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神の言葉

 テントを見上げながら、ダンジョン内で寝泊まりするのは何度目だろうと考えていた。

 いつもなら二度寝モードに入るところだが1つのことがきになり、どうでもいい事ばかり考えてしまっていた。


 気になっていたことは、神様が言っていた。

 32階から難易度が上がると言っていた件だ。

 その事が気になり、今日は早く目が覚めた。


 その事をかんがえていたら、ユキがテントの中に入ってきた。


「あれっ、アンタおきてんの?

 アンタ、考え事あると急に起きるの早くなるのよね」


「俺にも考え事くらいあるさ」


「その割には、毎回二度寝の連発よね。

 それで、今回の悩みはナニ?」


「かなわないなぁ、ユキにはバレバレか……」


「何年、アンタのギルドのサブマスターやってきたと思うのよ。

 前のアンタの場合は口調に出てたけど、今はそれ以上に表情に出てるわよ」


 ん……。今思えば、ユキには色々と相談したな。

 それこそ、ギルドの運営から恋愛相談、更にセクハラ紛いのことまで……。


「あの頃は、本当にお手数おかけしました」


「また、ロクでもない事を思い出したような顔してるし」


「いやな、ギルドでサブマスしてもらってた時、かなりセクハラめいた事してたなと思って」


「ちょっ!? あの時は、サスケなの男性プレイヤーなの。

 そんなこと気にしてないわ、だけど、この世界でセクハラ行為したら遠慮なくぶん殴るからね」


「ハイハイ、あとが怖くてそんなのやれないよ」


「あっそ、それで何に悩んでるのよ」


「いやさ、神様言ってたじゃないか。

 32階から難易度上がるって、それで大丈夫かなと思ってさ」


「呆れた、アンタ32階から説明書を詳しく読んでないわね」


「え?」


「32階からは、2匹組でモンスターが出てくるのと複数の種類で組んで出てくるの。

 別に、そんな難しいことじゃないでしょ?

 それに、神様もあくまでも一人だと辛いってしか言ってなかったでしょ」


 神様ゼウスの言葉を思い出してみる。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ここから、先の32階からは難易度が上がる。

 だから、一人での攻略はほぼ無理だ」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「あっ、アンタは、そもそも一人じゃないし。

 私もいるし、パーティのみんながいるでしょ」


「そうだな。ユキもいるし、リー君もジョンもいるし、一人じゃないな」と、俺は吹っ切れた。


 俺は余計な事に徒労してしまったみたいだ。


「悩みが、なくなったらなんか眠く……」と言って、睡眠モードに入ろうとする俺。


「バカ言ってないで、準備なさい」


 いつも通り、たたき起こされた。

 ユキはテントから出ていき、俺は探索の準備を始めた。

 探索の準備を済ませた俺は、皆に32階からの編成を皆に伝えた。


「32階からの編成を、伝えます。

 編成は前衛、中衛、後衛の2-1-1の編成で探索にあたります」


 前衛:ユキ、ジョン

 中衛:リー

 後衛:ファウスト


 2-1-1編成の内訳を皆に伝えた。


「ジョンには、回避タンクは厳しいかもしれないけど、致命傷だけは避けるように動いてくれ。

 リー君は中衛だけど、その武器あれば中衛からでも敵に攻撃が届くでしょ。

 ユキは、いつも通り頼む。

 俺は、皆のサポートと調整って感じかな」


 一同、この編成に了解してくれた。


「32階からの敵編成の紹介を頼むユキ」と、ユキに指示を仰いだ。


「32階35階までは、真っ暗なステージになるわ。

 敵もコウモリ系や影系のモンスターがメインね」


 ・バッド

 ・ズバッド

 ・ハイバッド

 ・シャドー

 ・ダークシャドー


 暗闇に強いモンスターが、主に出てくるマップなのだろう。


「暗闇で足元が見えにくいから、スピードアップは禁止。

 そのかわり、ライト(照明魔法)の魔法を切らさないように注意するように。

 36階〜40階は、主にミノタウロスとケンタウロスね。

 両方とも、大型のモンスターで、おお振りの一撃を放ってくるから、確実に回避していかないと大ダメージを受けるから注意して。

 特にミノタウロスは、スタン攻撃を仕掛けてくるから、絶対に回避して下さい。

 もしくらってしまった時は、ファウストが、[ヒーリング]でスタン解除すればなんとかなると思うわ」


「何か質問は?」と、ユキが質問を受け付ける。


「ないかな……。

 よし!! それじゃ32階へ進もう」


 これといって、苦労することもなく、パーティは40階まで到達する事に成功した。

 パーティ全員のレベルも上がった。


 ファウスト31


 ・騎兵スキルを獲得した。

 ・ファイアウォール

 ・アイスウォール

 ・サンダーウォール

 ・アースウォール

 ・ウォール系スキル4種を獲得した。

 ・レイズ スキルを獲得した。


 ユキ30、ジョン29、リー28と、各自レベルが上がった。

 41階へ向かう階段の前で休憩を取る。

 11階みたいな、ウォーキングアーマー見たいに、その前の階が全く関係ないパターンか、21階みたいに関連ボスが出てくるか。

 31階にステージだけ関連したボスが出てくるか、41階は、どんなパターンだろうか?


「きっと、ミノタウロスの色違いーネー」


「僕は、牛と馬の混じったようなキメラの怪物を予想します」


「前に見た、スライムキングみたいに、でかいパターンとか?」と、三人の考え聞いた。



「デカいパターンだと、ミノとは距離感違うし、相手の武器の大きさを見て警戒の範囲を決めよう。

 キメラだったとしたら見たこともないし、対策しようないからその時考える。

 色違いだったら回避優先ってとこかな」


 そんな、感じに対策をして、講じて41階へ向かうのだった……。


 -----------------


 PTの装備とステータス説明


 ファウスト:レベル31

 職業:赤魔道士

 称号:探求者


(神様よりLUKの件を聞いてLUKを再調整中、説明書読み直してDEXによる魔法詠唱速度増加効果に気づいたため、 LUKとDEXを再度振り直し)


 STR 69+15

 AGI 69+15

 VIT 69+15

 DEX69+15

 INT69+15+30

 LUK69+15


 HP:レベル(31×10/2 )+(84×2)=319

 MP:レベル(31×10/2 )+(114×2)=383


 +15は職業レベルボーナス+30は称号ボーナス


 装備一覧


 鋼鉄の剣

 鋼鉄の盾

 鋼鉄の兜

 鎖かたびら(ライトプレートの下に重ねてる)

 ライトプレート(金属製の胸当て)[フロッグマンの魔石付き]


(HP+10%MP+10%)


 マジックロッド(サブ装備)[ブルースライムの魔石付き]

(氷系魔法の威力5%増加)


 職業説明:赤魔道士

 レベル10毎にステータスボーナスALL+5

 騎士スキル獲得可能。

 攻撃魔法、回復魔法が一通り使えるようになる。


(賢者用・大魔道士専用魔法は使えない)


 デメリット:とくになし(特に目立つところがない)

 前衛力だと、赤魔道士〉賢者〉大魔道士の順になる。

 魔法力だと、大魔道士〉賢者〉赤魔道士の順になる。

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