主要人物
こちらも番外編と同じ
【主人公】
レイ・アマトキ
本編開始時は十七歳。
デルタ海域にあるオフィウクス島の私兵暗殺者養成学校ラス・アルハゲ出身。
現在はレオエリアに所属。
銀に近い灰色の髪とアイスブルーの目を持った、美少女に見まごうばかりの美少年。性格もどちらかと言えばクール。
レクイエム・ウェポンの一つ、ビナーの奏者。
女顔と一六〇にギリギリ届かない身長がコンプレックス。
ゼロ・クロノス
本編開始時は十九歳。
どのエリアにも属さず、非道な扱いを受けている聖獣混血児をエリアを襲撃して助けている《どこにも属さぬもの(ノーウェア)》の一人。
自身も聖獣混血児であり、左腕に緑の鱗がある。
夕日色の髪と目を持つ見ため好青年。だが愛想がいいように見えて仲間以外にはかなり冷めている。
レクイエム・ウェポンの一つ、マルクトの奏者。
《どこにも属さぬもの(ノーウェア)》としての活動時は髪を黒く染めてミラーシェードをつけ《ナハト》という偽名を使っている。
【ヒロイン】
ラピス・マリステラ
本編開始時は二十歳。
瑠璃色の髪と目の持ち主。
聖獣教から逃げ出してきており、《どこにも属さぬもの(ノーウェア)》に命を狙われている少女。
逃走中、レイに助けられレオエリアに身を寄せる。
不可思議な力を持っており、その血液型も人ではありえないもの。
実は彼女自身が生き残った《聖獣》である。
性格は当初少し暗い雰囲気だったが、生来は明るく人懐こく天然である。
シャーリィ・キュリアス
本編開始時は十七歳。
十七歳にして博士号を持つ考古学者。聖獣が専門であるため《聖獣博士》と呼ばれている。
濃いめの金髪に緑の目の持ち主。大変小柄で身長は一五〇に満たない。
聖獣を愛しており、特に大型聖獣がお気に入り。
実はレイの幼馴染で、のちにレオエリアに雇われることになる。
作者のせいで本編未登場。番外編にしか出てこない哀れな子です。
【レオエリア】
ジョシュア・シゼルディ
本編開始時は二五歳。金髪・茶色の目の持ち主。
レオエリア筆頭統治企業・シゼルディ精密機器産業株式会社。通称レオカンパニーの社長。レイの上司。
よく仕事から脱走する。おふざけが多い。など困った社長だが、昼行燈的な性格で独特のカリスマ性を持っている。
武器は逃げ足の速さとよく回る口だ、と自分で認めている。
アジェスタ・エンフィールド
本編開始時は二七歳。黒髪と灰色の目の持ち主。
ジョシュアの補佐官で護衛。ジョシュアの傍にいるようになった十二歳以前の経歴が全て不明な謎の人物。
ただし、その強さは圧倒的で、レクイエム・ウェポンを持っているレイも掠り傷をつけるのがやっと、らしい。
本人の武器はリボルバー。《黒獅子》や《灰色の銃士》と呼ばれている。
仕事から逃げるジョシュアに真顔でランチャーをぶっ放す人である。
ヴァ―ミリオン・ベンズ
本編開始時四二歳。
レオエリア警備軍の統括。
気のいいおっさん。ジョシュアやアジェスタを小さいころから知っており、彼の才能を見抜いていた人物でもある。
レクイエム・ウェポンの一つ、ケセドの奏者。
奥さんと娘にデレデレな人。
【どこにも属さぬもの(ノーウェア)】
シン・アーリ・ヒグデーン・ガルド
本編開始時は二九歳。夜色の髪と目の持ち主。
もとはサジタリウスエリアの貴族で、天才的な医学の知識と技を有する人物。
サジタリウスの陰謀に家族が巻き込まれたことを知り、実情を見てしまったことにより、リーヴシズクを連れて出奔。
その後ゼロを拾い、《どこにも属さぬもの(ノーウェア)》としての活動を始める。
よれよれ白衣と眼鏡がポイント。口癖は『おっさんもう歳なんですけど』
リーヴ・テンダー
本編開始時は二五歳。長めの金髪に柔らかい茶色の目。
シンの幼馴染で弟のような存在。幼くしてノクターン・ウェポンの一つ、アレフの奏者に選ばれたことから家族に捨てられ、軍属になった。
その後、ひょんなことからシズクと知り合い、サジタリウスの実情を知ったことでシンと共に出奔。現在に至る。
性格は穏やかで優しくゼロの兄貴分だが、溺愛しているシズクのことになると壊れることもある。
シズク
本編開始時は十三歳。朝焼け色の髪と目を持つ少女。
聖獣混血児であり、サジタリウスエリアが秘密裏に非道な実験をしていた対象。
リーグとシンに助けられ、彼らと生活を共にしている。
表情が乏しいが、根はやさしく素直。なぜかリーヴにのみツンデレ気味である。
【ポラリス国】
ロフト・ローグ・エリシュエント・ポラリス
本編開始時は二十五歳。金髪に青い目の美形。
ポラリス国の第八皇子。王族唯一の聖獣混血児ながら、その才能を兄達におそれられ、雪深い山奥の塔に幽閉されている。
ひょうひょうとした性格で、人を食ったような言動をするが、その知能は遠く離れたところにいながらポラリスの現状をしっかり見極めている。
彼もまたジョシュアと同じく独特のカリスマ性を持っている。
傍仕えのアオイがお気に入り。
リーグ・クレンシス・デュオ
本編開始時は二十五歳。黒髪に青に近い黒の目。
ポラリス国聖獣騎士団第三師団団長で、ロフトの幼馴染。
ポラリス国に仕えながら、ロフトに国の情報を回している。
非常に無口でありながら、ロフトの才能を買っており、彼が決心したならば王にするために動く予定。
部下のアカネに手を焼いている。
アオイ
本編開始時は十八歳。こげ茶の髪と目の持ち主。
ロフトの傍仕え。幼いころ村が襲われ一人さまよっていたところを、幽閉のため護送中だったロフトに発見された。
その後、彼の身の回りの世話を任される。
控え目おとなしいが、いざという時の度胸はロフトも舌を巻くほど。
アカネの双子の姉。
アカネ
本編開始時は十八歳。こげ茶の髪と目の持ち主。
ポラリス国聖獣騎士団第三師団団員。
レイと同じくラス・アルハゲ出身で、レイの知り合い。
村が襲われた時、ラス・アルハゲの教師に拾われ、成長後戻ってきた。
明るく猪突猛進的な性格。双子の姉であるアオイと再会してからは、彼女を守ると決めている。