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第4話 残されたものたち

まずはごめんなさいです。

多分多くの方が、この作品なんだこれ?

ってなっちゃいます。

まあ気になったら読んでくださいね!

私の名前はクロスケこの世界では(・・・・・・)種族はワーウルフ、ご主人様が大好き、いや愛している。

いつ巡り会ったかは正直覚えていない、ただその時魂の契約を交わした、そこからは何回も何百回もいや、何億回も死んでその度に同じ世界に生を受け、またご主人様を愛した……。このことをご主人様は覚えていない……多分魂の力、魂力が私より低いからだ、もちろん何回も話した、ただ最近は喋らずご主人様の私への反応、愛情を感じている。毎回愛してくれる。私も前に負けないぐらい愛す、愛す、愛す。

そんなご主人様が、横にいたご主人様が消えた?


「異世界?」

つい口に出たその一言を、自分で噛み砕き確信する。

ご主人様は異世界にいる。

こんな事は何回かあった……、あの時(SFチックな時)あの時(原始的な時)

あの時(悪神から世界を救った)だって……!


「ギリッ」

歯から嫌な音が出る、別に会えないことは無い……私とご主人様は魂の契約によりいついかなる時も同じ世界、同じ時空にいる、ただ異世界に行く手段がいつも違う。幸いかは分からないが世界によって時間の進み方が違うため、こっちで何日いても飛ばされた直後もしくは数日以内にご主人様に会える……。


「待っててご主人様すぐ行く。」

こっちで何年かかっても見つけ出す。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


黒野side

「足が…痛い……。」

もう何日歩いただろうか……。

途中で何回も死にかけた……。でっかいクマとかでっかいハエとかでっかいミミズとか……幸いこっちが先に見つけたから全力で逃げれたけど……。もう…限界かも…。


「ん?お前大丈夫か?」

「ヒッ」

「待て待て、逃げなくていい。」

「ふぇ?」

人?…………人!


「うぅ…ぐす……あ…あの……たすけて、ぐす…ください。」

「な…泣くほどの事があったのか。」

その後彼、ヒンクスさんに事情を話し街まで連れて行ってもらえることになった。


「はぁ、異世界?転移?かぁ…。」

「どうですか?聞いた事とか?」

「うーむむ……すまんやっぱり聞いたことはないな。」

「そうですか……。」

「すまんな、またなにか手がかりがあればお前に伝えよう。」

「そんなそんな!ヒンクスさんが謝ることじゃないですよ、でも…ほんとにどうしようかな……。」

「もし良かったらギルドに入るといい。」

「ギルド?」

「あぁ、ギルドとは……んー、まぁなんでも屋みたいなものさ。」

「なんでも屋?冒険者みたいな?」

「冒険者?まぁ確かに冒険もすることはあるが……。」

「そんなに冒険しないんですか?」

「あぁやることって言ったら、例えば街頭に現れるマモノ退治とか、山賊やゴロツキとかから荷物人などの護衛、防衛、戦うことが怖いなら、山や平原での山菜採り、店の手伝い、職人見習いまで数多くあるが、その中で冒険って言ったら……、そうだな、地図作成なんてどうだ?」

「地図作成?」

「あぁ、既に行ったことのある場所を担当することもあるが、未開の地の斥候とかあとはダンジョンだな!」

「おぉー!ダンジョン!」

「ダンジョンはこの世界に突然現れる謎の遺跡やら洞窟のことだ、中からマモノが現れ宝物が出現するってなもんで、見つかったら大騒ぎだよ。」

「宝物!どんなものが見つかったんですか?」

「んーとそーだな……まず読むと魔法が使えるようになる魔導書(・・・)それから、付けると力や魔力が上がる装備品魔道具(・・・)ここら辺はベタだな。」

「ベタってことはよく見つかるんですか?」

「あぁだいたい見つかるとしたらここら辺だな。」

「凄いですね!夢あって!」

「そうだろ!まぁでもほとんど挑むやつは居ないがな……。」

「えぇどうしてですか?」

「行ったものはほとんど帰らねえ」

「……」

聞いたところによると、ダンジョンでは出現するマモノのレベルが文字通り違うらしい。なんでも僕が最初に遭遇したマモノ(名前はコカトリスらしい)を一撃で葬り去るものたちでも歯が立たないほどだそう。


「そんなに強いところなんだ……。」

「そうだお前も早死したくなかったらダンジョンなんか潜らない方がいいぜ。」

「教えてくれてありがとうございます。」

「良いって、新人が早死するのは見たくないからな……そうだこれをやろう。」

そう言って、ヒンクスさんは5と書かれた1枚のコインをくれた。


「これは?」

「お金だよ、これが無けりゃどんな世界だろうと通用はしないだろうからな……。」

「わっそんな悪いですよ!」

「いいんだよ、どうせはした金だしそんぐらい、ギルドの登録料だ。」

「ギルドの登録料ならむしろ高いんじゃ……。」

「いーや?そんなことはねぇよ、どんな新人でも1日

40~50ゴル稼げる。」

「そうなんですか……。ちなみに宿泊施設やご飯などは……。」

「ん?ご飯はともかく宿泊はできないと思った方がいいだろうな。」

「やっぱりそうですか……。」

「そんな落ち込むことは無いぜ。1回や2回やったことあるならできるだろ野営ぐらい。」

「やったことないです……。」

「……まじか。」

「まじです。」

「まぁそんときゃ俺がいてやるよ。」

「ほんとですか!?」

「あぁそれに女の子を1人にして置けねえしな。」

「あれ?僕おとこですよ?」

「え?」

「え?」

「ま…まじかよ!?」

「すまんずっと女の子だと!」

「いいんですよ言われっ子なんで。」

「そうかすまんな。にしてもその見た目でおとこか……。」

そんなこんなでやって来た街ホルビス。

割と大きめの街らしく王様のお城もあるそうだ。

(この国の名前はゴルキリア王国)

門兵さんたちに挨拶をして街に入り…僕は今ギルドの目の前にいます。


「ふぅー…よし!」

「そんなに気合い入れなくてもいいんだぞ?」

「ギルドですから!なにかイベントがあってもおかしくないんで!」

「イベント?」

気合いを入れ直してギルドの扉を開く。

そこに飛び込んできた光景は……。


「あれ?」

至って平和であった。

別に入った瞬間おう兄ちゃん見かけねー顔だなとか、今目ーあったよなコラとか、なんにもなくてただ飲食スペースと掲示板に紙が貼ってありそれを見て唸る人混み、正面奥にはギルドの職員さんが愛想を振りまいている。

そうただ平和な場所であった……。


「何を期待してたんだお前?」

「いや?別に?絡まれた拍子に不思議な力がーっとかそんな事あるわけないよねっ。」

「ほら職員さんとこ行くぞ。」

「はーい。」

職員さんとこ行く途中でも絡まれなかった……。


「こんにちは!ギルドにようこそ!」

「スマンがこいつのギルド登録を頼みたい。」

「ギルド登録ですね!先に登録料5ゴルをいただきますが。」

「えっと…それなら持ってます。」

「はい!丁度ですね!では!簡単な質疑応答の後ギルドの一員としての説明言わばチュートリアルを行います!」

ギルドの職員さんによる質疑応答は、本当に簡単なもので人を殺したことがあるかや簡単な窃盗軽い放火など犯罪歴を調べるためのもの(嘘を見抜くことができる魔道具を用いていた)で、次のチュートリアルでは、ギルドでの素行や仲介料、ほかの街の通行量免除等割と有用なものが聞けた………。


「最後になりますが、このギルドという職業非常に人が多く貢献できないものや規約違反者などは即ギルドを出てもらいます。この事を念頭に置き頑張ってくださいね!」

そう言われ晴れてギルドの一員になれた黒野ここからどうなるのでしょう!

はい!いやークロスケの設定!

良いですよね!無償の愛!ヤンデレですよね!

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