3.遠足の前には準備しますよね?
俺は、今暗い穴の中を絶賛落下中だ。
「うわぁ~、死んじゃうよ~」
俺はスライムからこの穴の中に落とされ落下中だがめっちゃ余裕がある、。その理由は三つある、まず一つ目は暗いからだ。めっちゃ暗いんだ周りのことが何もわかんないぐらい、ただ感じるのが下から風が上に通り抜けて落ちているなと感じるだけだだから暗いなという恐怖はあるものの落ちていることに関しての恐怖が何もないそれに俺自身が暗いものにあまり恐怖を感じない体質だからだ。そして二つ目は落ちるスピードだ、最初は普通に落ちるスピードだったんだがあるとき”ふわっ„という感触に襲われいきなり落ちるスピードが変わったのだそのおかげで気を失わずに余裕をぶっこいてられるのだ、普通落ちてる最中に重力加速度というのが加かってそれで気を失うんだがね。そして最後の三つ目はめっちゃ長い落ちる時間がめっちゃ長いんだよ、最初はうわぁーとかきゃーとか死ぬと思い言ってたんだけど今じゃスピードは遅くなるは長いわでなんとも思わなくなった、だって一時間だぞ一時間この俺でもさすがに限界じゃー
ダンジョン楽しみにしてたのにこれじゃ萎えるよ。
すると突然体がまた”ふわっ„と体が持ち上がり落ちるスピードが遅くなった、そして体が勝手に動き空気に立つような姿勢になった、しばらく同じ体制で落ちていると”すとっ„という感じで足が何かの上に着きそのまま立つように出来た。
「んー、着いたっぽいけどどうしようか?てか、めっちゃ暗いわ」
俺は無事に底に着くことができたがそこは暗闇だった、前も後ろもわからない状態でいると”ブオッ„という音とともに炎が灯り始めた。
明かりが灯ったことにより周囲の状況を確認してみると、そこは山をくりぬき大きな穴を開けたような洞穴になっていた天井には落ちてきたであろう穴があり、壁には炎が灯った松明が等間隔で並んでるだけだった。
「ん~明るくはなったけど何もないスライムめ嘘つきやがったな、いやっまだ決めつけるのは早いなあれもあるし」
そう洞穴の中には壁に掛かった松明だけかと思っていたが違った、壁には普通の一軒家とかで使われているような扉が壁に埋まるように付いていたのだ。
「あれ明らかにおかしいよな、この洞穴にはぜったい似つかわしくないもんな。んーどうすっかなあれ開けてすぐ敵とか出てきても嫌だもんな、、、そんなハードモードではないだろよしっ」
そういうと俺は壁に掛けてあった松明を一本取り扉の方へと向かった。
「いきなり敵とか出てきませんように、イージーモードなんて甘いことは言いませんせめてノーマルモードのダンジョンでありますように」
そういいながら扉を開けると、そこには
「えっまじ?」
扉を開けそこに広がっていたのは部屋だった、マンションの一室のような部屋いや性格に言えばトイレも廊下もない扉が部屋に直接繋がっている部屋があった。
「とりあえず中の確認するか」
部屋の中には中央に机と椅子、そして机の上には乱雑に何かが置かれてるだけで壁の方には冷蔵庫に洗濯機に棚と電気家電や家具が置かれており反対側の壁には色々な武器が置かれていた。
「家電?電気あんの?そだ電気あんならあれもあんだろ」
そういい孝一はスイッチを探し始めた、そう電気もあるなら明かりもあるだろと思いスイッチを探し始めたのだ、しばらく探しているとお目当てのものを探し当てスイッチを押してみる。
「やっぱりかこれで色々と見やすくなったぞ」
そう言うと部屋に置いてあるものを確認して回った。
まず机の上のものから確認をした、机の上には大きめのバッグにポーチに紙のメモそして色々な色のした巻物みたいなのが置かれていた、そして壁に掛かっていた武器は普通の短剣、短刀、手斧、長剣、刀、、杖、魔法銃、丸い盾があった。
「んー置かれてるものは分かったがファンタジーなら調べるのとかほしいよな」
”ピロン”
【Item】
名称:拡張型大容量バッグ(冷暖房付)
説明:バッグの中は亜空間と繋がっておりほぼ無限の量を入れることが出来る
冷暖房機能がついており、入れる際入れる場所を選択可能
リストと唱えるとリスト表を見ることが可能である
「おぉ~やったぜ、これ絶対鑑定じゃんラッキー。これであとファンタジー定番のステータスでも見れればいいんやけど」
”ピロン”
名前 :榊原 孝一
称号 :初めての探索者、七つの大罪の探索者
スキル:早熟、鑑定Lv1
【skill】
スキル名:早熟
説明 :モンスターを倒すことにより人より経験値の上り幅が1.5倍ほど上がる
「やったぜ、これこそダンジョンいやファンタジーだぜ」
孝一は鑑定とステータスが確認することが出来ることがわかり、部屋にあるものを片っ端から鑑定していった。
【Item】
名称:拡張型ポーチ(冷暖房付)
説明:バックの中は亜空間と繋がっており大容量のものを入れることが出来る
冷暖房機能が付いており入れる際入れる場所を選択可能
リストと唱えるとリスト表を見ることができる
名称:スキルスクロール
説明:スクロールに記載されているスキルを取得できる
名称:魔法銃
説明:魔力を込めて打つことができる
使うことができる属性を込めると属性弾を作ることができる、属性弾をセットし打つとその属性が 出る
鑑定をして周ったが特に目を引くものは机の上に置いてあるものだけだった、武器や家電・家具は鑑定も使うまでもなく普通のだった。
「よしっ次はバックの中を調べてみるか、何かしら入ってるだろう」
《リスト》
拡張バック:・魔法のテント(認識阻害魔法付与)
・皮の防具一式
・麻色のローブ
・登山用ブーツ
・衣類セット(4日分)
・キッチンセット一式
・キャンプセット
拡張ポーチ:・懐中電灯
・テント用ランプ
・携帯食料(5日分)
【Item】
名称:魔法のテント
説明:見た目は普通のテントだが中は広がっており電気、ガス、水が通っている。認識阻害魔法が付与されておりテントの中の魔石に魔力を込めれば込めた量だけ魔法が持続する。
「んー魔法のテントか後で確認してみるかそれにメモには家具を持って行っていいて書いてあるからそれも中にいれないとな、バッグの確認も終わったしスクロールの中身確認するか」
【skillscroll】
スキル名:身体強化
説明 :Lvにより身体の強化値が上がる
スキル名:五感強化
説明 :Lvにより五感の強化値が上がる
スキル名:魔力強化
説明 :Lvにより魔法、スキルを強化してくれる
スキル名:雷魔法
説明 :雷の属性魔法を使うことができる
スキル名:風魔法
説明 :風の属性魔法を使うことができる
スキル名:水魔法
説明 :水の属性魔法を使うことができる
「いきなり大盤振る舞いだな、なんかこの先が不安になってきた・・・。まぁせっかくあのスライムが用意してくれたんだ貰っとこ」
そしてスクロールと装備はすべて使い、あとの物はすべてバックの中に入れた。
そのあと最初に降りてきた場所に戻り魔法のテントを確認した中は説明に書いてあった通り広がっており1Rの部屋のようになっていたそしてトイレや風呂なども確認できた。その中に部屋にあった家具・家電を配置し魔法のテントを片付けた。
「よしっこんなもんだろ部屋にあったものは全てテントかバックの中に入れたし、準備は完了したな。
あとはステータスの確認と武器も選ばなくちゃなそしてメモに書いてあった通りあの魔方陣の上に行けばダンジョンの攻略開始だ」
俺はメモの内容を思い出しながら武器を選びに向かった。
メモ『ヤッホー、元気かなスライムだよー。そこの部屋に用意したアイテムや武器は好きに使っていいよーなんなら全部持っていちゃっえ。あと床に魔方陣があるからその上に行けばいよいよダンジョン開始だよ頑張ってね』
「んー武器は何にするかなー、長剣は長くてなれないと使えなさそうだから短剣にしとくか、あとは忍刀は持っていくか刀の方がいいけど長剣と同じで使い慣れてないとな、あとは手斧に丸い盾は持っていこうそしてスキルでせっかく魔法を手に入れたんだ杖と魔法銃を使わない手はないな。でも最初は戦闘になれないといけないし近接系で行くとして魔法は後からだな」
武器を近接系にすると決め武器を装備につけて、あとの使わない武器はバックの中にしまった。
「よしっ準備もできたし、いよいよダンジョンか緊張するなー。気を引き締めていくか!!」
”ぐぅ~„
ダンジョンに向かおうとしたとき俺の腹から音が鳴った、そういえば俺はバイトが終わった後にスライムと会いこのダンジョンに落とされて目の色輝かせながらアイテム整理してたんだからそりゃ腹も減るわと思い、今日はダンジョンに行くのをやめにし一晩部屋の中で明かすことにした。