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10/17

10 読心


 朝、それなりに気持ちよく目覚めた僕は、今日も昼型生活の予定。


 家族は皆、今日やることに向かって元気に邁進中。



 フィグミさんは、日が昇る前にとっくにおねむ。


 最近お気に入りの編みカゴの中で、すやすやと。



 フィナさんは、アリシエラさんのところにお出かけ予定。


 どうやら『シミージュ』改造案を思いついた模様。


 高速化とか武装化では無く、


 平和的なアイデアであることを切に願います。


 まあ、フィナさんなら大丈夫かと。



 スーミャとイリーシャさんは、


 例の討伐に再度向かいました。


 昨日の夜はモルガナさんと何やら夜ふかししておりましたが、


 体調不良で戻ってきたりしなければいいけど。



 プリナさんは、今日もくるくる家事日和。


 あの流れるような動線をおじゃましないように、


 ほどよい距離から見守るのが家長の務め。



「そのサイリさんを見守るのが私の務め」


 えーと、モルガナさん。


 僕の考えを読むのはかまいませんが、出来れば声に出さないでいただきたい。



「普通は考えを読まれるのを、もっと嫌がるものです」


 まあ、悪用さえされなければ。


 そういえば、心を読む女性への対抗策は、めっちゃえっちなことを考えれば良いって、何かで読んだような。



「では、サイリさんにとって限界ぎりぎりアウトくらいな、えっちな妄想を、どうぞ」



 ……………………



 くすり



 鼻で笑われてしまいましたよ。


 朝から何をやってるんでしょ、僕。



「ではそろそろ、おいとまを」


 おや、随分と突然ですが、急ぎのご用件でも。



「そうですね、あえて言うなら、修羅の旅へ」

「サイリさんのお側にいるこの気持ちよさをより堪能するためには、普段は出来るだけ気持ち悪い人の側にいなければならない」

「それが"導き手"の辛いところ、なのです」


 えーと、美味しいものの美味しさをより高めるために、あえて不味いものを喰らう、と。


 難儀な生き方ですね。



「それが、運命、ですよ」


 無理やり決めゼリフにしようとしてるでしょう、それ。



「まさかサイリさんも私の考えを……」


 読めませんって。



「それでは、ごきげんよう」


 はい、良い旅を。



 って、ちょっとモルガナさん、


 僕の女難の相について詳しくっ、



 ……行っちゃったよ。


 絶対占い師がメインだよね、あの人。



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