第5話「見つけた何か」
「密室殺人が起きる…」
有名占い師、心屋和香留は田中ショッピングセンターでのイベントで殺人を予知した
しかし、それが現実となってしまう
この不可解な事件に、蒼探偵と高松刑事が挑む!
捜査は難航する中、蒼探偵と高松刑事と和香留はさっきいたイベントの階の2階の部屋にいた
「俺たちはこの部屋にずっといたしなー」
「高松刑事、犯人は誰だと思います?」
「んー、やっぱりスタッフの誰かとかかなー」
2人は悩んだ、そんな時蒼探偵はふっ、とあることを考えた
「和香留さん!」
「はい?」
「犯人が誰か占ってもらいませんか?笑」
「え?」
和香留は驚いた。高松刑事も驚いたが数秒後になぜそんなことをするのか理解した
「和香留さんなら、犯人わかるかなって…。無理ですかね?笑」
「や、やってみます!」
和香留は早速、水晶をだして占った。
しかし
「ダメです… わかりません…」
和香留は落ち込んだ
「そんな落ち込まないでください
俺も無理なお願いをしてすみません」
「いえいえそんな…」
部屋は静かになった
部屋にある時計の音だけが聞こえた
それも、大きく聞こえた
こんな音が時計から聞こえるのかというくらい大きく…
「ちょっと、トイレに行ってきます」
蒼探偵はトイレに行った
トイレは部屋から少し歩いたところにあり、和香留が3分かけて帰ってきたことを思い出したが、変だとは思わなかった
トイレに行った後、蒼探偵は3階の清貴副社長が殺された部屋に行った
そこにはまだ警察がいた
ドアの近くに立ち入り禁止のテープがあった
部屋の前で蒼探偵は考えた
『全員にアリバイあり…
清貴副社長は腹から刺された…
つまり、相手の顔を知っている…
鍵をかけるには3分はかかる…
和香留は3分でトイレから帰ってきた…
犯行時刻とはあわない…
最新セキュリティーのドア…
1番の壁…
和香留は犯行を予知していた…
3つの鍵…
え、3つの鍵!?』
蒼探偵はなにかに気づいた
蒼探偵はすぐに2階に行き、高松刑事を呼んだ
そして、その3階に行き蒼探偵はある人物に電話した
「もしもし?
俺だけど
ちょっと、教えて欲しいことがあるんだけど
あの、ドアのことについて…」
そして、電話が終わった後、高松刑事に自分の推理を話した
さらに蒼探偵は
「もしもし
ちょっと、調べて欲しいことがあるんだけど」
また違う人に電話した
「おい、蒼探偵
まさか、そんなことがあるのか…」
「ありえるんです
さっき、ドアのことも聴きましたし
それに…」
「ピロピロピロピロピロピロ」
iPhoneの聴き覚えのある着信音が鳴った
「もしもし
うん…うん…
え!本当に?わかった!ありがと!」
何かがわかったらしい
「高松刑事、全てが繋がりました
今何時ですか?」
えーっと、夕方の4時半だけど
2階に行きましょう!
2階の部屋に行くと、和香留はいなかった
「社長はどこの部屋ですか!?」
「えーっと、確か4階だったよーな」
「急ぎましょう!」
蒼探偵と高松刑事は走って4階に行った
この物語はフィクションです
実際の名前、団体は架空の物です
作者の雅 優人です
何かに気づいた蒼探偵
さらに、急いで社長室へ
ヒントは、あのドアに鍵をかけるにはどーすればあいか