12 フラグ
呑気だったりシリアスだったり、そんな感じの日々。
謹慎明けから結構いろんなことがあったけど、カミスさんに相談した時に話した、"カイジ感"で感じていたドッキリイベントって、どれのことだったのだろう。
どれもそれなりにドッキリなイベントだったけど、まさかこれから、もっとドッキリなイベントが来ちゃったりしないよね。
って、やべっ、フラグ立てちゃったかも。
「それはフラグでは無いのです」
うわっ、誰?
って、モルガナさんですか、
いきなり後ろに現れるのはやめてくださいよ。
えーと、もしかしてこれがドッキリイベント?
「いいえ、これからもっとドッキリドキドキなマル秘サプライズイベントが、手ぐすね引いてサイリさんを待ち構えているのです」
うはっ、それは楽しみですね、
って、違うでしょ。
だいたい、今のモルガナさんのセリフは"導き手"じゃなくて"占い師"そのものですよ。
「どうあっても私を"占い師"に貶めたいサイリさん」
「そうはイカのキン……ダンの料理法」
……
「なぜなら、ドッキリイベントを"導いて"きたのは、誰あろうこの私」
「つまり私は"導き手"」
「"占い師"では無いのだから、言葉の全てに裏は無し」
なんだか、会うたびに胡散臭さマシマシなんですけど……
「そしてサイリさん成分、つまり『サイリウム』を存分に補給した私は、速やかに撤収」
「では、イベント、お楽しみに」
あー、行っちゃったよ。
何だか、滞在時間は短いのに、妙に濃いよね、モルガナさん。
だいたい『サイリウム』って何だよ。
ピカピカかよ、僕。
えーと、落ち着け、感じるな、考えろ。
『Don't feel,Think!』
感情に流されずに落ち着いて考えろって言う名言だよね。
モルガナさんがナニモノカをそそのかしたせいでイベントが起こる、
それは確定っぽい。
なら、今の僕に出来ることは、それに備えて……
って、出来るかっての!
誰が何をしでかすのか、全く分からんっての!
どうすんの、これ……
……って、ちょっと待った。
モルガナさん、今『ゲートルーム』で出て行ったよね。
衣装が袖口まで隠れてるだぼだぼローブだから腕輪を確認出来なかったけど、
もしかして『コニタン』持ってるの?
「先日の家族会議で、モルガナさんの『コニタン』所持は承認されましたよ」
……初耳ですよ、プリナさん。
家族って、なんなんだろう……




