表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

 その日の夜は雨になった。

 予報では、台風が近づいているらしく、時々、最近の天気は、こうしてあっという間の土砂降りとなった。

 今週末にはもう本土を抜けるという予報なので、海の日は、大丈夫だよ、と友達が言っていたことを薺は思い出していた。

「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしています」

 薺は近くにあったコンビニでビニールの傘を急遽、購入した。それから、真っ暗になってしまった宵闇の中を、薺は傘をさして、雨の中、一人で歩いて家に向かって歩き始めた。 

 ……突然、雨にふられちゃったけど、とりあえず傘を買えてよかった。

 ほっと安心しながら、雨の中を薺は歩いていた。

 雨は、だんだんとその勢いを増していた。

 周囲はとても静かだった。

 明かりもなく、人も誰もいなかった。

 ざーっという雨の降る音が聞こえる。

 その音に薺はじっと耳をすませていた。

 そうして、夏の夜の雨の中を薺が一人で歩いているときだった。

 薺は急に、自分の背後の『暗闇の中』に、なにかの気配を感じ取った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ