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異世界黒白物語  作者: 月華麗月(ゲッカレイゲツ)
13/17

11話:予選(開始編)

~この作品を読むにあたっての注意事項及び謝罪~


※趣味と気分で描いた作品ですので、非常に読みにくいかもしれませんが、目をつぶる等の寛容な対応をして頂けると幸いです。


※更新速度は、非常に遅いと思われます。


※御意見、御感想、アドバイス等頂けたら、非常に嬉しいです。自分が好きで書いた物を他人に読んで貰えるというのは、非常に有難い事であると個人的に考えています。


※作中の文章で不快な思いをされた方、作品を読む以前に言っておきます。不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。

 空夜は、目の前の凛とセーフティー結界の中で向き合っていた。空夜からすると、初めての大会である。


 この世界における大会は、お互いの技術がどれだけ進歩したかを確認すること以外にも、今いるクラスが適正であるかどうかの確認。他国との親交も含まれている。そして、大会で優勝するとどうやら豪華賞品がもらえるらしい。空夜からすると、本気で戦うことが出来る相手に出会えれば、それで満足である。


「では、両者位置についてください。それでは、予選第1回戦空夜vs凛の試合を開始します。」


 試合が、始まった途端、凛は、右手に紫色の魔方陣を2つ展開した。


「第2段階補助魔法バインド」


 すると、凛の手から魔力の蔓のようなものが伸びてきた。それを冷静に、シールドを展開して回避すると、今度は、左手に紫色の魔方陣を5つ展開している。どうやら此方の動きを止める事を考えているようだ。


「第5段階補助魔法チェーンバインド」


 今度は、魔方陣から鎖が4本出て来た。空夜は、刀を異空間から取り出し鎖の切断を試みたが、どうやら刀では、不可能のようだ。器用に体を動かして鎖を交わして、右手に緑色の魔方陣を3つ展開した。


「第3段階攻撃魔法風属性ウィンドカッター」


 空夜が、そう言うと魔方陣から風の刃が4本飛び出して鎖を切断した後に凛に向かって飛んで行った。すると、凛は、紫色の魔方陣を4つ展開して呪文を唱えた。


「第4段階補助魔法結界」


 呪文を唱えると、凛は、半透明な水色の立方体に囲まれた。ウィンドカッターは、結界に直撃して消滅した。


「凛さん中々やるねー」


「く、空夜さんも、強いです。」


 戦闘中そんな会話をしていると、凛の右手に紫色の魔方陣が8つ展開された。


(うお、マジかよ)


 それを見て驚いた空夜は、右手に7つの紫色の魔方陣を展開してほぼ同時に呪文を唱えた。


「第7段階補助魔法ワールド」


「第8段階補助魔法グラビティバインド」


 空夜の周りを半透明の黒い靄がつつんだ途端、地面に白色の渦が現れた。


「はぅ、これもダメですか・・・」


「んー、凛さんの補助魔法は、やっぱりすごいなー」


「じゃあ、本気で行きますね。具現化、雷鳥」


 そう言うと、白い渦が消えて凛の後ろに雷を纏った鳥が現れた。


「スズ、行くよ。具現攻撃雷鳥奥義サンダーストーム」


 凛がそう言うと、雷鳥から、いくつもの稲妻が空夜に向かって放たれた。土ぼこりが舞いあがっている中から出て来たのは、汚れ1つない空夜だった。


「ほんじゃ、ぼちぼち行くよー」


 空夜が、そう言うと、右手に黒色の魔方陣を10個展開した。それを見た凛は、驚いた顔をしているが、すぐに冷静になって紫の魔方陣を7つ展開した。


「第10段階攻撃魔法闇属性ヴァルヴェリト」


「第7段階補助魔法ワールド」


 凛の周りに半透明の黒い靄がつつむと同時に、凛の周りをいくつもの魔方陣が半球状に囲んだ。そして、10個の黒い炎が、魔方陣に灯ると凛の近くに黒い球体が発生する。黒い炎が、球体に向かって凛の纏っている靄に当たると何故か靄が消えた。


「え?どうして・・・」


 驚きを隠せない顔をしている。このヴァルヴェリトの黒い炎は、自分が使っている魔力より少ない魔力で構成された結界系の補助魔法を無効化する能力があることをヴァイスに聞いていた。このことを知らない凛は、空夜からすると驚いて当然である。


 靄が消えた凛に黒い球体から放たれたいくつもの波動はすべてクリーンヒットした。セーフティー結界の中だから気絶で済んでいるが、普通に考えたら、死に直結している。それを見た、審判は、言った。


「勝者、空夜。」


 空夜は、無事に1回戦を突破した。



――――――――――――――――――――――――――


 続く2回戦も、空夜は、ヴァルヴェリトを開始早々発動させてBクラスの生徒を一瞬にして倒した。こうして空夜は、Bクラス内ベスト8に残った。その日は、2回戦までで、次の日に3回戦が決まっていた。相手は、男子クラス委員長のロイドであった。


「空夜君、明日は、良い試合をしような」


「望むところです。」


 空夜とロイドは、明日の健闘を誓い合った。家に帰った空夜を出迎えたのは・・・何故か裸エプロンのセシリアだった。


「空夜様ーおかえりなさいですー!」


「えーっと、色々突っ込みどころが満載なんだが、俺は、どうすればいいの?」


「私をおいしくいただいてください!」


「うん。却下。」


「ひどい」


 涙を浮かべるセシリア。それを見かねた空夜は、


「そう言えば、セシリア、お腹が空いたんだけど御飯準備できてる?」


「もちろんです!着替えてきてください!」


「セシリア、さっきの嘘泣きだったんだね。」


「はぅ、ごめんなさいです。」


「悪い子には、御仕置だね?」


 セシリアの耳元でボソッと言うと顔を真っ赤にしたセシリアは、その場に座り込んでしまった。


 もちろん、その晩は、セシリアに御仕置と言う名目で、ベッドの上でおいしくいただく・・・


 と言うおいしい展開は、起きずに、平和に過ごした。翌朝、おはようのキスをしようとしたセシリアに対して、昨日の御仕置と言って今日1日キス禁止を言い渡した時、セシリアの顔色が真っ青になったのは、容易に想像できる。

最後まで読んで頂いてありがとうございます!


そして、言葉足らずな文章で申し訳ないです。

後々修正してより良い物にしていきたいです。


凛vs空夜が、予想より文字数が多くなってしまいました!もっとあっさり空夜が勝つ予定だったんですけど、なんとなくアイディアが浮かんで急遽長くしました!

そして、セシリアと空夜、いつになったらセシリアの思いが叶うんでしょうか?そもそも叶わないかも?この辺は、のんびり考えながら書いていきたいです。


次回作も楽しみにしていただけると非常に有難いです!

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