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超バランス型の赤魔導士、ダンジョン99階で神を倒す。  作者: ヒロ3等兵
チュートリアルとクーリングオフ
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デカいモンスター

 静かな朝だ。


 何故か今日は、早く起きれた。

 きっと2度寝すると、別料金を請求してくる、強欲宿屋がいるかもしれないと思ったからだろうか。


 よし、昨日のまとめだ。


 1.称号[スライムキラー]をセット。

 2.二階のスライムはレッドスライム。


 ゴールドをほぼ落とさないため金欠になる。

 3.3階のスライムは、毒攻撃をしてくるので危険。


 対策として、毒消し草を2つは用意している。

 4.この宿屋の混浴はトラップである。

 こんな強欲宿屋を使う人間がまずいない。


 称号に、オススメが付いてたし効果に期待しよう。

 では、本日の探索へ行こう。

 宿屋の店主に、部屋の鍵を渡す。


「そのまま、二階へあがっていいだろうか? 店主」


 と尋ねると。


「お客さんは、すでに隠し階段の存在知ってるから、次の支払いは、泊まる時の支払いでいいわよ。

 流石にアレは、一回限定よ」


 アレ(隠し階段)が、不評だということは宿屋の店主は、理解していた。


「お客さんに、良い事を教えてあげる。

 三階はポイズンスライム、四階はブルースライムがいるわ。

 モンスターも強くなるから、頭使って行きなさい」


 中々、いい感じの情報じゃないか。

 この宿屋が、初めて役に立ったかもしれない。


「最後に、この塔は五階が最上階よ。

 貴方に、神のご加護がありますように……」


 最後は強欲店主とは、思えないくらいのサービスだった。


「あぁ、行ってくるよ!!」


 俺は、意気揚々と二階へ上がった。

 昨日の段階で、二階は下調べが済んでいるので、三階へ向かうのは苦労しなかった。

(道中の、レッドスライムとの戦闘は三回で済んだ)


 さて、三階へ行こう!!

 前回の、レッドスライムのように階段の入り口で、待ち構えてる可能性もあるから警戒しておこう。


 階段を上り、三階へ上がった。

 入り口での待ち伏せはなかった……。


 三階を探索していると、見た目が毒々しい紫色の泡を吹いている、スライムが現れた。


 コイツがポイズンスライムか、見た目通り毒々しいな。

 相手の間合いに入りすぎないようにしないと……。


 ポイズンスライムがジリジリと、こちらに近寄ってくる。


 3M


 ・


 2M


 ・


 1M


 1M位の距離で、ポイズンスライムが毒液を吐いた。

 盾で防ぎはしたが、多少ダメージを食らってしまった。


 ステータスは、異常なし。


 この距離ならいける!!


 半歩踏み込み、先に一撃を与える。

 1撃で決まった。


 ポイズンスライムを倒した。

 経験値18を手に入れた。


 とうとう、ゴールドをドロップする事を放棄しやがった。

 不満は多少あるが、経験値が物凄く高い。


 ポイズンスライムは、スライムタイプなので硬さを感じることはない。

 コチラの攻撃を、1撃でも耐えられると、毒液攻撃があるので少し怖いなと警戒した。


 そして、そのまま三階の探索を行ったが、割とあっさり四階への階段を見つけた。

(ポイズンスライムの討伐8回、レベルも8に上がった)


 結論からいうと、ポイズンスライムの毒液攻撃は盾で防ぎさえすれば、多少ダメージを食らうとしても毒にはならなかった。

 それと、何度か戦っている内に攻略方法を見つけた。


 利き手に、盾をバックラーのように腕に装着して、空いた利き手に銅の剣を持つ。


 単純な対策ではあるが、一撃で倒せるならコレのほうが早い。

 盾で防御のまま、盾を前に出しているため防御の直後に、銅の剣で斬りつける方法で、ポイズンスライムの対策を行った。


 結果サクサクと、探索が終わってしまった。

 ポイズンスライムの毒対策は、杞憂に終わってしまったのである。


 そのまま、四階へ上る。

 レッドスライムに、一度強襲を食らったので警戒しつつ階段を上る。


 ブルースライムの這う音が微かに聞こえる。

 入り口に、ブルースライムが待ち構えているようだ。

 先程の、ポイズンスライム対策ではなく、利き手(右手)に武器を、左手に盾を持ち直した。


 盾を構え防御の体制で、四階へ突入する。

 強襲を警戒していたこともあり、ブルースライムの強襲をうまく回避することができた。


 一対一のこの状態ならば、スライム系との戦闘は慣れたものである。


 相手の攻撃を盾でしのいで攻撃を加える。

 相手の攻撃に合わせて、カウンターで攻撃を入れる。


 この二つが今の主な戦法だが、まだブルースライムの対策ができていない為。

 カウンターを取りに行くのは危険と判断し、一度盾でしのぐ戦法を取った。


 ブルースライムの特徴は早い。

 今まで戦闘したスライムより、多少ではあるがスピードが上がっている。


 初手で、カウンターを取りに行かなくて正解だった。

 スライムの突撃を盾でしのいで、攻撃を加える。

 攻撃が当たれば、ブルースライムも一撃で仕留めることが可能だった。


 この方法で、無事ブルースライムを討伐することができた。


 ブルースライムを倒した。

 経験値25を手に入れた。


 もう、ゴールドは落とす気が無いってことだな……。

 行こう、このまま最上階へ!!

 不退転の決意で、先に進むことを決めた。


 四階から、五階の階段の探索は、三階が簡単に見つかった反動か、四階では階段が見つからず。

 更に、ブルースライムの速度が速い為、余計に索敵してしまい、5階の階段を見つける時には、ブルースライム50討伐を果たしていた。


 うん、物凄く経験値が入ったよ。


 現在レベル13である。


 ステータスもALL36まで上がった。

 HPとMPも100を超えて、現在ではHP120MP120である。


(6レベルで踏破? 10レベルで簡単というのはなんだったのか?)


 あと、50匹倒した中に、アイテムをドロップした奴がいた。


 一つ目が、ブルースライムの魔石

 二つ目が、ブルーナイフ


 使用用途のわからない石と、短剣を手に入れた。


 それと、五階の階段を見つける頃には、回復剤を三つほど使ってしまい。

 少しずつ、追い詰められている状況ではある。


 宿屋の店主は、五階のモンスターについては、言わなかったし。

 最上階には、モンスターがいないのかもしれない。


 と、容易に考えてしまった。

 人間疲れると、判断が鈍る。


 自分の都合のいいように、考えてしまい、5階の階段を上がった。

 5階へ上がったと同時に、毒液が直撃し毒を食らってしまった。


 モンスターの姿を見て、唖然とした。

 今までとはサイズが違いすぎる。

 デカいポイズンスライムだと……。


 ヤバい、四階へ逃げよう。

 毒を食らいながらそのまま逃げだした。


 階段を下りる途中で毒消し草を使い、4階の階段前で休憩して体力の回復に努めた。

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