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異世界黒白物語  作者: 月華麗月(ゲッカレイゲツ)
16/17

14話:セシリアの1日

~この作品を読むにあたっての注意事項及び謝罪~


※趣味と気分で描いた作品ですので、非常に読みにくいかもしれませんが、目をつぶる等の寛容な対応をして頂けると幸いです。


※更新速度は、非常に遅いと思われます。


※御意見、御感想、アドバイス等頂けたら、非常に嬉しいです。自分が好きで書いた物を他人に読んで貰えるというのは、非常に有難い事であると個人的に考えています。


※作中の文章で不快な思いをされた方、作品を読む以前に言っておきます。不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。


※今回は、セシリアがメインの話なので、空夜は、ほとんど出てきません。

 空夜が、学院にいる同時刻のお話。場所は、変わって空夜の自宅。


「はぁ、空夜様行ってしまいました。」


 ぼそっと独り言が、漏れてしまうセシリア。セシリアは、空夜の奴隷である。最も、自ら望んで空夜の奴隷になった。彼女自身は、奴隷と言う身分でありながら、大好きな人と一緒にいられるため非常に幸せに暮らしていた。


 そして、今日は、自分の故郷の里に帰って必要な物を届けるという任務があった。もともと、彼女は、定期的に里からアイリスの町に来ていて必要な物を買い揃えて里に運搬するという役目を担っていた。しかし、里からアイリスの町に向かう道中、運悪く山賊どもに見つかり、奴隷の首輪をつけられて町で奴隷として売られるところを空夜に助けられていた。ちなみに、セシリアの脳内では、空夜は、絶望的な状況の中、突如現れて鮮やかな手並みで救ってくれた人だった。セシリア的には、こんな体験今まで一切なかったので、惚れないほうがおかしかった。


「そう言えば、里のみんなは、元気にしてるかな?久しぶりに会うなー」


そんな独り言をしていると、ふと玄関に紙が置いてあるのに気が付いた。朝起きて掃除をした際には、無かったものだ。その紙には、以下のように書かれていた。


―セシリアへ


 今日は、ゆっくりと羽を伸ばしてきてね。寝室のタンスの2番目の引き出しに入ってる袋は、自由に使ってね! 空夜より


 この紙を見たセシリアは、寝室のタンスの2番目の引き出しの中身を確認した。中には、金貨が3枚ほど入ってた。


(うぅ、空夜様、貴方は、どれだけかっこいいんですか。余計惚れてしまいます)


 そんな事を思いながらセシリアの瞳は、ウルウルとしており、1滴の雫が、床に落ちた。



――――――――――――――――――――――――――――――


 家を出たセシリアは、里に持って行くべき必要な物を買い揃えて、アイリスを出ていた。そして、今空夜と出会った場所に立っている。


「ここで、空夜様と…まだ最近の事なのに、昨日のように感じるなー」


 そんな独り言を漏らして、セシリアは、里に向かって歩いて行った。


 歩く事約3時間、セシリアにとって懐かしい光景が広がった。


(あぁ、この里の空気、雰囲気、久しぶりだなー・・・)


「あ、セシリア姉ちゃんだー」


 まだ小さな兎の耳の少年が話しかけてきた。


「あら、セイン。御出迎えありがとう」


「えへへ、姉ちゃん帰ってくるの待ってたんだよ!父ちゃんなら、家にいるよー」


「わかったわ。また後でね」


「うん!」


 セインは、セシリアの弟である。そして、セシリアとセインの父は、この里の族長をしていた。久しぶりに帰ってくる自分の家に入った。


「ただいま戻りましたー」


「うおおおおおおおおおおお!セシリアあああああああああ!」


 そう叫びながらやって来たのは、族長である父親だった。この反応から気づくであろう。セシリアの父、セルスは、重度の親バカである。むしろ、親バカを通り越している。自分の命より娘の命の方が大事!と世間の母親や父親は、思うだろうが、それさえも容易に通り越して、セルスにとってのセシリアは、神同然である。世界の中心=セシリアな感じである。


「お父様、毎度ながらその御出迎えは、どうにか「なるわけないだろう!」なりませんの?」


 セシリアが、疑問を全て口に出す前にセルスは、答えた。ふと、その時にセシリアの首にある首輪に気が付いた。そう、奴隷の首輪に気が付いてしまったのだ。


「ぬおおおおおおお、何故セシリアの首にそんなむぉぬぉぐぅあああああああああ!」


 セルスは、奴隷の首輪を見た途端、顔を茹蛸以上に真っ赤にするほど興奮していた。ちなみに、この時、セルスは、"そんなものがー"と言いたかったのであろう。


「はい。実は・・・」


 セシリアは、自分が里から出た後、山賊に襲われて奴隷にされた事。そして、そこを空夜が救った事。そして、今は、空夜の元で暮らしていることを話した。


「そ、そそ・・・そんなばかな・・・。あの可憐できれいで目に入れてもいたくないセシリアが、人間如きの奴隷だと・・・あぁ、世界の崩壊が始まったのか。そろそろ世界が終わってしまうのか・・・。」


 セルスは、完全に『orz』状態で、ブツブツと呟いた。


「お父様が、考えてるほど空夜様は、悪くない人間ですよ。現に、非常に良くして貰ってます。」


「く、く・・・空夜様だと・・・?よーし決めた!」


「お父様何を決められたのですか?」


「俺、その空夜とか言うやつ殺すわ!」


「ふぇ!?」


 セルスの発言に対してすっとんきょんな声を上げてしまったセシリアであった。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


そして、昨日投稿しようとしたんですが、寝落ちしてしまい投稿が遅れてすいません・・・。


今回、セシリアの家族が登場しました!母親は、次回登場する予定です!


それにしても、半分寝ぼけながら書いていたせいか、投稿の前にある程度確認したのですが、誤変換・変な文章の嵐でした!今度からは、しっかりと目が覚めているときに投稿します!


次回は、セシリアの母親の登場・セシリアの父親と空夜が、会います!


次回作も楽しんで頂けると有難いです。

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