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SIDE: ルカ・ハニエル


ルカ・ハニエルは幼少の時から伯爵家の名のもとにあらゆる視線にさらされていた。


 その美麗な容姿も合わさって、彼のもとには多くの貴族が腹にどす黒い野望を隠し、己の利潤を求めてすり寄ってくる。


 親に取り入ろうとする商家も、娘を嫁がせようとする貴族も、まだ幼い令嬢ですら媚びた目でルカに取り入ろうとする。


 ルカは知っていた。奴らは、彼の外側にばかり拘っているのだと。ルカの内面など歯牙しがにもかけていないのだ。


 そんな周囲の人間に対するあきらめはルカの心を冷たく凍てつかせ、彼の表情を石像のように固まらせた。


 騒がしいくらいに囲まれるお茶会で耐え切れず一人になれる場所を探して彷徨さまよい、ようやく人心地つけたところで、面の皮の厚い令嬢に秘密の安息所を暴かれる。


 外出時に伯爵家の馬車が賊に襲われ、命からがら逃げのび姿を隠していたら、まるでそこにいることを知っているかのように現れた令嬢は、以前お茶会で彼を追いかけてきたくだんの令嬢だ。おまけに知らせてもいないはずのハニエル伯爵家の屋敷の住所まで知っているという。


 (おそらく調べていたのだろうな。手段を選ばず伯爵家に近づきたいという浅ましさよ)


 ルカのはらわたは煮えくり返っていた。


 馬車を襲われた際に身をていして彼を逃がした護衛は一人で複数を相手取り重傷だ。その賊を雇っていたのがあの令嬢の家である可能性すらあるのだ。


 乗せられた馬車の家紋は覚えた。徹底的に後ろ暗いところを暴き白日はくじつの下にさらしてやる。


つらい展開が続くので、今日に合わせて「腹黒王子はツンデレを目指す」のほうに甘々後日譚を追加しています。

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