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走馬灯

かなり幼いときから、その現象は始まっていたと思う。物心つく頃には、それは当たりの出来事で、常識として認識していた。誰しもがそうなんだと思い込んでいた。その思い込みは小学校の中学年くらいに、一般常識に当てはめたら、異常であることに気づかされた。自分の中での常識は、世間と誤差があった。そう感じされられたのが中学年であった。己の正しさや常識とは、実に容易く滅んだ。と同時に、己の中に新しい価値観が生まれた。人と違うということは特別であり、尊い個性であるということに。

しかし、彼は特別の中での特別ではないし、個性的なキャラクターの中でも没個性的なパーソナリティであった。そんな彼は、思い込みの激しい性分なので、俺だけが特別なんだと誤認してしまう。その誤解は、ミスリードを招き、最悪の答えを導いてしまう。人間だれしも自分は特別なんだと思う時期がある、ただ単に彼の場合は、ちょっと過剰なだけだ。



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