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救急ということで、風で来ました~

光使って光速移動もできるけど、内緒だから仕方ない。

さぁ、入るか~ コンコン


「特別隊、隊長ソフィア・スピアです。入ってもよろしいでしょうか?」

「どうぞ」


返事が来たので入る。


「ソフィア・スピア、今から君は3年間フィア・メロディとして、動いてもらう」

「かしこまりました。」


潜入調査か…3年長いな~


「どこに潜入すればよろしいでしょうか?」

「潜入…どっちかって言うと護衛と監視役だな。」

「用件は分かりましたが両方ですか?」


護衛は、光で目立たないように対象の敵を気づかれないように始末し、

監視は、対象の断罪の証拠を探したりしてきたけど…両方?


「あぁ、公爵令嬢のエルン・ロズ・セント嬢は君と同じ学年でこの春学園に入学する。」

「かしこまりました。エルン・ロズ・セント様と平民のフィア・メロディが仲良くなって、守ればいいのですね。」

「理解が早くて助かる。命の危機がない場合はそっとしておけ」

「了解しました。」


学園って3年…!


「長期休暇は仕事に戻っていいでしょうか?」

「あぁ、そういえばキャサリー様が呼んでたから行ってこい」

「!かしこまりました!」


早足で廊下を歩く。風でキャサリー様だけに声を送ったので、王族の方とは鉢合わせしないですむだろう。

キャサリー様は王妃様だけどとてもやさしくて、小さい頃から実力を認められて軍で働いていた私が、風の魔術で苦戦しているのを見て得意魔術が[風]であるキャサリー様が教えてくれたのだ!

だから、姫様や王子様に悪いけどキャサリー様を本当の母みたいに慕っているのだ!

よし!ついた!コンコン


「失礼いたします。ソフィア・スピアです。」

「どうぞ」


キャサリー様のメイド、マリーさんの返事がきて中に入る。

このマリーさんは昔からキャサリー様の専属で私の事もよく知ってる。


「キャサリー様、用事とはなんですか?」

「フィアちゃんにこれあげるわ~」

「!?」


そして渡されたのは転移魔道具2個と、アイテムバック…声にならない叫びを上げました。


「小さい方が手紙で、私の寝室に登録してあるわ~。うちの息子がバカやってないか一週間ずつ送ってね~。もう一つはもし、城までの移動がバレたらやばいから、王都に小さい家用意して来たからそこに置いてこれで、仕事来てね~。で、そのアイテムバック…といってもポーチみたいな奴ね。スカートの中に入れときなさい。じゃないと槍とか持ち歩けないでしょ~」

「っ!ありがとうございます!」

「その転移魔道具とアイテムバックはフィアちゃんの魔力で染め上げちゃいなさい。他の人に使われると面倒だから。」

「はい!」

「それと…ついでだから楽しんできなさい。そして学んできなさい。せっかくの機会だからね!」

「…っ!ありがとうございます!」


キャサリー様マジでありがとうございます!

多分、セーフ…?

(3は確認待ちです。)

王妃様が優しいです。

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