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異世界黒白物語  作者: 月華麗月(ゲッカレイゲツ)
3/17

3話:初授業

~この作品を読むにあたっての注意事項及び謝罪~


※趣味と気分で描いた作品ですので、非常に読みにくいかもしれませんが、目をつぶる等の寛容な対応をして頂けると幸いです。


※更新速度は、非常に遅いと思われます。


※御意見、御感想、アドバイス等頂けたら、非常に嬉しいです。自分が好きで書いた物を他人に読んで貰えるというのは、非常に有難い事であると個人的に考えています。


※作中の文章で不快な思いをされた方、作品を読む以前に言っておきます。不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。

 武器の召喚が終わった空夜は、アリアに連れられて職員室に向かった。そこでアリアに、Bクラスの担当の先生を紹介されて事情を説明したのちにクラスに向かった。先生は、ルイスと名乗った見た目だけでは、年齢が判断できないが、彼女は、どう見てもエルフだった。


「はーい。静かに!今日から、このクラスに編入生がやってきます。入ってー」


 ガラガラと、扉を開けて空夜は、中に入る。中には、12人の男性と13人の女性がいた。そして、驚いたことに、様々な種族がいた。ドワーフ・エルフ・魔族・天使・獣人が、空夜には、確認できた。そして、人間は、空夜以外には、女性が1人しかいなかった。


 (人間すくねぇ・・・)


 『人間の魔法使いは、珍しいぞ。お前と嬢ちゃんの2人いるだけでもある意味珍しいものだ。』


 『ヴァイス・・・それ本当か?』


 『嘘をついて何か意味があるのか?』


 『ないな・・・今後が、不安だよ・・・。』


 っと、言いつつも覚悟を決めた空夜は、自己紹介を始めた。


 「初めまして。空夜です。今後このクラスに入ることになりました。わからないことだらけですがよろしくお願いします。」


 「えっとー、空夜君空いてる席に適当に座ってー」


 先生にそう言われて唯一空いていた人間の子の隣の席に着いた。人間の子は、少女と言う言葉がぴったりと合う童顔で、髪は、肩までしかない短い桃色のツインテールだった。ぱっと見では、13歳ぐらいにしか見えない。そんな彼女がもじもじしながら話しかけてきた。


 「あのー…そのー…初めまして・・・私、凛って言います。」


 「そっか。俺、さっきも言ったけど空夜だよ。凛さんよろしくね。」


 「は・・・はい。よろしくです・・・。」


 小さな声で凛と名乗った少女と自己紹介をした。彼女は、どうやら恥ずかしがりやな少女だった。


 「はい。えっとー今日の最初の授業は、魔法の授業ですね。みんな、ホームルームが終わって準備を済ませたらグラウンドに来てねー」


 そう言って先生は、出て行った。


 「えっとー、凛さん、準備って何をすればいいの?」


 「はぅ・・・」


 声をかけられた凛は、ビクッとして此方を向きながらモジモジと答えた。


 「えっとー・・・そのー・・・準備と言っても、特にすることは、ありません。」


 「そうか。」


 「あのー・・・空夜さんは、編入する前は、何クラスだったんですか?私は、最近ようやくBになれたんですけど・・・」


 「記憶喪失で、全く覚えてないんだよ。」


 「はぅ・・そうなんですか・・・。なんか、聞いてしまってごめんなさい・・・。」


 そう言いながら、凛は、だんだん縮こまっていった。


 「あ、別に気にしなくていいからー。これから同じ人間同士色々とよろしくねー」


 「はい・・・あのー・・・よろしくです。」


 そんな会話をした後、そそくさと凛は行ってしまった。ふと周りを見ると女子の凛に対する視線が、何かおかしい。まるでお前なんかが仲良くするなよーって訴えるような視線だった。そんな中、二人の男女が話しかけてきた。男性の方は、見た感じ狼の獣人で、女性の方は、エルフだ。


 「初めまして空夜君。私は、ミシアって言ってこのクラスのクラス委員をしています。彼は、男子のクラス委員で、ロイドだよ。わからない事があったら、私たちに遠慮なく聞いてね。」


 「ロイドだ。よろしくな。」


 「此方こそ、よろしくお願いします。貴女がミシアさんなんですね。」


 「え?なんで私のこと知ってるの?」


 「アリアさんの紹介です。クラス委員やってるからわかんない事があったら遠慮なく聞けって言ってましたよ。」


 「アリアと知り合いなの?」


 「んまー・・・そんなとこです。」


 「アリアの知り合いなら仲良くしないわけには、いかないわね。空夜君よろしくね。」


 「はい。よろしくです。」


 ふとミシアを見てみると何故だか知らないが、空夜の顔をじーっと見ていた。


――――――――――――――――――――――――――――――


 クラスを後にした空夜は、ミシアに連れられてグラウンドに向かった。その道中ヴァイスに魔法について教わっていた。


 『魔法は、まず基本的に攻撃魔法と補助魔法がある。男性のほうは、攻撃魔法。女性の方が補助魔法に特化していることが多い。ごくまれに例外は、いるがな。攻撃魔法には、1から10までの段階の魔法がある。補助魔法は、1から9までの段階が使える。攻撃魔法の基本的な属性は、火・水・風・雷・土だ。そして、極稀に闇・光を使える者もいる。そして、階級にF~Sがあり階級が良い程上位のランクの高い魔法が使える。ちなみに、そなたは、闇と補助魔法含めて全てSと言う珍しい体質だ。』


 『は?なんだそれ・・・。と言う事は・・・俺は、光魔法以外すべて使えるって事か?』


 『そういう事になるな。』


 『今後を想像しただけでもめんどくさそうだな・・・。』


 『まぁ、そう言うでない。ちなみに、さっき話してた人間のやつは、なんとも極端な体質だったな。』


 『え?そうなのか?』


 『うむ。やつは、攻撃魔法に関しては、ビックリするほどダメダメだな。雷魔法が、Cでそれ以外は、Fだ。その代り、補助魔法については、文句なしのSランクだな。』


 『たしかに・・・極端だな。そう言えば、最近Bクラスになったって言ってたな・・・』


 『まぁ、見ただけだから何とも言えないのだがな。魔法の授業との事だから、その時に色々と分る事もあるだろう。』


 『ま、そうだな』


 そんな感じでヴァイスと話していると気が付けばグラウンドに着いていた。



――――――――――――――――――――――――――――――


 「んじゃー授業始めるからペア組んでねー」


 先生がそう言うとクラスのみんなは、ペアを組み始めた。


 (こういうのってめんどくさいなー・・・。)


 っと、心の中で考えていた空夜にミシア含むクラスの女子が数人ペアを組もうとしているのか、こっちにやって来たのだった。そんなことは、気にする様子もなく空夜は、一人の少女を探していた。そして、目的の子を見つけた空夜は、周りを気にせずにその子のところに行って話しかけた。


 「ねぇ、凛さん良ければペア組まない?」


 ビクッとした凛は、恐る恐るこっちを向いてきて、小さな声で答えた。


 「あのー・・・私なんかで良ければ、よろしくお願いします・・・。」


 「んじゃ、よろしくねー。」


 その光景を傍から見ていたミシアは、内心こんなことを考えていたのだった・・・。


 (なんであんな奴が空夜君と一緒なの。イライラするわ。せっかく私好みの男性なのに・・・こうなったら、、、次期Aクラスの私の力で屈服させようかしら・・・そうしましょう。)


 そんな事をミシアが考えていたとは、全く知らずに授業は、進んでいく。先生がヴァイスから聞いたような説明をしていた。どうやら魔法の基礎事項を学んだ後に実技演習も兼ねた授業のようだ。だから、ペアを組まさせられたのかと、授業中に納得する空夜でした。


 凛とペアになった空夜は、基礎中の基礎である魔方陣の展開を凛に教わっていた。初めてやる空夜だが、都度ヴァイスにアドバイスをもらいそつなくこなしていた。そんな中、空夜は、ミシアに声を掛けられた。


 「空夜さん、もしよろしければ、そんな人間の子にではなく次期Aクラス入りの私がご指導いたしましょうか?」


 「いや、凛さんの説明は、わかりやすくてそれで間に合っている。」


 「でしたら、私と勝負してくださりますか?私が勝てば、空夜さんは、私とペアを組んでください。」


 「俺が勝ったら、ミシアさんは、どうしてくれるのかな?」


 それを聞いた周りの人は、一斉に爆笑をした。いつの間にやら、空夜とミシアは、注目の的になっていたようだ。


 (アリアから聞いたよりめんどくさいなーミシアって・・・あー、、だりぃ・・・・)


 「Bクラス成績1位の私が負けるはずがありません。そうですねー・・・もし私が負けたら私は、空夜さんの奴隷にでもなりましょう」


 「その言葉忘れるないでね?」


 やり取りが終わった後、二人は、実技演習兼模擬戦を行う事になった。


 「ルールは、簡単。先に降参したほうが負けです。武器の使用は、自由。魔法の使用も自由です。それで、よろしいですか?」


 「うん。問題ないよ。」


 「正々堂々とやりましょう。先生、模擬戦用のセーフティー結界をお願いします。」


 「了解した。」


 そう言った先生の手から4つの紫色の魔方陣が展開された。


 「第4段階補助魔法改セーフティー結界」


 そう先生が言うと空夜とミシアを中心に半径約100mの結界が張られた。


 「この結界の中でしたらいかなることが起きても私たちは、死にません。つまり、お互い遠慮なくやれるって事です。」


 「そんな便利な物があるんだなー・・・」


 「御託は、良いので、さっさと始めましょう。」


 「つれないなー・・・わかったよ。」


 「いざ、尋常に勝負。」


 そう言ったミシアは、一本の穂先が十文字の槍を召喚して空夜に突き付けた。そして空夜の心臓を一突きに・・・すると思われたが、服に触れる前に槍が止まってしまった。彼女の槍の穂先に小さな紫色の魔方陣が一つ存在した。


 「一撃止めたぐらいで調子に乗らないで下さいね!」


 そう言った彼女は、槍の先に黄色の魔方陣を4つ展開した。


 「第4段階攻撃魔法雷属性ボルトクラッシュ」


 槍先が、先ほどの魔方陣に直撃した瞬間そこに4本の稲妻が槍の如く突き刺さり、貫通した・・・ように見えたが、していなかった。


 「ねーねー、俺さー女性を傷つけたくないから、良ければ、降参してくれないかな?君程度の攻撃は、いつまでたっても俺には、届かないからねー。」


 「何をふざけたことを言っておられるんですか・・・もうどうなっても知りませんよ。」


 そう言った彼女の槍の穂先に黄色の魔方陣が7つ展開された。そして、彼女は、叫んだ。


 「第7段階攻撃魔法雷属性トロン」


 そういうと、空夜の頭の上に雷雲が出来てそこから巨大な稲妻がいくつも空夜に向けて迸った・・・。


 空夜のいた周りには、直径約10mの巨大な穴が出来ていた。そして、その中心は、砂埃が舞っていて中の様子が確認できない。


 砂埃が晴れるとそこには、服に汚れ1つすらない空夜の姿があった。そして、頭上には、直径約1mの紫色の魔方陣が展開されていて空夜の足元の地面は、魔方陣の大きさだけ無傷に残っていた。


 「う・・・嘘でしょ・・・」


 「んーやっぱり、降伏してくれると助かるんだけどなー・・・」


 「もう怒った・・・本気で行くから覚悟しなさい。」


 「汝のあるべき姿になりて我の盾となり鉾となり給え」


 「具現化、雷王獣麒麟」


 ミシアが、そう言うと、彼女の槍が、雷を纏った伝説上の生き物麒麟に姿を変えた。


 『あの嬢ちゃん、具現化まで出来たのか。』


 『具現化ってなんだよ?』


 『武器に宿る召喚獣を現実世界に出して戦わせる事だよ。そなたは、我を具現化すると我が戦うことになる。』


 『要は、俺がヴァイスを召喚して2人で戦うって事か?』


 『大方合ってる。具現化すると武器の当時の倍の威力は、発揮できる。その代り、習得は、極めて困難な技だ。』


 『なるほどねー』


 ヴァイスとそういうやり取りをしていると、ミシアが言った。


 「それじゃ・・・行くよ。」

最後まで読んでくれてありがとうございます!


そして、毎度ながら、下手な文章で申し訳ないです。


空夜君、平然とミシアの雷を防いでますが・・・ミシアも、Bクラスで一番強いです!ただ、相手が、悪すぎます。決してミシアが、弱いわけでは、ありません。


次回は・・・バトルの続き・お昼休み・放課後


について書けるといいなーって思ってます。


次回の作品ものんびりまったり待っていただけると幸いです。


(1日に1話出すの辛いな)←毎度恒例作者の心の声

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