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勇者の力

ギャーギャー!!キーキー!!


デンジラスに響く魔物の阿鼻叫喚の鳴き声。

デンジラスは今物々しい雰囲気に包まれていた。

一点に駆けつける魔物の群れ。


無数の触手を携えた魔物、四足歩行の魔物、ドラゴンのような魔物など…。

いずれもが喧騒な面持ちで一点に集まった。


『何事だ!!』

『何があったんだ!!』


魔物の群れが同じ同士に語り合うが見てもいない者がわかるはずも無い。


『何の騒ぎだ!』

様子をじっと見守る魔物に同じ魔物がそれを聞く。


『み、見ろよ、こいつ…』

!!!


見ると指を指された人物は倭がたわわと実りあれだけ陵辱されたのにも関わらず肌がツヤツヤで漢が立派に建っていた。


両手は鎖で繋がれ重りつきの足はモジモジとさせている。


目はうつろでほおは紅く、うっすらと汗をかいていて達したそうにしていた。


猿ぐつわを外す魔物の一匹。


「あへえ♪まだ足りない、もっと頂戴♪」

全裸で捕らえられ、何者かに身体を変えられた勇者ラベルはもっとしたそうに魔物達に懇願した。


『お前、あのガキか?それにしては顔が…』

魔物の一頭は驚きラベルに問う。


「顔?顔がどうなってるの?」

『声も高くなってる…』

「何?…何?」

自分の顔と声は全く理解出来ないラベル。

そして代表らしい魔物の一頭が前に出た。


『グッフッフ♪こいつあれだけやられたのにまだやられ足りないのか、俺が相手してやる♪』


「ああ嬉しい♪デュッコデュッコ!」

代表とラベルがデュッコしだした。


『いいなリーダーは、いち早く襲えて』

『俺も早く出世したいな、昨日どれだけ待たされた事か…』

魔物の群れはラベルを味わうリーダーを恨めしそうに見る。


『「愛してんぜ!愛してんぜ!愛してんぜ!」』

互いに大人の勉強に励むリーダーとラベル。

ラベルは昨日とは打って変わって積極的に魔物の欲求を受け入れていた。


『ゴクリ…』

その様子をみて大人の予行演習をする魔物の群れ達。


ドカーン!!

その時、奥で爆発らしい音が響いてきた。


ハッとする魔物達。

『何の騒ぎだ?お前ら、行ってこい!!』

下っ端の魔物達に指示をする魔物のリーダー。

『人使い荒いんだからもう…あ、出ちゃった♪』

下っ端の魔物の一匹は様子を身に駆けつけるもまだラベルとやっていないうちに達してしまった。


ーーー

赤い弧を描く魔剣クロスカリバー。



『グギャアアァ!!』

数頭の魔物は一人の黒い甲冑を纏った男に一掃される。


「あの時はあれだけ苦戦してたのに…俺はこんなに強くなってたのか?」

クロスカリバーを持つ黒い甲冑の魔王、ジングはいつのまにか強くなっていた自分に恐怖すら覚えた。


「これは魔剣クロスカリバーの力ね、クロスカリバーは作り主の生命力を使って造られたもの…威力は作り主の生命力に左右されるわ」

隣にいたリヤンはこう答える。


「あの子相当な生命力を持ってたのね、それを剣を作るために犠牲にするなんて勿体ない…」

慈悲の感情に欠けているのか、淡々とそううそぶくリヤン。


(アリン…)

ジングはアリンの笑顔が頭に浮かんだ。


「この…クロスカリバーの力はアリンの生命力か…?」

「そうよ、あんたもアリンちゃんの生命力、大事に使わなきゃダメよ♪魔王としての役目も果たさないと!」

叱咤をかけるリヤン。


「アリン…」

ジングは剣を抱きしめ、泣き崩れる。


バシンッ!

そこでリヤンの一喝が入る。

「何メソメソしているのよ!とっとと囚われている勇者様を助けてその勇者にやられちゃいなさい!!」

ジングは頭をさすりながら洞窟の最奥に乗り込んだ。


襲いかかる魔物をクロスカリバーで斬り裂くジング。


「それにしてもこんなに強くなってるのに勇者に俺が倒せるだろうか?」


ジングはラベルに自身が倒せるのかと危惧をする。

魔王としての役目上手加減する訳にもいかないし…。



「それはあの子次第ね、ま、今の所は無理ね♪」



「無理…ってお前勇者に強化魔法かけたんじゃなかったのか?」



「そう言う意味の強化じゃないわよ♪あの子に会ったらきっと驚くと思うわよ♪」

リヤンはいつもの調子でおどけてみせる。


モンスターは火を吐いたり毒針で攻撃してきたりでジングの行く先を阻止する。

しかしジングは敵の強力な攻撃をも魔剣クロスカリバーで弾き、モンスターの群れを次々と一掃していった。


戦っている側にはリヤンがニマニマ笑いながらジングが必死になって戦っているのを眺めていた。

(フフフ今のあの子の姿、ジングが見たらどんな反応をするのかしら♪)


ーーー



デュッコデュッコデュッコ!!

『「愛してんぜ!愛してんぜ!愛してんぜ!」』


ラベルと上の層の魔物達は刺激に狂い、踊り続けている。


ラベルに新たに大きく形の良い倭が現れ、そのマシュマロのような感触をモンスターが舐めずり回し、以前よりも大きく反った棒に刺激が加えられる。


「ああ、行く行く行くー!!!」

ラベルは快楽のあまり反り返った漢から無数の白弾を撃ち放った。

そして倭からも液が噴き出る。


『見ろよこいつ、さっき出したのにまだ漢が反り返ってるぜ!』

『こりゃ良いや!これなら毒針も必要無えな!!』

『倭も濃厚だぜ!!』


モンスターの群れはお尋ね者の処理は下級モンスターに任せ、自分達はラベルの身体を散々愉しんでいた。


こうした中、ラベルは自身の勇者としての使命を斜め上の視点で悟る。


(そうか、俺は勇者として魔王を倒すとかこつけて実際は多くの魔物達を満足させ、あえて魔物の玩具として生きる事を神様がお定めになったのか…)



剣の稽古、魔法の稽古と散々してきたけどその意味は俺にわざと強くなろうとさせて敵いもしないモンスターに挑ませ、陵辱させるように神が仕組んだんだ。


こうなったら神様に俺の狂いっぷりを見せてやる!

神よ!今の俺を見て思う存分快楽に堕ちるが良い!

ラベルは神に見せつけるようにモンスターから受ける刺激に踊り狂った。


ラベルから放たれる栄養源が全てモンスターの群れの餌食となる。


勇者ラベルはジングが助けに来るまでの間、モンスターの陵辱にただただ狂い、喜んでいた。


ドオオオン!!

ジングは手の平から大きな火の玉を出現させ、それを隠し扉に放った。

隠し扉はぶち壊れその奥にモンスターの群れが一箇所に集まっているのが見えた。


『ギギッ!こいつ、こんなとこまで来やがった!!』


驚く魔物の群れだが即応事態への対処は本能的に身につけたようで、すぐさまジング達の周りを囲い込む。


「やだ♪私まで巻き添え?」

「リヤン!俺の側を離れるな!!」

魔王ジングは姫を守るナイトのようにリヤンを守る。


『かかれぇ!!』

ギャーギャー!! ギーギー!!

モンスターの激しい攻撃がジング達めがけて放たれる。


「くっ!!」

ジングはリヤンを守りながら魔物の攻撃を弾く。

こ、こいつ今までの魔物とはケタが違う!?

しかし俺にはアリンの魂がついている!

魔物おまえらなどに負けない!!

魔王ジング、猛る!!

ーーー


「ハァハァ…」

魔王ジングはモンスターの群れを倒し、息を整える。


「立派に戦ったわね、ご褒美よ♪」

その側でリヤンが妖しい笑みを浮かべてラベルの変わり果てた姿を見せる。


「あぁ魔王様…♪」

ジングの視点には立派な漢を生やした美女の姿が見えた。


「こ…この子は誰だ?」

ジングは目の前の美女に戸惑う。

俺が助けに来たのはラベルと言う青年のはず。


「見てわからない?正真正銘の勇者様よ、ほら、手の甲に星の紋章がついてるでしょう?」


確かに星の紋章がついてはいるが自分のこれまで見た勇者の姿とはまるで違う。


「これだけじゃないわ♪」

リヤンはラベルらしき美少女に歩み寄り、倭と漢の部分を責める。


「ああ、もっと、もっと♪」

ラベルは刺激に喜んでいるが生真面目なジングはすぐさまそれを止めた。


「リヤン!勇者の姿を元に戻せ!これ以上苛めるな!」

「ふんだ、つまんないの」

リヤンは美少女の姿にされている勇者ラベルの姿を元に戻した。

ジングはラベルに布を着させ、デンジラス岳から帰還した。

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