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異世界黒白物語  作者: 月華麗月(ゲッカレイゲツ)
14/17

12話:予選(準決勝編)

~この作品を読むにあたっての注意事項及び謝罪~


※趣味と気分で描いた作品ですので、非常に読みにくいかもしれませんが、目をつぶる等の寛容な対応をして頂けると幸いです。


※更新速度は、非常に遅いと思われます。


※御意見、御感想、アドバイス等頂けたら、非常に嬉しいです。自分が好きで書いた物を他人に読んで貰えるというのは、非常に有難い事であると個人的に考えています。


※作中の文章で不快な思いをされた方、作品を読む以前に言っておきます。不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。


※今回、卑猥な表現が垣間見えます。苦手な方、申し訳ございません。

「空夜君、覚悟は、出来てるかい?」


「あぁ、良い戦いをしよう。」


 セーフティー結界の中で、ロイドと空夜は、向き合いながら言う。


「んじゃ、最初から行くよ。具現化、悪魔臣下デーモン」


 すると、ロイドの後ろに角が2本と青色の翼が特徴の2mより少しでかい悪魔が、召喚された。


「これが、僕の召喚獣デーモンだよ。君は、具現化しないの?」


「んー、する必要は、ないかなー。」


「その言葉、後悔しないでね?」


 ロイドが、そう言うとデーモンの手に黒い魔方陣が6個展開された。


 空夜の足元から、黒い闇が噴火の如く出てきて柱のようなものを形成した。しかし、ロイドは、手にさらに黒い魔方陣を7つ形成して、呪文を唱えた。


「第7段階攻撃魔法闇属性ゲスペンスト」


 噴火のように出ていた闇が、だんだんと球の形になり、巨大な闇の球が空夜を包んだ。そして、みるみる小さくなっていき、その大きさが、人1人入るぐらいの球の大きさになった途端、爆音とともに破裂した。


「これで、木端微塵だね。ミシアの事を倒したから期待してたけど、あれは、まぐれだったんだね。と言っても、もうこの言葉も聞こえてないか。」


「誰に~?」


「へ?」


 まぬけな声を出したロイドの後ろに立っていたのは、球の中にいたはずの、空夜だった。それに驚いたロイドは、、空夜と一気に距離を取った。


「どうやって、あの中から脱出できたんだ?」


「てか、そもそも、何で俺があの中にいる必要があるの?」


「さっき、とどめを刺さなかった事後悔するんだな」


「具現武器召喚。双角槍マルテ」


「あれ?どうして、2つ目の召喚が?」


「俺は、召喚獣が2匹いるんだよ。」


 そう言った、ロイドは、マルテと呼ばれた穂先が2つに分かれた槍で攻撃してくる。


『ヴァイス、召喚獣って何匹も持てるの?』


『具現化できるのは、1体だ。持つこと自体は、複数持てないとは、言いきれないな。』


『なるほどー。ありがと!んじゃ、さっさとロイド片づけるとするよ』


『頑張るんだな。我が主がそやつのようなやつに負けたら我は、一生の恥だな』


『はいよ』


 ヴァイスと話した後覚悟を決めた空夜は、異空間から、1振の漆黒の片手用直剣を出した。


「それが、お前の召喚獣の武器か。なんか、普通だな」


「そう?まぁ、楽しんでよ!」


 そう言った空夜は、片手用直剣でマルテの刃の部分を攻撃した。すると、マルテは、見るも無残に砕けてしまった。


「う、嘘だろ?なんだよ、その武器。」


「秘密!」


 ニコニコとした笑顔で空夜は、ロイドの腕と足を切断した。もちろんロイドは、動けず審判が告げる。


「ロイド選手、続行不可能と見なし、勝者空夜」


 ちなみに、次の準決勝は、運良く勝ち上がれたクラスの男子であったが、空夜とロイドの戦いを見ていたためか、始まった瞬間降参した。


「次は、決勝かー。相手は、誰だろうなー」


「私よ」


 独り言を言っていた空夜に対して、よく知る人物が話しかけてきた。


「決勝ミシアなんだね!」


「そうよ!前回みたいには、行かないわよ?」


「お互い頑張ろー」


「えぇ、明日ね。」


 そう言って、空夜とミシアは、帰路についた。


――――――――――――――――――――――――――


「お帰りなさいませ、空夜様。」


「ただいまセシリア。」


「空夜様、お願いしたい事があるんですが、よろしいでしょうか?」


「ん?なーに?」


「明日お暇をいただけないでしょうか?」


「んー、理由を聞かせてほしいな」


 そう言った、空夜に対してセシリアは、奴隷になる以前、セシリアは、兎の獣人族の里で街に買い物に行く買い物係のようなものを任されていた事を聞かされた。


「なるほどねー。それは、仕方ないね。良いよ。行っておいで?」


「ありがとうございます。空夜様は、やはりお優しいですね」


「そぅ?」


「えぇ。首輪をはめられた私には、当時生きる希望と言うものが微塵もございませんでした。しかしながら、御主人様が、空夜様と言う事なら話は、別です。私は、空夜様をお慕いしています。毎日、何もされないのが、辛いのです。もう今日で限界なのですよ。空夜様、わかって頂けますか?私の気持ち・・・。」


 そう言いながら、空夜の首に手を回し体を密着させるセシリア。セシリアからする微かな甘い香りが、空夜の嗅覚を刺激する。


「セシリア、」


「空夜様、私の事愛して頂けませんか?空夜様の愛が欲しいのです。いえ、むしろ空夜様以外の愛など価値のない不要な物です。私には、空夜様が全てです。」


「なんで、セシリアは、そこまで言い切れるの?」


 空夜の、純粋な疑問であった。そして、同時に恐怖も抱いていた。空夜は、両親を失ってからと言う物愛と言うものを全く理解できていないでいた。両親から注がれるべき愛情を十分に注がれていないが故だ。知らないものを知るという事は、恐ろしい事である。だから、今まで避けてきた。逃げてきた。しかし、どうやら今は、逃げれそうにない。今逃げてしまうと大事な何かを失うとともに大事な人を傷つけてしまう。


「空夜様を愛しているからです。」


 真っ直ぐ空夜を見つめるセシリア。その瞳には、決意の炎が静かに燃えていた。


(あぁ、どうやらこれ以上逃げれない。覚悟を決めるしかないな。)


 心の中でそう思った空夜は、セシリアに尋ねた。


「セシリアは、ずっと俺のそばにいてくれる?」


「もちろんです。むしろ、私の居場所は、空夜様の御近く以外は、御座いません。こんな私をそばにおいていただけますか?」


「わかった。」


 その言葉を聞いた途端、セシリアは、空夜の唇を自分の唇で塞いだ。そして、空夜の口の中に自分の舌を入れて空夜を味わっている。


「んん…セシリア・・・」


「空夜様・・・どうか、私に御寵愛を下さい。」


「わかった。」


 そう言った空夜とセシリアは、晩御飯の事も忘れて寝室に向かった。そして、空夜とセシリアは、お互いの初めてをその晩失った。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


次回は、予選編決勝戦です!空夜とミシアが戦います!


少しでも読みやすくて頭の中で想像できるよう最大限努力をしようと思います。


そして、セシリアと空夜の関係が進展しました!どこまで書いていいのか、さじ加減があまりよくわからないのですが、あの程度は大丈夫なんでしょうか・・・?わかんないです!


次回も、のんびりまったり待っていただけると有難いです!

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