表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

誰かにこの男性を取られるぐらいなら、私がこの男を殺すわ!

作者: 七瀬







“誰かにこの男性を取られるぐらいなら、私がこの男を殺すわ!”




私はある男性と不倫を重ねていた。

既に私は彼を“奥さん”に取られているのに、どうしてこんな風に私は

想ったのだろう?

彼が言うには、奥さんとは既に気持ちが冷めていると言われていたし、

奥さんに対して嫉妬なんてなかった。

でも? 彼は物凄く女性にモテるのか?

“私以外にも浮気相手がいた事を私は後で知ったわ。”





『“ねえ、先! 貴方の携帯鳴ってたんだけど、誰だったの?”』

『“あぁ、妻だよ! ごめんな。”』

『・・・そう、まあ奥さんなら仕方ないわね!』

『あぁ、』





この時は私は彼を信じていたのに、、、。

彼の嘘が後でバレる。

また違う日に、○○ホテルで彼がシャワーを浴びている時に彼の携帯電話

が鳴って、私はふと彼の携帯を見てしまった。

まさか!? “私以外にも彼には浮気相手がいたのか!”

私は彼の携帯電話を握りしめながらガタガタ震えたていたのだ。

私の腹の中から怒りが込み上げてきて、シャワーから上がってきた彼を

ホテルにあった花瓶で殴りつけたの。

彼は“うっ”と言ってそのままぶっ倒れる。

私は何度も何度も倒れた彼に追いかぶさり血で濡れた花瓶で何度も彼を

殴り続けた。

彼は私が冷静になった時には、もう既にビクともしなかった。

既に彼は死んでいたのよ。

私は彼の手を持ちそのまま引きずり風呂場まで連れて行くと、彼の体についた

血をシャワーで流したわ。

そして、私もそのままシャワーを浴び彼の血をシャワーの水で洗い流したの。

私はタオルで体を拭いて服を着、そのままホテルを一人で出た。

私は真っ直ぐ家に帰り通帳や印鑑、現金、お金になるモノは全て持って部屋を

出たのよ。

そのまま当てのない街に一人逃げようと決めたわ!

一からまたやり直したいと思ったのよ。






 *






・・・でも直ぐに警察が私と彼が入った○○ホテルの部屋に入り

彼の死体は見つかったの。

私は“指名手配犯”になってしまった。

まだ私は捕まっていないけど? いつ捕まるか分からない!

生きた心地がしない日々を今も過ごしているの。


“誰かにこの男性を取られるぐらいなら、私がこの男を殺すわ!”




・・・もう一度! あの時に戻れるなら? 私は彼を決して殺さないだろう。

こんな思いをするぐらいなら、彼を殺したりなんかしない!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ