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デカいミノタウロス。

 パーティへ「スピードアップ]と[祝福]かけて41階へ ……。

 41階へ来ると、明らかに小さくみえるミノタウロスと大きく見えるミノタウロスがいた。


「えっーと、あの小さいのがいつも倒してるミノタウロスで、

 あの大きいのがボスかな?」


「ユキは、ボスの相手頼む、ジョンは、取り巻きのミノの相手頼む」


「オッケー!!」


「わかりましたデース」


「初手は、俺が全体魔法で攻撃する。

 最初、取り巻きの潰して、みんなでボスに集中だ」


 ミノタウロスは、火属性モンスターのため、水系属性が弱点となるから……。


 マジックロッドを装備し、[アイスストーム:LV10]の詠唱を開始する!

 魔法の詠唱に、モンスターが気づきコチラに突進を仕掛けて来る。

 思っていたより俊敏な突撃に、ジョンとユキが出遅れる。


 リー君が、それに気づき、馬鹿デカい青龍偃月刀を振り回し、後衛へミノが来るのを阻止する。


 ナイスだ、リー君。

 そのミノタウロスが持ってる武器より、デカい得物を振り回されたら。

 流石の牛野郎も近寄れないわな……。


 ………………!

 …………!? いける。


「アイスストーム!!」


「少し、崩れたけど、戦闘開始だ!!」


 俺は皆に、号令をかけた。

 魔法で、モンスターの体勢が崩れた所に、「HAHAHA!!」と、叫びながらジョンが、範囲攻撃スキルでデカいのと小さいのを纏めて攻撃をくらわせた。


 小さいミノをこの流れで倒した。

 そのまま、ユキがデカいミノタウロスに張り付ついた。

 大王イカの時と同じパターンで、支援の後に攻撃魔法で怯ませた所に、ジョン&リーが攻撃を加えるパターンで攻撃を続けていった。


 四セット目を加えた、あたりで、デカいミノタウロスの体が、茶色から赤色に変色し明らかに雰囲気が変わった!!


「ブモォォォオォオオオ!!」と、ミノタウロスが叫んだ!!

 でかいミノタウロスの周りに二体のミノタウロスを召喚した。


「うげっ、それってアリかよ!!」


 一旦仕切りなおすために魔法で対策することにした。


 [アイスウォール]


 ミノ達の前に氷の壁を作り出した。

 続けて、アイスストームLVを詠唱開始……。


「みんな、下がって攻撃警戒!!

 もう一度、全体攻撃入れるから。

 なんとか、敵の取り巻きの数減らして!!」

 ユキは、ボスへ張り付きで回避重視。

 正義の味方と、武神さん。ここが一番の見せ所だよ!!」


「HAHAHA!!」


「はい!!」と、二人が気合を入れた。


 アイスウォールが破られ、こちらに突撃してくる3匹。


 …………!!

 ……!! 大丈夫間に合うはずだ……。


「アイスストーム!!」


 魔法が放たれ、モンスターに命中して足止めする。


 ジョンが全体攻撃で取り巻きを潰し、リーが偃月刀での一撃をゴツいミノタウロスに加える!!


 デカいミノタウロスといえど、馬鹿デカい偃月刀の攻撃を食らえば体制も崩れもする。

 そこを狙ったかのように、ユキが追い打ちをかける。


「や、やったか!?」


 リー君が、不意にその発言を漏らした。


「あ、あかんその発言はフラグだ!!」


 ゴツいミノタウロスが、ハンマーを力一杯地面に叩きつけた!!


 うげっ!!

 前衛の二人、スタンしてるじゃねーか!!

 味方の状況確認したら状態異常を起こしていた。


 モンスターに近いのはユキだから、ヒーリング をユキにかけユキのスタンが解いた。

 ミノタウロスのなぎ払いが、前衛を襲う。


 ユキは回避したが、ジョンが直撃を食らってしまった。

 ジョンのHPゲージがみるみる溶けていく……。

 ボスモンスターのおお振りのなぎ払いを確認した所で、リーが一気に攻撃を加えた。


 ボスモンスター討伐、ゴツいミノタウロスを倒した。


 ログが流れた。


 ファウストはレベル32になった。

 ユキはレベル31になった。

 ジョンはレベル30になった。

 リーはレベル29になった。


 ジョンの頭上に、数字が表示され始めた。


 [5]


「デスペナイヤですねー」


 [4]


「ああ大丈夫よ、この状態ならデスペナないから」


「えっ!?」と、一同が驚く。


 [レイズ]を詠唱した。


 [3]


 …………!!


 [2]


 …………!!


 [1]


 カウントダウンは進まなくなった。


「レイズしてもHPは1なのか、ほい!! ヒール」と言って、[ヒール]をジョンにかけた。


 周りが、ポカーンとしてる。


「ジョンを死なせちゃったのは、悔しいなあー」


「ハンマーフォールをほとんど見ず、ミノ倒してたから失敗したなあ」と、とぼけていた。


「おう、デスペナありませんね!!」と、なんかデスペナがなかったことを喜ぶジョン。


 何故かワナワナと、軽く怒りに震えるユキ。


「ちょっと!! アンタ、いつレイズ獲得してたのよ!!」


「えーっと39階?」


「それと戦闘中に氷の壁を、作ってましたよファウストさん」


「ああ、それ早かったよ34階」


「「違う、そうじゃない」」と、リーとユキからツッコミを食らってしまった。


「リー君も、言うようになったねぇ……」と、俺がいったら。


 ユキに、「アンタ、スキル覚えたら報告」と、厳しく指導をされてしまった。


「あっ、はい。」


 作戦の立案などは、ユキがすることが多いわけで、スキルの有無が左右する攻略には。

 今回の件は色々と問題があったみたいである。


 毎回、探索の旅に反省させられてる気がするぞ。


 な、なんでだ?


 こんな感じで、今回の探索は終わった。


「それと、明日は、自由行動で」と、皆に伝えて宿屋へ帰った。


 その後、41階を攻略した旨を、[コール]で、別パーティのタクトに伝えたが、自慢と取られたみたいで通信を切られてしまった。

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