表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

新たな日常

これから話すのは、SFでもないし、かといって異世界で生活したり、魔王を倒したりする物語でもない。

人間の僕がこの中学校生活最後の一年間を現代世界で体験した出来事だ。今思うと、なんかあの一年間は僕の妄想や夢だったのかもしれないと思う。

さてと、前置きはこれくらいにして、僕のあの輝いていた一年間をお話ししよう…。

……

……


ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ、(目覚ましの音)

母「疾風(はやて)ー!早く起きなさーい!今日始業式でしょー!」


僕「分かってるよー!っと今何時だ…って!やべっ!」

どたたたたた(階段を降りる音)


僕「お母さーん!もっと早く起こしてよー!」


母「ずっと呼んでたわよ…」


僕「まあいいや、僕適当にパンとか食って行くからね!」


母「あ、ちょっと疾風(はやて)!ちゃんとご飯を食べなさい!」


僕「時間ねーんだからしょうがねーだろー!」

ガチャ、バタン(玄関を出る音)


僕「やべー、初日から遅刻するとこだった〜」


僕の名前は疾風!シップウって書いて はやて だ!

一人称は僕だったり俺だったりする!今年から中学3年生!結構名前読みにくいからクラスメイトに覚えられるの難しかった〜。

今に思えば笑い話だけど国語の四字熟語で疾風迅雷を教えられたときはクラスの全員が、はやて迅雷!はやて迅雷!ってうるさかったなー。あとなんか犬の名前みたいだし。

まあ疾風だからその名の通り足は速いし運動神経は抜群!って言われたりする。

部活は陸上部でエースだった!でももうそろそろ引退だな〜。1年にも抜かれてきたし…。

いや!くよくよしても仕方ない!今年は受験だし!

前向いて挑むぜ!


僕「えーと、今年のクラスは…3-6か…」


?「また同じクラスだな!はやて!」


僕「その声は、渡辺か⁈」


渡辺「おうよ!」


こいつは渡辺(わたなべ)、小学校2年の時に知り合った、小学校から同じクラスが多くて、まさか今年も同じになれるとは…


渡辺「じゃ、一緒に我がクラスに行きますか」


僕「そうだな」


そういえば名簿書いてあったけど知ってる名前多かったなあ… 今年はまた楽しくなりそうだぜ!

胸が高鳴った、僕はこれからどんな学校生活を送れるのかを楽しみにしていた…。

でも、まさかあんなやつと出会う事になるとはこの時は思ってもいなかった…。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ