私のハシゴ
短編を書いてみました
気に入っていただけるか分かりませんが
一生懸命に書いてみました(^_^)
主に1000文字以内で書いてありますので
暇なときにでも読んで
楽しんで頂けると幸いです(^_^)
「まさか自力で登らないといけないとは思わなかったなぁ…」
子供の頃
お婆ちゃんからこんな話を聞いた事がある
「死んだら幽霊なって、神様に会いに行くんだよ」
当時の私は
その意味がよくわからなかった
だから
何度もお婆ちゃんに質問したけど
「いつか分かるわ」と言われて
納得する答えはもらえなかった
それから私は
そのモヤモヤを抱えながら生きてきたのだけど…
今の自分なら分かる気がする
私の目線の少し先には
空へと続いている何の支えもない
長い長いハシゴがある
金色で繋ぎ目が全くない
とてもシンプルなハシゴ
私はそれに手を伸ばして足を掛けて
一段ずつ登っていく
すると
空との距離が近づくにつれて
私は少しずつこの状況を理解していくの
少し寂しくなるなぁ…
登り始めた時からだいぶ経って
雲を眼下に見つめるほど随分と高いところまで来た
「いやぁ〜。ここまで登ると綺麗だなぁ」
眼下に広がる雲が隠そうとしていた空を
視界一杯に見ることが出来る
遮るモノは何もなく
目一杯に広がる青は
あの時に見ていたモノと全く違うモノのように見えてしまう
まぁ、気のせいなのかもしれないけどね
なんてことを思いつつ
私はまた次のハシゴに足を掛ける
数十段上がると
さっき見ていた景色に
自然の勇ましい山と
人の威厳を示すような街が合わさって
まるで
5000ピースのパズルが出来上がったような感動を覚えた
そして
これほどの高さでは
とても生身の身体では耐えきれないだろう
私は再びハシゴを登る
ふと目線を違うところへ移すと
僕と同じようにハシゴとそれを登る人に気づく
「あの人も大変だなぁ…」
そう思った瞬間
その人は足を乗せた場所が折れ
そこから滑るように落ちていった
見えぬ天使に助けを求めるように
片腕を空へ向けて大きく伸ばしながら
自分がこんな状態だからだろうか
「あそこに落ちちゃうのかな…」
そう直感的に感じた
私はハシゴを強く握り上へ登る
すると
その先のハシゴが切れていることと
天窓のように付いた木目模様のドアがあった
多分
あそこがゴールなのだろう
私は少し息を吸って
少し息を吐く
それを何度も繰り返して心を落ち着かせる
でも
身体が手に汗をかいて震えることを止めてくれない
あれを開ければどうなるのか…
多分
歓びもなければ
哀しみもない事が起こるのだろう
私はそのドアノブに手をかける
「次の世界はどこかな…」と思いながら




