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争いは、ウィードとメテオの決着を堺にどこか真剣味を失っていた。皆何のために戦っているのか分からなくなったのだ。そこに、ルーナに肩を支えられて立っているファビュラスが声を張って広場の皆に告げた。
「争いをやめろ!」
誰からともなく、剣を振るうのを止めた。
「この争いは、終わりだ!」
広場の皆が、壇上のファビュラスを見た。
「この戦いは、誤りしか存在しない! 彼女は国に害を及ぼす研究などしていない。このような混乱を起こした、駆除隊のメテオ、そして王こそが国の害でしかない。これよりこの国は…」
ファビュラスは王妃とルーナに目と合わせた。
「この王妃と王女によって治める。賛同してくれる者はいるか!」
広場に、歓声が上がった。




