夢オチ的なにかでしょうか。
つまり、何が言いたいというと、殺人の動機が浅すぎる。
アレンも私と同じように思ったらしい。
「突然感がありますね。普通はもう少し喧嘩が多くなったり、イライラしてものに当たるとか、何かしらあるでしょうね。」
「一概に全員がそうとは言わないけど、疑惑になるような事件が続くとなると気になるよね。」
うん。わからないな。せっかく調べてもらったけど。
話の区切りがついたところで、エドワードが退室していく。
その日はそのまま仕事に戻ったのだが……
また次の日。
私宛に手紙が届いたのだ。差出人は凜だった。
「あれ、手紙っすか?」
「うん……えーっと。何々……」
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拝啓、愛奈さま♡
この前、話した「変な事件」なんだけど詳細がわかったのでおくります。
一つ目は、パン屋の女の子が幼馴染みの男の子とケンカのうえ、障害事件に発展。
男の子がいつも女の子にちょっかいをかけていて、ついに手が出ちゃったって感じらしいよ。
でも、それまで女の子は、ちょっかいをそれほど気にした感じはなくて、突然キレたって感じみたい。
二つ目は、どっかのバカ息子が片想いの上、女の子を殺しちゃったみたい。
この人は、女の子のことが好きで好きで自分のものにしたくて殺しちゃったらしいんだけど、その前まではただナヨナヨしてそんなことしそうになかったんだって。
なんか、キモいよね。
今聞いた感じはこんな感じ。役に立つと良いな☆彡
また何かあったら連絡するね。
凜より。かしこ
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「「……」」
なんだこれ。手紙の書き方自由だな。
あの人、私より年上じゃなかったっけ……
しかも便箋からなんか匂いがする。
便箋に匂いをつけるなんて、平安貴族か!!
内容だって役に立つような、立たないような……これ、同じ事件の括りに入れていいの?
凛には悪いけど、よくわからない手紙を寄越したとしか言いようが……
「あれ、もう一枚ありませんか?」
リアムに言われて、指先で確認すると確かにもう一枚便箋がある。
『P.S. 事件の二日ぐらい前に二人とも変な夢を見たらしいの。なんか、黒いローブの人が出てきて自分の中からキラキラしたもの(?)を取り出していくんだって。』
「え、最後は夢オチ的な?」
突然夢の話を出されてもなぁ。夢占い的な?それともファンタジー的には良くある話なのかな?
「聞かないっすね。」
やっぱり。
「でも、気になると言えば気になりますね。『二人とも』となると。」
「うーん。じゃあ残りの二人にも聞いてみようか。」
「あの『二人』っすか?」
「うん。昨日、エドワードさんに教えてもらった二人。」
占いでも夢オチでも確認はしといた方がスッキリするからね。
アレンに頼んで、『事件前に変な夢は、見なかったか』と二人に聞いてほしいとお願いする。
はてさて、どんな結果がでるのかな。




