恩返しをしましょう その6
巨大女王蟻戦、佳境に入ります。
冷静に考えると主人公のチートっぷりがとんでもない<恩返しをしましょう その6>開幕~♪
伸びてきた脚は獲物を探して暴れている。見つけられなくて苛ついているのかもしれない。しかし、このままだと、こちらに被害は出なくても、本体に攻撃もできない。剣を構えたはいいけど、斬りつけてもさらに暴れるだけのような気がするし、どうしたもんか。
不意にちょっと思い付いて、松明に火を付ける。
「ご主人様?何を?」
「ん?この脚、邪魔だな~と思ってな。とりあえず、引っ込めてもらおうかと。」
言って、暴れる脚の先を炙ってみる。予想通り、脚がビクンッと震えたかと思ったら、そのまま広間の中に引っ込んでいく。いくらデカくても、見えないトコで急に脚の先が熱くなったら、ビックリして引っ込めるよな。
「さ、とっとと倒して帰ろう。いい加減疲れた。」
「「はいっ。」」
俺を先頭にして広間に滑り込む。女王蟻は思ったよりも奥に引っ込んでいた。いきなり炙られてよほど驚いたんだろう。俺のやってる事は大概酷いとは思う。
「キシャァァァァッ!」
俺達の姿を捉えて、威嚇の咆哮と共に前脚を振り上げる。
「ウラァァァァァァッ!!!」
振り下ろされる前脚に合わせて、フランベルグを振り上げ、その先端を斬り飛ばす。苦悶の鳴き声を上げる女王蟻にセレアが突っ込み、下に潜り込んで身体の継ぎ目に刃を埋める。痛みに暴れ、セレアを踏み潰さんと6本の脚を立て続けにセレア目掛けて叩きつけるが、異常に速いセレアには掠りもしない。だからと言って、セレアだけに集中し過ぎだ。今はこっちの方が数が多い。
そう、あれだけ居た巨大蟻の群れはもうその姿を消して、残るのは巨大女王蟻のみ。引っ込んだからといって、相手に有利な状況へ自ら突っ込み、最後の1匹まで愚直に突撃を繰り返したのだ。もし、こいつに護衛を少し残しておく程度の知能があれば、かなり厄介な相手だっただろう。
俺が懐に潜り込み、それを撃退しようとセレアに集中していた攻撃が分散される。俺は叩きつけてきた脚を斬り飛ばし、回避に余裕のできたセレアがさらに身体の継ぎ目を斬りつける。女王蟻は苦悶の鳴き声を上げ、怒りに任せて大顎を大きく開く。セレアがそこに剣を突き立てようと疾走するが、俺は嫌な予感と共に、セレアの突撃を脇から抱え上げて、そこから大きく跳び退く。それと同時にまた消化液が地面を溶かした。
「す、すみません。ご主人様。」
「いんや。勘が当たっただけだよ。だから、次も助けられるか自信が無い。消化液だけは徹底的に注意しててくれ。アレはちょっとでも当たったら一気に戦闘不能だ。」
「はい。」
言って、再び巨大女王蟻に2人で斬りかかっていく。
それから、何十度目かの俺とセレアの斬撃が巨大女王蟻の巨躯を引き裂いた後、巨大女王蟻はようやくその動きを止めたのだった。念の為、頭を斬り落として、俺もセレアもその場に座り込む。
あ~、疲れた。どれだけタフなんだよ、こいつは。
幸い、増援も来る事なく終わったから良いようなもんの、そうでなかったら体力的にヤバかった。
「無事かぁ?セレアもリアも~。」
「「はい。」」
疲れ果てたセレアと比較的元気なリアの返事が重なる。
「結局、私は何もできませんでした・・・タカシ様とセレアさんの動きにはとてもついていけそうになくて、攻撃に参加してもただ足を引っ張る事になりそうでしたので・・・・申し訳」
「だぁかぁらぁ。リアには帰り道の安全確保っていう、代わりが他にはできない大切な役があるだろ?だから、頼むぞ。」
「は、はいっ!も、勿論ですっ!」
ったく。前線で戦うだけが全てじゃないってのに。
「ご主人様も、お怪我はありませんか?」
セレアはヨロヨロと俺に歩み寄ってきて
「おう。無傷記録更新中だ。」
俺の返事と共に側でまた座り込む。グッタリしてんのに、無理して動くんじゃないの。心配し過ぎだ。
「良かったです・・」
言いながら俺に体を寄せる。
「ご主人様は無茶をし過ぎです。こんな巨体の振り下ろしを正面から斬り返すなんて、いくらご主人様でも肝が冷えました。」
セレアの声がちょっと怒っている。
「あ~・・・」
言われてみたらムチャクチャだよなぁ。体重差を考えたら、有り得ない事をしてた。うん、弁解の余地が無いから、頭を撫でて誤魔化してみる。
「ごめんごめん。なんかイケる気がしてな。」
「・・・規格外もいいところです。ご主人様は。」
尻尾を振りながら、肩に頬を擦り寄せるセレア。よし。誤魔化しに成功。素直な子で助かる。
「タカシ様、討伐証明部位の回収をしてきてよろしいですか?」
若干ジト目でこちらを見ながら、雰囲気をぶち壊すリア。
すみません。見てて鬱陶しいのは理解してるんですが、セレアが可愛いからつい構ってしまうんです。そういうのではないので、勘弁してください。
「頼むよ。リア。さすがに腕が怠すぎる。」
「はい。」
作業に取りかかるリアをムスッとした表情で見るセレア。
どんだけ撫でられるのが好きなんだよ。宿に戻ったら、寝るまでずっと撫でてやる。ついでに、また耳も触らせてもらおう。セレアも喜ぶし、俺も楽しいし。SAN値は削れる一方ですが、図らずも死ぬ程に疲れて邪念を払おう計画は成功してるから大丈夫・・・・な筈・・・多分・・・・いやっ、1度は耐え切った鋼の自制心を総動員すれば、疲労っていう援護もあるから大丈夫だっ。
戻ってからの個人的な戦いの戦力分析をしていると、リアが薄紫の球体を持ってくる。
「お待たせしました。巨大女王蟻の右眼です。どうぞ。」
リアから右眼を受け取る。想像していたのと違って、石みたいに硬い。それに、中に金粉のような物が煌めいていて、右眼だと言われなければ宝石だと思うだろうくらいに綺麗だ。
「これ、まさかとは思うけど、宝飾品みたいに取引されたりするか?」
リアが怪訝そうな顔をする。
「はい。魔力による加工は必要ですが。ご主人様の故郷では珍しい物なんですね。」
「あぁ。タカシ様は別の大陸の方なんですね。」
セレアのフォローにリアの怪訝な表情が払拭される。
あ、危なかった。常識の範囲の話だったのか。セレア、ナイスフォローッ!!!
こっそりと親指を立てると、セレアの尻尾が激しく左右に揺れる。
「あれ・・・?」
しかし、リアの表情が再び怪訝なものに染まる。
「す、すみません。よろしければ、その右眼を拝見させていただけませんか?」
急にどしたの?
「ああ。構わないよ。」
再びリアに右眼を渡す。リアは間近で右眼を覗き込み、瞼を擦っては見直して擦っては見直してを数回繰り返す。
おい、まさかとは思うけど・・・
「どっ、どどどどどどっ、どうして!?!?加工済みになってるぅぅぅぅっ!?!?!?!?」
動揺し過ぎて素の口調になって絶叫するリア。
そして、その絶叫は俺の予想を裏付けるものでもあった。
マズイ。また勝手に加工されたらしい。しかも、リアの反応からすると、巨大女王蟻の右眼の加工は簡単お手軽ってものでもないらしい。せっかくセレアがフォローしてくれたのに。
「こ、こ、これ、私が持ってきた時はただの右眼でした。タカシ様が手に持って、セレアさんの話の後に何か少し光ってるような気がしたんですけど・・・・タ、タカシ様が、やったん、ですよ、ね?」
見たままに考えればそうとしか考えられないが、自分の中で出た結論が信じられないといった表情と声音のリア。どう誤魔化すか、動揺した頭で返答を考えていると、
「当然です。」
セレアも初めて見た筈なのに、何故か動揺ゼロといった様子でリアの言葉を肯定する。何故に君は平然としてるの?
「と、当然って、これの加工は人間族の上級魔術師が数日かけてやっと完成するようなものなんですよ!?魔法面では人間族よりも優れているエルフの上級魔術師ですら丸1日はかかるような、緻密で精細な魔力操作が必要な工程を、ただ持っているだけにしか見えなかったのに、ほんの一瞬で終わらせて、しかも、とんでもなく凄い仕上がりなんですよ!?」
マジか!?そんなとんでもチートだったのか、これ!?ますます誤魔化しようがなくないですか!?
「ご主人様ですから。」
リアの言葉の勢いも俺の内心の動揺も、どこ吹く風といった様子の涼しい口調であっさりと答えるセレア。なんですか?その<ご主人様ですから>ってのは。
あんまりと言えばあんまりな回答に、リアもあんぐりと口を開いて二の句を継げないでいる。
「そんな事より、加工済みの巨大女王蟻の右眼は非常に高価な宝飾品だと耳にした事があります。冒険者ギルドに討伐証明部位として提出するより、他で売ってしまった方が恐らくご主人様の収入は大きくなるかと思いますが、提出すればご主人様の昇級は間違いないと思います。何せ、たった2人の奴隷を連れて巨大女王蟻の討伐に成功されたんですから。どちらを選択されても、ご主人様にとっての利益は大きいですよ。」
「そ、そんな事よりって・・・」
「依頼の結果において、ご主人様の利益になるかどうか以上に重要な事がありますか?」
あるわけないですよねという語尾が聞こえてきそうな口調で問い掛けを行うセレア。リアは少しの間、何かを言おうとして口をパクパクさせるが、
「・・・そうですね・・・無いと思います・・・」
ガックリと項垂れて、いろいろ諦めたような口調で同意した。
うわぁ。とんでもなく力押しで納得させちゃったよ。いや、すっごい有り難いんだけどね?追及されると俺が異世界人だって事にまで話が及びかねないし、リアにはその事を教えたくはないから。でも、さすがにコレは・・・なぁ。他に良い手が浮かんだわけでもないから仕方ないけど。
脱力したリアが復活するまでの間、俺達も小休憩を取っていると、そこに複数の冒険者達がやってくる。
「「「な・・・・」」」
恐らく、倒された巨大女王蟻を見てだろう。全員絶句する。かなりの苦戦を強いられたようで、総勢十数人が皆ボロボロという感じだ。それなのに、たった3人しかいない奴らがボスを倒したんだ。絶句するのも無理はないと思う。
「お、お前ら、あ、いや、あんた達が・・・・倒した、のか・・?」
「他にいますか?」
誤魔化しようもないので、素直に認めておく。
「こ、ここに入るすぐ手前の所で、スゲェ数の蟻どもの死骸があったんだけどよ・・・それも、あんた達、だよ、な・・・」
自分で自分に確認するかのような口調でいう30代のゴツい男性冒険者。
「俺達しか先行してないでしょう?」
「だな・・・やっぱり、噂は伊達じゃねぇって事か。ましてや、銀級だ。噂だけな筈がねぇやな。分かった。じゃあ、俺らは引き上げだ。」
踵を返してそれぞれ引き上げていく。
あ~あ・・・コレでさらに噂になるなぁ・・・・さっさと王都を出ておかないと、要らんトラブルが舞い込みかねんよなぁ・・・・
「リア。」
「え?あ、は、はいっ。」
「悪いけど、帰りはリアにも巨大蟻の触角の運搬を手伝ってもらいたいんだ。でも、無理はしないでほしい。何回でも言うけど、役に立つ立たないは関係無く、リブラレールまでは必ず送る。不自由もさせない。信じられないかもしれないけど、約束する。」
「は、はい。ありがとう、ございます。」
「うん。それを前提に答えてくれよ?運搬を手伝ってもらっても、体は大丈夫そうか?」
「え?か、体?わっ、私ですか!?もっ、勿論ですっ!」
「・・・ホンットーに無理してないか?運搬の手伝いを頼みたいのは、単に稼ぎの上乗せの為だけだから、無理をする必要は全く、これっぽっちも、欠片程も無いんだぞ?」
何故か頭を抱えるリア。
「・・・あの、失礼を承知で言わせてもらっていいでしょうか?お叱りも罰も覚悟の上ですので。」
「うん。」
罰は当然として、よっぽどの事でもない限りは美人と可愛い子には怒る事もありませんよ?
「ありがとうございます。では・・・」
リアは1つ大きく深呼吸をする。
「冒険者にとって、稼ぎを大きくしようというのは当たり前の事ですし、その為に奴隷に討伐証明部位を持たせるのも当然の事です。それに、奴隷は元が取れれば少なくとも損ではないという程度のものです。確かに、私はタカシ様と正式に奴隷契約を交わしているわけではありませんが、暫定的にとはいえ、タカシ様は私の主人なんです。ですから、そのように気遣っていただく必要などありません。命令違反の呪印は発動しませんが、リブラレールまで連れていっていただく為にタカシ様にご同行させていただく必要がある以上、私はタカシ様に逆らえません。なのに・・・・どうして、そんなに優しくしてくれるんですか・・・?」
「え~と・・・・そんな大した理由でもないんだよなぁ・・」
理由らしい理由があまりにも底が浅すぎるもので、口にするのも恥ずかしいんだけど。
「美人だから。」
「・・・・・・・・・は?」
えぇいっ、何回も聞くなっ。呆れるなっ。恥ずかしいっ。
「だからっ、リアが美人だからだってのっ。女の子には優しく、美人にはなおさら優しくってのが男って生き物なんだぞ。」
リアは耳までボッと赤く染まる。
「え、えと・・・・あの・・・・・ほ、本気で言ってますか?それ。」
もうヤケクソだ。
「本気も本気だ。言ったろ?大した理由でもないって。」
胸を張って言い切ってやった。くそハズイ。
「だから、逆らえないってのなら、これだけは守ってくれ。無理も我慢もしないってな。」
「は、はははは、はいっ。あの、えと、その・・・・ありがとう、ございま、す。」
俯いてしまいながら、礼を言うリア。
「やっぱりご主人様はお優しいです。」
言いながら俺に肩を寄せるセレア。
「単純なだけだよ。」
「いいえ。もし、そうだとしても、ご主人様がお優しい事に変わりはありません。」
このフォロー上手め。
それからもしばらく休憩して、3人で持てるだけの触角を集めた後、巨大蟻の巣を後にした。リアも無理はしないと約束してくれたので、持ってもらう事になったのだ。勿論、1番の収入になりそうな加工済みの右眼、複眼の宝玉という名前らしい、は俺のリュックの中に回収済みだ。
幸い、帰りは蟻の出現は無し。さっき来た冒険者達がボロボロだったから、恐らく、他に潜んでいた奴らは彼らが倒してくれたんだろう。
巣を出たら、もう周囲は暗くなってきていた。約半日も巣の中にいた事になる。そりゃ疲れる筈だわ。
とりあえず、蔦を使って追加回収した触角をまとめる。それから、今回もセレアの先導の下、迷う事無く、森を脱出に成功。俺なら間違いなく迷ってた。やっぱり、今後もセレアを頼りにしよう。
で、野宿にするか、強行軍で街に戻るか少し悩んだが、街までがかなり遠い上に、各人疲れが限界っぽいので野宿をする事に決定。強行軍で戻っても、多分、最初に俺が音を上げるから無理。銀月亭のベットが恋しくて堪らないけど。
今回はリアを含めた3人で見張りを交代して夜を明かし、翌早朝に出発、昼過ぎには街に到着できた。道中は相変わらず平穏だった。途中の川で水浴びをして、大まかに汚れも落としておいたので、すぐに冒険者ギルドへ。
ギルドに入るや否や、周囲の冒険者がざわつく。
これは既に噂になってるな・・・居心地ワリィ・・・・
そそくさと奥のカウンターに行き、受付へ。
「すみません。緊急依頼の結果報告にきました。」
「あ、はいっ。もうお話はお伺いしてますよ。凄い、と言うか、凄まじいですねぇ。」
若い受付女性が目を輝かせて言う。
「あ~、いえ。そんな。運にも助けられてますから。」
「またまたご謙遜を。あ、ではまずは褒賞金の方からですね。って・・・・凄い数・・・・」
俺達が抱えている触角を見て、軽くフリーズする受付女性。
「・・・お話には伺ってはいたんですけど、やっぱり実際に見るとインパクトが違いますね・・・あ、すみません。討伐証明部位をどうぞ。」
「はい。」
カウンターにそれぞれが抱えていた触角を積み上げる。まとめて置かれたのを見て、再び軽くフリーズする受付女性だったが、すぐに復活して、別の人も呼んでカウント開始。お手数をお掛けします。
待つ事、しばらく。総数にして231本。219450エニー。出発前の残金が26エニーだったから、これで資金合計は219476エニー。よしっ!これで、アンナちゃんへの恩返しは確実にできる!
「? あの、失礼ですが、巨大女王蟻の右眼はお持ちではないでしょうか?」
「あぁ、それなら、申し訳ないんですが、証明としての提出ではなく、換金させていただこうかと思ってます。うちのパーティーにエルフが増えましたんで。暫定的に、ですが。」
これは聞かれると思っていたから、用意しておいた答えを返す。これで問題なさそうかも事前にセレアに確認済みだ。
「あぁ。なるほど。しかし、よろしいのですか?加工に失敗したら、1エニーにもならなくなりますが。それに、その場合は昇級も認定されません。」
「その時はその時ですから。資金がこれだけあれば、万一の時でも致命的でもないですし。」
この確認の質問については、リアから指摘が入ったから、その回答も無難なものを準備済み。
「そうですね。上手くいけば一攫千金ですし、今回の報償金額も単独パーティーとしては恐らく歴代1位でしょうから。」
マジか。もう目立ちまくりじゃないか、それ。回答は無難でも結果が全然無難じゃないぞ。いやまぁ、多少ムチャクチャしてたんだろうなぁって自覚はありますが。
今回は仕方がない部分があったから不可抗力という事にして、次の街では絶対に大人しくしておこうと心に堅く誓いながら冒険者ギルドを後にした。
基本的に注目されるのは苦手なのだ。キョドってしまう。
本来、【加工】の能力は主人公にその物体を加工する意志がないと発動しません。ただ困った事に、主人公はなんとなくで発動させているので、無意識に加工したいと考えてしまっても発動してしまいます。初回発動時には薬草のあまりのニオイに<何とかしたい>と思ったから、今回はセレアの発言から<加工後を見てみたい>と感じたから発動してしまっています。
意識的に発動させるようになれば、暴発的に発動する事はなくなるんですが、主人公がそれに気付くのはまだ先のようです。
では、<小心者の物語>一旦の閉幕とさせていただきます。次回もお付き合いいただければ幸いです。
2016/4/9 本文の一部を修正しました。