魔狼を仕留めていく。ワーウルフはまだ俺の攻撃が効いてるのか動けないでいた。


「魔狼は仕留めれるけどワーウルフをどう仕留めるかだな、まだ俺の攻撃が効いてるのか動かないがもうそろそろ回復し終えるだろうからな」


孝一は魔狼を仕留め終えるのと同時にワーウルフが回復し動き始めた、ワーウルフはスキルを発動させてこちらへ向かってくる、俺は魔法を唱えワーウルフの動きを封じた。


≪砂嵐≫ ≪風車≫ 


≪砂嵐≫では視覚を、≪風車≫では強風を吹かせ足を止めて魔法銃に通常より5倍ほどの魔力を込めワーウルフに向け撃つ。


魔力弾はワーウルフの胸を貫き壁へと当たり轟音を鳴り響かせた。


”ゴオォォォォン”


「やっべぇー、ダンジョンの壁て普通壊れないものだよな、穴開けちゃったんだけど。初めて使ったけどここまで威力があるとは、後の使用は控えよう」


そしてワーウルフの方を見ると粒子の変わっていく姿が目に入った。


「いやー、なかなかの強敵だったな。次はきちんと特訓とか揃えないとな、敵の弱点を突くのはゲームの基本だからな」


そんなことを思いながら孝一はワーウルフが消え去りその場に残ったドロップアイテムを拾いに行った。


【Item】

名称:スキルスクロール(魔力操作)

説明:このスキルスクロールには魔力操作が記録されている。魔力操作はスキル、魔法で使う際の魔力をコントロールできる

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