X1 説明回
ろくに世界観の描写を挟めていなかった事に気付いたので入れました。特に魔法関連。
ラヴィス
元獄吏。自分の特性からくる慢心によって、ついでに召喚されてしまった。
監獄時代、自分の名前はなかったが、妖精には自ら名前をつけていた。
見た目年齢12歳程。区長らしい言葉遣いを心掛けた結果見た目と乖離した話し方になってしまった。
召喚された際、全ての術と特性を失い、虚弱少女と化した。
銀髪ポニーテールの紫目。
リーネ
居候先の妹。ラヴィスを拾い、言葉を教え、名前をつけた。
兄と二人暮らしをしており、普段は家事と鍛錬をしている。将来は騎士団に入るつもりだった。
11歳。騎士団長である兄を尊敬しており、たまに稽古をつけてもらっている。
その実力は子供にしては強い程度だったが……?
赤髪ショートカットの赤目。
リカルド
居候先の兄。第七騎士団団長。どう見ても怪しいラヴィスを快く受け入れた。
リーネを溺愛しており、普段からリーネの為に強くなったと言って憚らない。
28歳。身体にいくつもの魔法陣を刻んでおり、最もよく使うのは左掌の爆炎魔法。
まだまだ若いが、騎士団長の名に恥じぬ実力を持っている。
赤髪ショートカットの赤目。決してリカルドが合わせている訳ではない。
723番
囚人。記号としての名前しか与えられなかった為、ラヴィスと同じく名無し。
出所直前で召喚された為、未だ囚人である。
監獄での姿は24歳頃。享年の姿を取る珍しい例だった。
暗殺者として生き、またその能力も相まって、一対一において高い戦闘力を持つ。
黒髪セミロングの黒目。
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監獄
無限に存在する謎の施設。一応区画番号は振られているが、横の繋がりはほぼない。
必要に応じて増殖し、新たに出来た区画にはいつの間にか獄吏と妖精数匹が自生している。
獄長は存在しているが、姿を見た者は誰もいない。
獄吏
いつの間にかそこにいた謎の生き物。その姿はまちまちだが、大半が少女。
区画につき一人存在し、そこから出ることはない。
意識を持った瞬間から必要な知識を全て得ている。
一度記憶した事は決して忘れない。
監獄での仕事、生活に役立つ様々な便利術を扱える。リソースは謎。
全てに対して無敵。あらゆる干渉が本人の許可なしでは通らない。
また、悪意ある行動は許可関係なく全て通らない。
妖精
いつの間にかそこにいた謎の小さな生き物。常に光り輝いているが、こちらも少女の姿をしている。
その区画の広さ等に応じて人数が変わる。
獄吏よりも使える術が少ない。
基本的には獄吏と同じ特性を持っている。
囚人
突然変異的に特殊な能力に目覚め、その死後生まれた世界の輪廻の輪から外されてしまった者。
異質な力は魂に根付き、転生後も高確率で同じ力に目覚める。
世界の均衡を保つ為、世界からつまはじきにされた彼らを受け入れるのが監獄の役割。
監獄での姿は各自自由に決められる。全盛期の場合が多い。
起きていてもすることもできることもないので常に寝ている者が大半。
刑期を終えるとその力が異質でない世界の輪廻に組み込まれる。
転生の方法は前世の行いと監獄での素行による。
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世界
五大国と無数の小国がひしめいている。現在は安定しているが、小競り合いは常に絶えない。
魔法を扱う獣が数多く存在し、未だ人の住めぬ土地は多い。
魔法
人が使う魔法は全て、描いた魔法陣に魔力を流すことで発現させる。
簡単な物でも素人が正確に描くのは難しく、難しくなればなるほど難易度は跳ね上がる。
道具や装飾品、家具等に職人が必要な魔法陣を描き、使用者は魔力を通すのみというのが基本。
自らの身体に魔法陣を直接刻み込む者もいるが、調整が難しくあまり一般的ではない。
人はそれぞれ体内魔力を生成しており、陣に対する親和性もそれぞれ違う。
親和性が高ければ陣に魔力を浸透させやすく、また制御も容易い。
高難易度の魔法陣に無理に魔力を通そうとすると十中八九失敗し、ろくなことにならない。
理論上は全ての人が全ての魔法陣を起動できるが、かかる時間、精度、その他諸々に差が出る。
アーヴァイン帝国
五大国の一つ。軍事力は大国髄一の強国。
その強さの象徴とも言えるのが、帝国十二騎士団。
基本的には世襲ではなく、実力主義。